ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

親の時間 八戸

2007年12月06日 | これも自分あれも自分
今日は、NPO・ボランティアミニ講座(託児つき♪)というものを受講しました。
「子育て広場となりんち」は、八戸市の「」市民活動支援センターわいぐさんに団体登録をしています。団体登録をしている団体には、このような講座の案内を送っていただいているようです。

私宛に届いた案内を見て、3回講座すべてが夜の開催であることで、子育て真っ只中のスタッフが多い「となりんち」には、とてもじゃないが毎回を誘うということができませんでした。いや、私でさえ3回は躊躇してしまいます。八戸の11月12月の夜は、しばれるんですからっ!!!
今日行った福祉会館の駐車場は、スケートリンクと化していました。足の裏すべてを駆使して、エリーを軽く持ち上げつつ玄関まで歩いたのです。恐すぎる。。。

3回の中で選択したのは、私たちの活動に直接的に関わりのある「話を聴きあうことの有効性と楽しさ」というもの。
八戸には、「親の時間」というピアカウンセリング・再評価カウンセリングを活用して子育てをしている親の負担や不安を取り除くために活動している方がいらっしゃいます。その方が、今回の講座の講師でした。

「再評価カウンセリングって何?」と思う方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にご説明すると・・・。
講師の言葉を借りて、「人の話を、注意深く聴きあうカウンセリングの方法」です。
カウンセリングと言えば、クライアントの話すことをカウンセラーが聴くという映像が頭に浮かびますが、この再評価カウンセリングは、聴く人と話す人とが交代します。双方がクライアントであり、カウンセラーであるのです。そして、互いの話す時間を均等に決めて話します。3分ずつとか、5分ずつとか。
決めた時間内に話している間は、聴く側はアドバイスをしたり、批判したり、否定したりしないという約束のもとで聴きます。
また、ここで聴いた内容は、他にもらしたり、後日「あれからどうなった?」と聞いたりしないというルールがあります。

このルールの下で聴き合うという方法のおかげで、安心して話せるし、受け止めてもらえる場所となって、その人の生き方や考え方、子どもや家族への接し方がよい方向へ変わっていくと言います。

私は、山口にいた時に、この「再評価カウンセリング」を受講したことがあります。始め、どぎまぎしていて、緊張感から心が固く閉じていたのですが、車座になっていろんな命題に答えていくと、涙でぼろぼろになっている自分がいました。湧き上がる感情が、もう自分の器に収まりきれない!というように、様々な記憶がこぼれ落ちてしまったのです。こぼれ落ちた記憶と感情とを拾ってくれたのは、メインリスナー(ティーチャーと言う)の安積遊歩さん。そして、一緒に受講している仲間たちでした。あの車座は、私の今まで蓋をしていた記憶をそっくりそのまま受け容れてくれた、それは大きな大きな器でした。あの時があったから、今のぶれない自分がいます。感謝して止まず、そして忘れられない日です。

「親の時間」のHPがあるので、気になる方はぜひ。
(HPは、親の時間を札幌で開設した小野わこさんのHPです。妹さんである木村さんが、八戸で開設しております。)

子どもの話を聴くこと
子どもの涙を遮らないこと
子どもの怒りを止めないこと
そばにいて、優しく見守り、
出そうとしている感情を出させてあげる

再評価カウンセリングの基本を思い出した講座でした。
「となりんち」でも活用していきたいと思いながら、なかなかその心の余裕がないことを感じています。
あなたの話に気持ちを傾けて、受け止めてあげられる場所でもありたいなという思いを、改めて感じた講座。時々は勉強もしないと、忘れてしまうので。

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2 コメント

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いいね (さおりん)
2007-12-13 14:25:23
あゆみんは今してないのかな?
これは良い道具だと思うよ。
折角なので使ってみては?
受け入れいつでもおっけーよ。
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Unknown (あゆみ)
2007-12-13 18:27:42
さおりんも、受けたよね。
本当に、いい道具ではあるが、あれ以来怖くて、扉を閉めてしまう自分がいます。。。
そういえば、最近号泣してないなぁ。
カラオケで声張りあげてるから、いいのかな??
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