ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

神様のお還りです

2011年08月04日 | 子ども
八戸三社大祭も、今夜の後夜祭で終わりです。

三社の神様たちも、きっとご機嫌麗しくなられて、

お還りになったことと思います。


神様といわれ、万物を見守ってくれる存在があるとするなら、

それらの存在に感謝と、御礼とを捧げるこの祭りは、

とても荘厳で、でもどこか静かな感じのするお祭りでした。


練り歩く時の歩調が、とても雅に見えます。

が、

綱を引っ張って歩くのは、ほんとうに体力がいります。

優雅に見えるのは、沿道から見ている方々にのみ。

実際に引っ張っている方としましては、

かなりな重労働で、

足も、腰も、そして腕も、

いろんなところが痛くなるのですよ。


でも、だからこそ、

楽しいんだと思います。

苦しみがあるからこそ、

「楽」ではないからこそ、

「楽しい」んです。


子どもたちが、毎日楽しく太鼓を叩き、

綱を引き、

掛け声をかけあいます。


えええ、もう終わりなのぉ??

もっと歩きたい!

と、発言したのは、小学1年生の娘でした。

ほんとうに、楽しいみたい。


また、来年ね!

そう言って、山車小屋まで歩きました。


納め太鼓を叩く長女。

彼女は今年で太鼓は卒業です。

来年からは、笛での参加になります。

納め太鼓を叩く様は、やはり一番太鼓さんらしく、

凛として、荘厳で、美しい。。。

小学2年生から参加させていただいて、

5年間、太鼓を叩かせていただきました。

その想いが、流れてきて、感動してしまいました。

私は、八戸に来て、よかったな、と思いました。

この伝統を、よそ者である私たちが楽しませていただいて、

ありがたいという思いと、

いいのかな?という思いとが交錯しつつも、

存分に楽しませていただいています。

感謝ですね。

出会いに、感謝です。


さて、今夜は後夜祭。

ここで、また、弾けて太鼓を叩く姿が目に浮かびます。

若者連のお兄さん、お姉さんたちの饗宴もまた華やかに、

きっとみんなで、今年最後の太鼓の音を、

空高くとどろかせることになるでしょう。




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