KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

ウィキッド!

2007-09-07 | KOFUKU日記
木曜日、友人と共に現在汐留の四季劇場「海」で上演されている「ウィキッド」のマチネ(昼公演のこと)を観劇してきました。
私には兄がいて、現在この「ウィキッド」にて活躍中なのです。
先日、拝見した「レ・ミゼラブル」とはまた全然違った作品でした。
劇場に入ると舞台の上には大きなドラゴンが浮かび、
舞台を囲むセット(額縁といいます)もゴージャス!
ワクワクしながら待っていると、開演前のアナウンス。
通常は女性の声で
「開演前に先立ちましてお客様にお願いを申し上げます。
 上映中の写真撮影、録音は固く禁じられております~~~
~~~ケータイ電話の電源、アラームは他のお客様のご迷惑に・・・」
と演劇鑑賞のマナーと諸注意が流れるのですが、
これが男性の声で
「皆さんが魔法の国の法律違反に触れて魔法をかけられてしまわないためのささやかなご忠告」
として流されるのが現実に引き戻されること無くとっても気に入りました(^^)

さてウィキッドは皆様よくご存知の「オズの魔法使い」のもう一つの物語です。
オズの魔法使いに出てくる「良い魔女グリンダ」と「東の悪い魔女」の隠された愛と友情の物語。
金色の髪を持ち誰からも愛される美しい容姿のグリンダ、
誰からも愛されず疎ましがられる緑の肌の少女エルファバ、
対照的な二人が出会い、ふれあい、ぶつかり合い、理解しあって、本当の愛と友情を得ていくまでのストーリーがえがかれています。
きっとそこからはたくさんのものを感じる事が出来るでしょう。
お話はオズの魔法使いと並行するように進んで行きます。
今度観に行く予定の方はぜひとも「オズの魔法使い」を読んでから行かれる事をお勧めします。

久しぶりに見るお兄ちゃんはアンサンブルの芯とも言える幕開きのせりふや重要な一言をしゃべる役を担っていて、ああこの人はもう中堅のベテランさんなのね~と時間の流れを感じておりました。
もちろん久しぶりに踊りまくるおにいちゃんも見れたし満足(^^)
しかし、うちのお兄ちゃんはたぶん、アンサンブルの中で一番年齢高い気がするけど若い。。(バカいともいうのか??^^;)
会うたびに「生き血でも飲んでんだろーか?それともコラーゲンは欠かさないとか、そういう奴??」と思ってしまいます。
以前、25の友人を連れてったら、そのこより兄ちゃんのほうが若く見えました。
好きなことを精一杯真剣に生きてるってのはこういうところに現れてくるんですネエ。
ちなみににーちゃんは「ハリー・ポッター」にそっくりです(笑)
この作品では以前私たちのお店を一緒に盛り上げてくれていた「カズくん」も出演中。
長身と美声を生かし、お父さん役で存在感をアピールしておりました。
大好きなお姉さまも見事な悪女ぶりだったしかっこよかった。
主演の一人、緑のエルファバ役の彼女も相変わらずのパワーと美声、そして何より彼女は芝居がいい。
彼女の常日頃の性格のよさと生き方の真剣さがにじみ出てくる。
良いものを見せてもらったなあ、とつくづく。

実は以前わたしはもう一つの物語「オズの魔法使い」のドロシーを一年演じていた。
ドロシーから見れば怖いだけの魔女、なんでそんなにもこの靴欲しいかな?という気持ちだったけど、あれはたった一人の妹の形見で、それにはとても深い気持ちが隠されていたのだと知った。
きっとドロシーが本当にそのわけを知ってたら、靴は返していたろうなあ(^^)

ウィキッド
まだまだ絶賛上演中。
ぜひ一度、オズの国へ!!