ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

子育てに自信が持てなくなったら

2007年02月13日 | これも自分あれも自分
あなたが今、子どもへ八つ当たりのごとく大声で怒鳴ってしまっていたら

あなたが今、子どものことを鋭い目つきで睨んでしまっていたら

あなたが今、こんな子いなきゃよかったのにと思ってしまっていたら

あなたが今、叱り怒り飛ばす自分に嫌気が差していたら

あなたが今、夫の言動や行動に憤りを感じて、その怒りを子どもに向けていたら

 あなたが今、今の自分の状態が嫌で、どうにかして変わりたいと思っていたら

子どもを愛せないと嘆いていたら

夫をキライだと思い出していたら


あなたは今
100%頑張っている
その証拠が
これらの不安
これらの怒り

そして あなたは知っているの

 子どもが悪いんじゃないってこと
 夫が悪いんじゃないってこと

 自分が 私が もっと充実して もっと楽しくて
 もっと豊かな気持ちになることができたら
 この 前にたちこめ続ける暗幕を
 1週間から3日に
 3日から1日に
 1日から数時間に
 数時間から一瞬に
 短くしていけることを

そして その方法もかすかに知っているの
 
 出会った人 すれ違った人 目の合った人に挨拶をする
 口角を上に上げているように気をつける
 人と比べないで 人の子どもと比べないで
 このままの自分 このままの子どもでいいんだって思う
 家の掃除をする 少しテンションを高くして
 人に優しくする 席を譲る ドアを開けておいてあげる
 
きっとそんな普通のことを
普通の時より少し意識して
いつもより少し笑みを浮かべて行動すれば
今日はいつもより いい日になる
今日がだめでも 明日もやってみる

あなたは落ちこぼれじゃない
あなたは子育てに向かないんじゃない
あなたはとても素敵に生きてきたはず
あなたの歴史のよかったこと 思い出そう
私、あなたの肩にぽんっと手を置いたよ
大丈夫!って
あなたは大丈夫!って
一緒に上を向こう!
 

劇団四季ファミリーミュージカル

2007年02月09日 | 観劇・読書・感想記
八戸市から車で1時間半ほど海沿いを南へ下ると、久慈市というところがある。
そこは岩手県になるらしいが、八戸がある青森県南部と岩手県北部はお隣にあたり、南部地方と呼ばれ、新聞の地方記事にも八戸情報とともに岩手県北部の情報も掲載されている。

そんなお隣街に、劇団四季が来る。
来月中旬に、ファミリーミュージカル「王子とこじき」。
早速、S席を予約。楽しみですっ!!
来月末には青森市でも講演があるのですが、S席は満席でした。
芸術・舞台という文化関係の興行が少ない八戸。これは、少々遠くとも行かねばなるまい!

先日は、絵本作家中川ひろたかさんのコンサートにも行ってきました。
山口でも2回、行ったことがありますが、とっても面白くて楽しいトークと、おやじギャグ!?と、聞いたことのある歌。
山口で友人と公演に行った時、コンサートに感動したサーヤがひろたかさんにプレゼントを渡したくて、自分のバッグに入っていたキャンディーを、こちらも持っていたティッシュにくるんで、舞台の前に走っていって渡したことがあります。
ステージ上で受け取ったひろたかさんは、その何やら怪しい贈り物を不思議そうに開けてくれました。入っていたキャンディーを見て、笑いながらありがとう!と言い、こんなプレゼントは初めてだとおっしゃっていました。

