ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

神秘的な空気

2010年04月10日 | これも自分あれも自分
神秘的な空気が漂っていた。

玄関を出ると、青い空にはうっすらとベールがかかったような

蒸気様の雲がかかって、

まるでそれは、礼拝を前にする朝のようだった。


私の通っていた女子校は、ミッションスクールだったので、

毎週月曜日の朝には講堂で礼拝朝会をしていた。

パイプオルガンの中を、講堂へ入り、讃美歌を歌い、聖書の一節を読んだ。


とても神秘的な朝を迎えて、心身がシャキッとしたことを思い出す。


短大進学の推薦を受けるために、「求道中」という名目で、

毎週日曜日には、函館市内の教会へ通った。

神聖な教会、凛とした空気、揺らがない何かを感じた。

自分は、求道中という名目で参加しているので、

居心地のよいような、悪いような・・・。

でも、教会へ行く日曜の朝は、他の日と違い、

とても清清しく神々しい気持ちになっていたのは、不思議だった。


そんな朝だったのだ。

そんな一日だったのだ。

空気が澄んで、優しくて、包み込むような一日だったのだ。


不思議な形の雲がたくさん浮かんでいた。

まるで、天空の城ラピュタのような、飛行雲も・・・。

あの雲の上には、お城があるんじゃない?

そう思いをめぐらせながら、高速道路を走った。










最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。