KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

ボーイズ&ガールズ ビー アンビシャース(^^)

2009-08-07 | 夢の街手しごと工房
昨日はリトルマーロゥに3人のおこちゃまたちが来てくれました。

いつもミュージカルワークの個人レッスンに通ってくれている
5年生のひびきくん、そしてその弟的少年3年生のぶんちゃん
そしてまだ一歳のリトルボーイえいちゃん。

そしてひびきママとぶんちゃん、えいちゃんのママの5人でご来訪頂きました。
どうもありがとうございました!

子どもたちが来てくれるとリトルマーロゥが喜んでいるのが分かります。
たぶん、小児科の病院だったからかも(^^)

私たちも原宿以来のベビーちゃんの来訪にわくわく隠せず(笑)
だってねぇ、かわいいっすもんね(^^)

いやもう、だって、えいちゃんってば、可愛すぎ。
食べてしまいそうになりましたよ、おばちゃんは~(笑)

それに負けず、ボーイズのパワーは素晴らしいものでございました。
ぶんちゃんにとっては初めてのシアターワークのレッスンです。
息の取り方から、発声の仕方、歌の表現まで頑張りました。
そのお手本になろうとするひびきくんも頑張ってました。

二人はとても素直で、たくさんの才能と可能性を持っている少年たちです。
幼いながらにもエンターテイメント界で生きていきたいっていう
しっかりとした目標がありますから、
子どものようでいてもそこはやっぱり何かが違いますね。

特にこどもたちの良いところはお母さんを見ると分かるのです。
お母さんやお父さんから子どもたちは多くを学んでいるので
子どもからもそれがバシバシ伝わります。
私の生徒さんがたは、どのお子さんをとっても
本当に良いお父さんお母さんに選んでいるんだと思います。
皆、素直でうつくしさをしっかりと持った子どもたちですから。

お芝居や歌、ダンスをやっていくには、
「信じる力」や「美しさをかんじる力」「感情を味わう力」
まだまだほかにも大切なものがいっぱいあります。

これらの力のすべてを使って芸術は形成されていくわけですね。
(生きることも同じと言えるかも知れません。)

でもこれらの力は、普段の生活の中で育てていくものです。
ですから、普段の生活でどのようにそれらが育っているのかが
本当に大事になってくるんですね。

子ども時代、それらの成長に大きくかかわるのは
家族と学校ではないでしょうか?
特に美しいものを感じる力や、人間としての性質のベースは
小さい時はやはり家族から学んでいるところが大きいと思います。

たとえば、機能美を最高に美しいと思う親の元に育てば
自然とモノトーンやビビッドなどのクールな配色や、
デジタル時計やコンピューターなどの機械類を美しいと
これが良いもの、そう思うようになる子どもが多いように思います。
逆にカントリーなものが善いと思うお家に育てばそれがその基準となります。
ものではなく、人の感情も同じと言えるかも知れません。
善なることの反対もまた然りでしょう。

私は人智学人では全くありませんが、シュタイナー学では
子どもは模倣によって育つと言われているので、
ある程度の判断ができるまでは大人が自分たちの美しいと思うもの、
善だと思えるものを周りに置くように心を配り、
また自身も模倣されるものとして美しくあるように
心からの努力をすることを知っています。

子どもに教えておりますと、この考え方も
「なるほどな」と思う事が良くあります。
確かに親の模倣は大きな部分を占めていますね。

でも3年生くらいを過ぎると今度は自分の中に
いろいろなものが生まれてきます。
それを今度は大人達が察知して協力して
育てていくことも大事だなと思います。

特に歌でもダンスでも演劇でも、幅広く演じる為には、
よりたくさんの物事を心でしっかりと味わい、
感じ、理解し、愛するすることが必要です。
味わい、感じ、理解し、愛する、そのためには
相手を思いやること、世界を思いやることも大事。
それには素直で、何物をも信じる力が不可欠になります。

けれど人間は、疑うことや抑制することを覚え
そして大人になっていくものですよね。
それは本当に大切なのだけれども多くの人はそれとともに
素直さや信じる力をも失っていくものです。