そして、今回の十和田市でのコンサート。
全席自由席だったので、早めに並び、もちろんサーヤは一番前に座ります。そして、今回もお手紙とプレゼントを用意して。
コンサート終了間近、スタッフの方からのプレゼントがあり、ひろたかさんの
「他にありませんかぁ?」という冗談めかした呼びかけに、サーヤが立ち上がり持って行きました。
そして、山口でのコンサートで、ティッシュにくるんだキャンディーをプレゼントしたのを覚えてますか?と聞いたのです。
すると、ひろたかさんは「あああ、覚えてるよぉぉ。あの子は、あなたなの?」とおっしゃってくださったのです。
嬉しそうにこくりと頷くサーヤ。
そして、プレゼントを開けるとそこにはキャンディー。
「また、キャンディー!ありがとう。」
笑いながら、ギャグのようなプレゼントを快く受け取ってくれました。
覚えていてくれたことが、とても嬉しくて、握手した手は、とても大きくて温かかったそうです。
ありがとうございました。

来月のミュージカルも、楽しみだぁ!!!

学力は家庭で伸びる かな?

2007年02月07日 | 観劇・読書・感想記
「学力は家庭で伸びる」
なんというタイトル!
その、あまり好きになれないフレーズに関わらず、一昨年ちゃっかり購入していた。
ちょうど、百マス計算がクローズアップされ、メディアによく取り上げられていた頃だった。当時広島県尾道市立小学校校長だった陰山英男氏の著書である。

その本を、昨日初めて紐解いた。
寝る前の読書が、このごろの日課となり、読まないと眠れないのだ。また不眠症?いえいえ、違います。違うと思います。だって、読んでるうちに眠くなって、寝ていますからね。大丈夫。

学力=お勉強のことと思っていた。
陰山先生、きっとそんなお勉強の仕方などを書いているのかと思って、読み進めた。でも、違った。
家庭の生活、生きる力の付け方について書かれてあるのだ。
きちんとした家庭生活と習慣や、食事やテレビは見過ぎない等、当たり前のことを書いているのである。
陰山先生という人は、メディアで百マス計算を誇大に取り扱われすぎて、私に「勉強、勉強って、嫌な感じ」と思われていた。
でも、それは私の誤解であったらしい。
現在は立命館小学校の副校長として赴任した。よい先生が、私立に行くということになんとなく違和感というか、気持ちの悪さというか、ごろつき感というか、そんなアズマシクナイ感覚を抱きながら、先日報道された番組を見ていた。が、健康上の理由と新たな夢への挑戦をかけた決断らしい。
ま、彼の進退について私が語る所以はどこにもないので、おしまい。

この本で書いていることについて、うんうんと頷くところは大きかった。

~親同士の仲がよければ、子どもは自然と友だちづきあいを覚えていくものです。そのためには、家族ぐるみでつきあう機会を多くするなどして、家庭を開放的な環境にするのが一番だと私は考えています。~

はい、私も、そう思います。
この一文で、決心がついた。

雨がふっても・・・

2007年02月06日 | 観劇・読書・感想記
長女のサーヤに、ある本をプレゼントした。
その本の名は、「雨がふっても・・・」田村みえ著

何かと我慢させられることが多い長女。
何かと自分のせいにさせられて、その場をしのがされている長女。
何かと父や母の顔色を見て察して行動せざるを得ないでいる長女。
何かと用事を言いつけられる長女。長女だって、やっていることがあるのにね。
何かと、何かと。
そして、いつも泣けずに、泣くと制せられ、うんざり顔を向けられ、居場所がなくて自分の部屋で声を殺して泣いてくる長女。
学校と家の往復と、家での妹の逆襲、そして母からの叱咤に、独りになりたいと心の中で思っているであろう長女。独りになりたいと思うのは、母も同様で・・。

そんな彼女を、思いっきり甘えさせてあげられる器量も、時間も、心の余裕もないまま、何年も過ぎていく。次女エリーはますます自己を確立していき、思うようにはならなくなって、ただおっぱいが欲しくて泣いていた頃よりも、放っておくことが困難な状態になってしまった。こんなんだったら、もっとエリーが小さいときに、サーヤに関わってあげていたらよかった・・・。いまさら、なのですが。
でも、今からでも遅くないかも!?

