昨日は秋の彼岸の入りで、26日までの1週間がお彼岸となります。
今年の夏は気象庁が観測史上最も暑い夏(6月~8月)と発表しています。
その暑さが彼岸を迎えた現在も続いており、関西を始め全国各地で真夏日が続いています。
大阪では最低気温も25度以上の熱帯夜となっており、「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句は今年は当てはまらなくなっています。
この夏の暑さが続いている今年の彼岸ですが、その暑さにも拘わらず、この彼岸に合わせたかのように彼岸花が咲きました。
ヒガンバナはどのように季節を感じでいるのでしょうか?
・暦通りに咲いたあぜ道の彼岸花です。
「彼岸花は何故彼岸に咲くのか?」
彼岸花は毎年同じように秋の彼岸、すなわち9月20日前後に花を咲かせますが、何故彼岸の時期に咲くのでしょうか?
ヒガンバナの生長サイクルは、秋に花が咲いた後に葉が出てきて、冬の間は青々としており、晩春には枯れてしまいます。
彼岸花は球根植物なので、夏の間に地下の球根は秋に花を咲かせる準備をして秋の来るのを待っています。
その準備は8月の中頃には完了し、最低気温(地温)が20℃前後にまで下がってくると、一斉に球根内部から花茎が伸び始め、地上30~50cmまで伸びて開花します。
関西では、最低気温が20度前後にまで下がってくるのがちょうど秋の彼岸の頃なので、彼岸花がこの時期に開花するということです。
従って、年によって9月上旬に急に涼しくなれば早く咲いたり、反対に彼岸を過ぎても暑い日が続くと、10月になってから咲くこともあるようです。
「暑い今年は地温が20度になったのか?」
しかし、今年は未だに熱帯夜が続いています。
果たして地温が20度くらいまで下がったことがあったのでしょうか?
朝、畑に行くとほとんど毎日、あぜ道の雑草は、雨の後のように露で濡れています。
畦道ではこの露によって地温が下がっているのかも知れません。
もし、そうであるならば、ヒガンバナって僅かな地温の変化を敏感に感じ取る能力を持っている植物のようですね。
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いずれにせよ、お花は世情に関係なく季節に忠実です。われわれも、お花の咲いたことで季節を感じさせてくれます。
> 電球のような小さなものに入れられるとストレスがかかるでしょうね。「金魚迷惑だぞぅ!」
まさに、金魚にとっては近所迷惑な所業です。