大人になってからの演劇の訓練というものは、
まずこの心を幼い日のように解放する所から始まります。
そして時間をかけて信じる心を育てねばなりません。

子どものレッスンの場合、それを失うことなく、
大人としての心も育っていくように
心を配っていかなくてはなりません。

失ったものを取り戻すのはそこに恐れが生まれたりするので
なかなか難しいものです。
けれど子どもの場合はやり方次第で学びを喜びにしていけると思います。

私は子どもたちに演劇や言葉を学ぶことで喜びとともに
たくさんのものを抱きしめる力を持ってほしいと思っております。

そしてそこに個人の好みというものがしっかりともてれば
それは将来、個性となって存在することができると思います。

つまり、ミュージカルワークやシアターワーク、言葉のレッスンというのは、
自分で考える力を持つ事につながるということですね。
つまり自分を知る、愛するということです。
自分を知るという事は他を愛するということです。
そして自分の力で、自分の中の美を引きだし、自信を持って、
この世界にしっかりと立つことだと思っています(^^)

御縁あって出会ったこどもたち。
芸術人としても素敵な愛ある存在になっていってほしいです。
心から期待している私です。

今日の写真は洗足の観音様です(^^)

一生おなじ歌を 歌い続けるのは

2009-08-06 | KOFUKU日記
「一生おなじ歌を 歌い続けるのは」

一生おなじ歌を 歌い続けるのは
だいじなことです むずかしいことです
あの季節がやってくるたびに
おなじ歌しかうたわない あの鳥のように

岸田衿子


今日は海にあいに行きました
今日の海は満潮で、大きな波が海岸線のふちまで寄せていました
波は大きくて、岩にあたっては砕けて、まるですべてを飲み込みそうでした

海にはすべてを清める力があるそうです

帰り道、そんな大きな寄せる波の上に満月

人は潮が満ちる時間に生まれてくるそうです
満月の日、大きな力が宿るそうです


自分にとって大きなことがありました。
そして今日、海を見て、すべてが浄化されるのを感じました。

以前も書きましたが、波は同じことを永遠に繰り返します
ひいては寄せ、寄せては引き、その繰り返しです
でも、そんな海こそが生命の源でもあります

美しい月の夜でした

咲ちゃん~夏へのレクイエム

2009-08-04 | KOFUKU日記
もうすぐ日本では夏の忘れられない日がやって来る。
いや、もう忘れられようとしてる日かもしれない。

私の大大おばさんは長崎の原爆の語り部でした。
そして良く教科書に載っている石の階段に焼きついた人の影は
当時6歳と7歳だった私の大おじさんと大おばさんです。

私の本籍は鹿児島県にある知覧町。
南日本最大の特攻隊の飛行場があったところ。
映画「ホタル」の舞台になった場所です。

祖父はシベリアに抑留され、終戦からずいぶん経って
囚われた部隊の中で、たった一人戻ってきました。

黄色い「特攻花」の咲く土地で私は生れ、
そしていつもあの日々がありました。

だから私は私の作る全ての脚本やお話を実話をベースに創作します。
「戦争」や「苦しみ」という時代の中に生きていた
「愛」を描くことだけを考えます。

それが私のもう一つのライフワークです。


原宿で店をやっていた時、実はスタッフの他に小さな女の子が一緒にいました。
姿は見えません。見えない女の子です。
名前は咲ちゃん。
戦争で死んでしまった6歳くらいの女の子です。

私たちが仕事を始めて、子どもたちが通ってくれるようになってからのこと
お店で不思議なことが起こり始めました。
ものが無くなったり、音がしたり、突然ものが現れたり。
そして、スタッフが「おかっぱの女の子がいる!」とか
「あれ、今、誰か通った?」とか言い出しまして。
そして私もしょっちゅう声を聞くようになりました。
隣のお店の人までも「昨日、前を通ったら女の子が遊んでました」って(^^;)

怖いですか?