そんな時に、ふと目にした本。イラストの可愛らしさと、この優しい黄緑色の装丁に惹かれた。いつもなら、この手の本には手は伸ばさないのに、この時だけは、なんだろう?と、何気なく手に取った。
中を読むうちに、私の心の中が書いてあることに驚いた。
そこにあるのは、私の気持ちだった。
私の、サーヤやエリーに対して思う気持ち。
私の、両親や義父母や兄弟や義姉妹に思う気持ち。
私の、友だちに思う気持ち。
私の、出会った人たちに抱く気持ち。

「ドアはあけておくからね
   キミがいつでも 帰ってこられるように」

これを読み聞かせをした後、サーヤは号泣した。
「いっぱい泣いていいんだよ。サーヤの頑張り、ママは知ってるよ。
サーヤがいつも我慢してること、ママ気づいてるよ。
たくさん、我慢してきたね。一生懸命だったね。
でも、いい子でいることないからね。いっぱい泣いていいんだからね。」
サーヤの背中をなぜながら、抱きしめながら、私の気持ちを言っていた。
サーヤはサーヤのままでいいんだよ。
ほんとうに、心の奥から、そう思うよ。

「なのに、いつもママはダメだね。ママ、悪いよね。」と言うと、
「ママはちっとも悪くなんかない!!悪くなんかない!!!」と叫んで、また泣き出した。
あ、思い出す。
私も、自分の産みの母親が家出をした時に、毎回思ってた。「ママが悪いんじゃない。私が悪い子だからなんだ。」って。「私がいい子になったら、ママは帰ってくるんだ。」って。離婚して、もう永遠にこの家には戻ってこなくなっても、「私が悪い子だったからだ。いい子になれば、帰ってくる。」って、信じてた。
幼い子どもは、全面的に親を信じている。
親が悪いだなんて、思ってもいない。思いもよらない。
親がすべて。
親のすべてが正しくて、親そのものが愛のあり方そのもの、なんだ。

母親が、母親自身のことを否定してはいけないのだ。
母親自身を否定すること=子である自分を否定すること=不安・不安定になるのだ。
母が、下を向いていてはいけない。

今朝起きてきたサーヤが一言。
「昨日いーっぱい泣いたから、なんかすっきりしてるぅ。」
その一言で、ママは癒される。

この本を購入したのは、サーヤに聴かせてあげたかったのと、ある友だちの高校生に贈りたかったから。
自分の行くべき道を見失う時、夢と現実の狭間に陥る時、私にもありましたから。ちょうど、高校生の時が、第1発目でした。
今も、見失いそうになるけれど、でも、夢見る姿はぼんやりとベールに包まれてではあるけれど、見えてはいるから、そんな私よりも、貴女へ・・・。


不都合な真実と不都合な観覧

2007年02月05日 | 愛ある辛口
メディアでも話題になっているアメリカのドキュメンタリー映画「不都合な真実」。
元アメリカ副大統領であるアル・ゴア氏の、地球温暖化の環境・自然への脅威と、隠されている情報、誤ったデータの公開など、今の国の姿や私たちへ問題を突きつける衝撃的な作品として、注目されている。

観たくて、観たくて、いつ上映されるかを楽しみにしていた。
上映されたら絶対に観にいこう!と思っていた。
だが、青森県では上映がないのだ。八戸や近郊市だけでなく、県内で、ないのだ。
調べたら、すぐ下の岩手県でも、県内どこでも上映されない。
すぐ上の北海道では、札幌の1館のみ。
山口は?と思って調べると、これもなし。
ん?ほんとに?
こんなに話題作なのに?うそ?
八戸から一番近いのは、札幌なのか?札幌まで行けってか?
時をずらして上映されるのだろうか?
もしかして、あまり観てほしくないのかな?どこかの上部の団体が?政治家が?国が??ん?

山口でも本当に、やってないのかな?

残念でなりません。

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