ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

雨は神様のよだれかなぁ?

2010年03月16日 | 子ども
ポツポツと降ってきた雨に、車に乗っている次女がつぶやく。

「雨って、神様のよだれかなぁ?」

確かに、フロントガラスを見ると、よだれっぽい・・・。

「鼻水じゃなくて、よかったぁ。」って言ったら、爆笑してました。

二人で。

レベルの高い男

2010年03月16日 | これも自分あれも自分
その男は、私にとってとてもレベルの高い男であった。

その男は、口数は少ないが、とても雄弁であった。

その男は、どんな質問もじっくりと耳を傾け、有能なカウンセラーのようであった。

その男は、経済のこと、ビジネスのこと、教育のこと、体制のこと、環境のこと、女性のこと、男性のこと、子どものこと、欲望のこと、あらゆる質問に対して、的確に答えるのだった。

その男は、まるで観音様のように、笑みをたたえ、見守るのだった。

その男は、人の心をまるごと受け容れる度量があった。

その男は、私とは正反対であった。

その男は、クラシック音楽に造詣が深く、しかもそれをひけらかさない謙虚さがあった。

その男は、両親と家族をとても大切に思っていた。

その男は、自然への畏敬を抱いていた。

その男は、包み込むようなオーラで、守ってくれていた。





その男は、まさしく我が夫である。

今回、転勤が免れた。
またここで頑張らせてもらえる。

それは、私の役目でもあった。

私の役目は、私自信が頑張ることなのだ。

「仕事して!」「出世して!」「稼ぎを多くして!」
一度も言ったことはない。

私自身が、その土地その土地で行動することが、彼とのいいバランスを取っていると、勝手に思っている、身勝手な妻である。

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