ところが私たち、誰も怖くありませんでした。
悪い感じは全くしなかったんです。

そしたらある日、スピリチュアリストさんがいらして、
その方、用事はすんだのにおにぎりを持ったまま、なかなか帰られない。

そのうち、「あのお、こんなことを申し上げていいかどうか・・・」と。
何でしょうか?と聞きましたら

「あそこに女の子がいるんです。
おなかがすいたと言ってるからおにぎりをあげてもいいですか?」

って、おっしゃる。

「ああ~。いますよ~。どうぞどうぞ。」って(^^;)

そして私たちは「咲ちゃん」と仲良くなりました。

たぶん、常連の方はお店の片隅に置いてある
お菓子や飲み物に気がついてた方もいるかも。

私は実家に2人もスピリチュアリストがおりますので、
あまりそう言うのに驚きません。
怖いものは怖いですが~(ホラー映画はダメっす^^;)

でもお陰で、そう言った意識に開放的で受け入れられるし、
逆にそう言った魂にお祈りできる事が幸せだと思っています。


咲ちゃんはどうやら、私の戦争で亡くなった方とご縁があったよう。
もう少しでお母さんのところに行けるようです。
今度はおいしいお菓子をたくさん食べれるところに帰って来て欲しいです。

8月の、そしてすべての戦争で亡くなられた方にお祈りします。

元ちとせさんが歌う、「死んだ女の子」知ってますか?
どうぞ彼女のサイトでフルバージョンを聞いてください。

歌詞は違いますが、原曲の詩をご紹介します。



死んだ女の子

【 作曲者名 】木下航二
【 作詞者名 】ナームズ・ヒクメット
【 訳詞者名 】飯塚 広

扉をたたくのはあたし あなたの胸に響くでしょう
小さな声が聞こえるでしょう
あたしの姿は見えないの

十年前の夏の朝 私は広島で死んだ
そのまま六つの女の子
いつまでたっても六つなの

あたしの髪に火がついて 目と手が焼けてしまったの
あたしは冷たい灰になり
風で遠くへ飛び散った

あたしは何にもいらないの 誰にも抱いてもらえないの
紙切れのように燃えた子は
おいしいお菓子も食べられない

扉をたたくのはあたし みんなが笑って暮らせるよう
おいしいお菓子を食べられるよう
署名をどうぞして下さい


観音様

2009-08-03 | KOFUKU日記
今日はとっても暑かったですね~。
でも今、耳を澄ますと虫の歌声が聞こえます。
もうちょっとずつ夏の向こうに秋が来てるんですね。

さて、明日は洗足で手仕事をする日です。

洗足のお家に行く道の角に、石の観音様がいらっしゃいます。
その観音様は母の方がずいぶん華奢ではありますが
年老いてからの母にとても良く似ています。

朝に夕に観音様の前を通る時、心の中で挨拶をします。
何となく母にあった気分になり嬉しいものです。

明日はお姿をうつしてこようかな。

観音様は救世の菩薩様だそうです。
菩薩様は中性でいらっしゃると何かで読みましたが
なぜに観音様は女性の姿なのか?と言いますと、
女性の方が優しく、やわらかな印象を持ち、
慈悲の心深く、慈悲から智慧が生まれ、
救世の仕事に打ち込めるからなのだそうです。

ますます母を例えたようで嬉しくなりました。
ちなみにうちの相方さんはこの観音様からお名前が付いたそうです。
教会でもマリア観音さまのカードが売ってますもんね。
シスターが書かれたものだそうですが、
とてもきれいなので時々買っちゃいます。

どこに行っても観音様やマリア様に出会います。
そのような心を持たれたお母様やお人に出会います。

つくづく母性深き愛にご縁のあるものと思ったのでした。
ありがたや。

準備中はまだまだつづく(^^;)

2009-08-03 | 夢の街手しごと工房
今日も暑いですねえ~。
朝からおひさまがきらりんこでございます。
自宅マンションのお庭では朝顔がきれいに咲きはじめてました。
夏真っ盛りですね。

