
ソンクラーンです。ソンクラーンというのはタイのお正月で4月13日から15日まで祝日となります。今年は土日と重なったために17日までが祭日となりました。企業は前後どちらか1週間を休日にするところが多く、タイでは一番長い連休期間になります。
ソンクラーンは寺院に参拝し仏像や仏塔に水をかけお清めをしたり、家族が年長者に水を灌ぎ健康をお祈りするという伝統的な風習です。
また、この時期は年間を通じて一番暑い期間で「水掛け祭り」とも言われるように、バケツで水を掛け合う行事にもなっています。

長期連休で帰省の車とピックアップトラックの荷台に水を積み「水掛け」に興じる車でどこも渋滞、渋滞・・・。その渋滞を避けの~んびりと旅をしてきました。
第1日目(4月11日・木曜日)
朝7時にバンコクをスタート、予定では午前4時でしたが遅れてしまいました。
遅れついでにマックで朝食、タイではマックも礼儀正しくワイをしています。

アウターリングロードから国道32線でナコーンサワンまで、ナコーンサワンから国道117号線でピッサヌローク、そして国道12号線でスコータイへ向かいます。国道101号線からバン・カオと呼ばれる旧市街に入る手前に「スワンカローク博物館」というタイ北部の古陶磁器を中心に同時代の中国、クメール、ベトナム、ビルマ等の古陶磁器を展示する私立博物館あって見学していくことにします。



巨大壺はかなりの数が現存しますが、ほとんどが川上がりのようです。大洪水のときに流されて川底に沈んだのでしょうか。
これらの大壺は巨大なわりに肉厚が薄く、真円も十分に出ており、しっかりとした素地成形技術があったようです。
また、成形後の移動は困難で、生素地の上に窯を築いたと思われるますが、焼成むらもなく、火裏もよく焼き締まっており、高度な築窯、焼成技術をもっていたことが窺える壺です。



ヒンドゥーに由来する図柄で、祭礼用に作られたのでしょう。








博物館を出ると午後3時45分になっていました。同じ敷地内にホテルが併設されているのですが、価格を尋ねると2400バーツもします。この暑い時期にスコータイを訪れる人は非常に少なく、どこの宿泊施設も閑散としているはずなので別の所を探すことにします。
スコータイ遺跡へ行く途中にパイリーン・ホテルがあります。価格交渉のうえ、朝食付きで900バーツです。
寝るところが確保できたので、部屋の鍵だけ受け取り、安心してそのまま遺跡の夕日を見にいきます。

