人の気持ちの分かる人間になりたいと、思ってきた。深くうなずき、あなたの言葉の裏や、あなたの生きてきた人生や経験に想像を巡らしてみる。
でも、わからないことが多いじゃん。
よく話を聞いても、理解が足りないことがあるじゃん。
そんなときは、役不足の自分に、「やっぱり、なれないよ。人の気持ちの分かる人になんて・・」と思って、がっかりしたり凹んだりする。
35年間生きてきて、あんな人になりたいなぁ、と思う人物にたくさん出会ってきた。出会うだけじゃなくて、そんな憧れの人間と友人に発展している場合もある。友人になりながら、「いいなぁ、この人。やっぱりかなわないや。」って思ったり、時には嫉妬心さえ湧き上がることも。魅力的な友人ってさ、そうなんだよね。嫉妬してしまう。かなわないところがあるから。どうやってあがいても、その人にはなれないから。
中学生の時だった。
私はある人に片思いをしていたが、私の仲良しの友人も、彼に片思いをしていた。それを知っている私は、「私もあの人が好きなのよ!」と言えるはずもなく、心の内にしまっておいていたのだ。だけど、私の友人はとっても魅力的で、可愛くて、どうやってもかないそうにない。私は彼女が大好きだったのだ。嫉妬をするくらい。
そして、とあるごとに、彼女の仕草を真似してみた。うつむきながらクスッと笑う笑い方や、目を合わせずに首を横に少し振りながら話す話し方や、バレーボールで一所懸命にボールを追う追い方・・・。真似をすればするほどに、自分がむなしくなってしまって、みじめになってしまって、悲しくなってきた。何週間か過ぎた頃、私はとうとう壊れて、泣き出してしまった。周りの人たちは、いったい急にどうしたの?と言って、訳が分からない様子。でも、私は泣いて泣いて泣きじゃくった。「なんでもないの。」と言いながら。(まるで、女優みたいさーね。サーヤのことは笑えません・・)
そして、その後は、もう人の真似をすることをやめた。だって、真似たとしても、それは自分ではないからね。その人の振りをした、私という人間だからね。そんなこと、やってみないと分からない浅い人間なんだ、私って。
友人に嫉妬する。嫉妬するほど、大好き。
そう、この人のここが好き!あそこが好き!
その人それぞれに、いいところがあって、羨ましい部分があるものだ。と、いうことは、私にだって、そういう部分があるって、ことかしら?
そうだ、前向きにいこう。ポジティブにいこう。嫌味なほどにね。こんな寒い日には。
でも、わからないことが多いじゃん。
よく話を聞いても、理解が足りないことがあるじゃん。
そんなときは、役不足の自分に、「やっぱり、なれないよ。人の気持ちの分かる人になんて・・」と思って、がっかりしたり凹んだりする。
35年間生きてきて、あんな人になりたいなぁ、と思う人物にたくさん出会ってきた。出会うだけじゃなくて、そんな憧れの人間と友人に発展している場合もある。友人になりながら、「いいなぁ、この人。やっぱりかなわないや。」って思ったり、時には嫉妬心さえ湧き上がることも。魅力的な友人ってさ、そうなんだよね。嫉妬してしまう。かなわないところがあるから。どうやってあがいても、その人にはなれないから。
中学生の時だった。
私はある人に片思いをしていたが、私の仲良しの友人も、彼に片思いをしていた。それを知っている私は、「私もあの人が好きなのよ!」と言えるはずもなく、心の内にしまっておいていたのだ。だけど、私の友人はとっても魅力的で、可愛くて、どうやってもかないそうにない。私は彼女が大好きだったのだ。嫉妬をするくらい。
そして、とあるごとに、彼女の仕草を真似してみた。うつむきながらクスッと笑う笑い方や、目を合わせずに首を横に少し振りながら話す話し方や、バレーボールで一所懸命にボールを追う追い方・・・。真似をすればするほどに、自分がむなしくなってしまって、みじめになってしまって、悲しくなってきた。何週間か過ぎた頃、私はとうとう壊れて、泣き出してしまった。周りの人たちは、いったい急にどうしたの?と言って、訳が分からない様子。でも、私は泣いて泣いて泣きじゃくった。「なんでもないの。」と言いながら。(まるで、女優みたいさーね。サーヤのことは笑えません・・)
そして、その後は、もう人の真似をすることをやめた。だって、真似たとしても、それは自分ではないからね。その人の振りをした、私という人間だからね。そんなこと、やってみないと分からない浅い人間なんだ、私って。
友人に嫉妬する。嫉妬するほど、大好き。
そう、この人のここが好き!あそこが好き!
その人それぞれに、いいところがあって、羨ましい部分があるものだ。と、いうことは、私にだって、そういう部分があるって、ことかしら?
そうだ、前向きにいこう。ポジティブにいこう。嫌味なほどにね。こんな寒い日には。