KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

紅天女の台詞から

2009-09-19 | 夢の街手しごと工房
のう…鳥や虫や魚は誰が造ったのじゃ?

山や川や森や空は誰が造った?

木や草や鹿やきつねは誰が造った?

空に輝くあの太陽は誰が造ったのじゃ?

我らとておなじこと
同じものから生まれしものぞ

髪の毛一本
爪一枚
己で造ったものは何ひとつなかろうに

手も足も体を流れる赤い血さえ
自分で造った覚えはなかろうが

この身は我らのものであって
我らのものではない

我らはこの身に宿るもの



空のことは竜の神に聞けばよい
晴れるも曇るも竜の神の気持ちしだい

田のことは土の神にきけばよい
どの土にどの作物があうか教えてくれまする

むずかしいことではございませぬ
耳をすまし
心をすましておればわかりまする

大地の囁き
風の声
水にも心がございます

頼めば人の願いもきいてくれまする

言葉で話しを交わすのではございませぬ
人の言葉がなんの役に立ちましょう

風の心
大地の思い
水の魂に己が心をあわせるのでございます

そうすればその悲しみも怒りも喜びもわかってまいりまする

自然界は神の息吹きに満ちておる
風に神宿り
火に神宿り
水に神宿り
土に神宿り
岩に樹に神宿る

それら司る神めおる
この身に宿るも元は神ぞ

人も元は神なのじゃ