先月下旬につくね芋を収獲しました。
私は収穫の目安を蔓の葉が黄色になる頃にしていますが、今年は気温が高かったため黄色に色づくのが遅く、僅かに色づき始めた頃に収穫しました。
そのためでしょうか、やや小ぶりの芋が目立ちました。
「つくね芋」
つくね芋とは、通称「大和芋(やまといも)」と呼ばれ、関西でよく出回る品種で、ゴツゴツとしたこぶしの形をしています。
いろんなタイプの山芋の中では最も粘り気が強く、加熱するとふっくらとする特性をもち、食感も濃厚です。
もともと奈良に多く見られたことから関西ではこれを大和芋と呼んでいます。
・葉っぱが僅かに黄色に色づき始めたつくね芋の蔓です。
「ヤマノイモの種類」
つくね芋はヤマノイモ科、ヤマノイモ属の芋です。
ヤマノイモ属の芋は大きく分けて次のように分類されています。
①自然薯(じねんじょ)
②大薯(だいしょ)
③薯蕷(じょよ)の三種があり、
薯蕷は、・長芋・・・・・・むかごが着生する
・イチョウ芋・・・むかごが着生する
・つくね芋・・・・むかごは着生しない
の三つの品種に分かれます。
むかごの着生の可否は、雌雄同株か雌株かの違いによるようです。
・収穫するため蔓を切り取った株です。この後スコップで深く掘って収穫します。
今年はいつもより小ぶりの芋でしたが、まずまずの出来でした。
様々なタイプのヤマノイモの中でも、つくね芋は最も粘り気が強く、すりおろしてそのまま醤油を掛けて食べたり、とろろ汁にしたり、揚げ物にしたり、鉄板焼きにしても美味しくいただけます。
我が家では、すりおろして「とろろ」やお好み焼きなどで食べています。
・これが収穫したつくね芋です。 この中の小さいイモは来年の種イモにします。
「栄養価」
ネットによれば、ツクネイモには、アミラーゼ、カリウム、ビタミンB1が多く含まれているようです。
アミラーゼは、胃腸の働きを助ける作用があり、デンプンの消化促進には生食がよいとされています。
粘り成分には、スタミナ増強や強壮効果があるとされ、胃の粘膜を守るなどの働きもあります。
カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、高血圧などの予防・改善に効果があるとされています。
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わが家の庭には菊芋(キクイモ)を植えていて、先日掘り起こしました。
土のついたまゝ新聞紙などで包み、冷蔵庫で保存とありましたが、いつも放置していて食べ忘れることもあります。
らいちゃんの「つくね芋」を読んで、前記のキクイモのことを検索して知ったことですから、食べ忘れてしまわないよう、気をつけます。
ご指摘に従ってムチンを削除しました。
以後十分注意します。