さて、今日は一応、リトルマーロゥの定休日です。
って、言ってもですね、今現在リトルマーロゥは
実はまだ正式にオープンしてる状況じゃないんです。

本当はお教室やミニショップやネットショップをオープン予定なので
早く華々しく開店させたいのですが、なかなか状況や準備が調わなくて。

それに実はあたくし、原宿での無理もあったせいか
体に症状が出ていて、今は本当に無理がきかなくて。
もともと体は強くないのですが、さらに今は
いつでも外にさっと働きに行ける体調じゃなくて。

そこで現在は無理をせず、自分の身の丈にあう条件のお仕事を探しながら
ライフワークとしての工房作業やシェアレッスンを行なわせていただいています。
お直しものをしたり、いろいろとお勉強させていただくつもり
皆様にご奉仕させていただくつもりで日々を過ごさせてもらってます(^^)

そしてそれじゃあ、あんじゅさん、どうやってごはんたべるのよー!
と言ってくださる皆さんの温かい愛情で食べ物いただいたり
ごはん食べさせていただいている今日この頃~。

いや、そりゃあもう極貧の限りですよ。働けてませんからね。
だけどー、基本生活費出ていきますしね。
ついでに我が家には病人が二人、地方には扶養家族もおりますしねえ~。
いやもう、無駄遣いなんか何もしなくてもあっという間にお金は消えますよ。

でもねえ、面倒みられるって幸せですよね。
生きてるってことだもん。生きててなんぼですよ。
天国に戻られた人はみんなそれを教えてくださいます。

でもそんなみんなの愛があるから私はしあわせなのねー!!
ハイ、お布施をいただいている経の読めないダメ坊主みたいな生活ですねん^^;
カンナちゃんなんかお昼ご飯まで作ってくれるし。。。
ありがとう魂の妹よ。
(すみませんほんとに・・・^^; いつもありがとうございます)

この通り、今のところはまだお仕事のスタートにはなってなくて
カンナちゃんとぴーちゃんと3人でゆったりまったりと
楽しく過ごさせてもらってるって感じですね。
マーロゥと戯れる日々ですねぇ。

あ、でもちゃんと「場所」としましてはね、きちんと存在してますから。
ええ、実態は長谷川先生のお家ですけどね(笑)
でも、この場所をお借りしてやってるって意識だけはしっかり持ちたいので、
名前をつけ、そして場所を整え、HPを作り、そこはスタートさせたのです。

今、私たちはまだ求職したり、今後の道を定めたりしていく状況にあるので
きちんと決めていくには時間がかるのでありますー。
それにまだ原宿の問題も片付いていないから。
そこもクリアにならないと先には進めないですよね。

それに今はお金をお支払いできるような立場になくて
本当に時間単位でしかまだ場所を御借りできないような状況なので
いつか毎日を全部借りられるようになったらいいなあ~というのが夢かな。
っていうか、はやくそうなれるようにいろんな活動を考えていきたいです。

今は趣味的な存在、全然準備の状態。
でも夢はこのリトルマーロゥでほんの少しずつでいいから
仕事になるような活動をひとつひとつ丁寧に増やしていって、
ちゃんといつかは事業申請して形にしていければいいなあと。

それがいつになるかはわかりませんが、目指していけたら嬉しいですね。
それまでは他にお仕事をしたり、お勉強したりしながらの
活動になりますが、ベースはライフワーク。
その意味合いも忘れたくないです。
ただの商売にしていくつもりは全然ないから。


いや、また会社とかはじめたのーって聞かれるんですけど
全然そんなじゃないので、ちょっと今を語ってみました(^^)
あ、あくまでも私の立場ですけどね。

信頼のもとに開かれた場でもありますから、
いろいろな方がいろいろな状況でお仕事をなさる
大切な場にもなっていくかもしれませんし、
そのような活動も増えていくと思います。
本当にこの場所ありきですね。

まだ自分はきちんと状況が整ってないので皆さんにもご連絡してなくて。
でもこんな場所を借りて、とりあえずこんなこと始めたよーって
この夏の終わりくらいには、お世話になった方にお知らせしたいですね。

いまから秋の手仕事を準備していきます。
糸紡ぎの季節です(^^)
秋になったら少し形が見えて、いろいろなことを
きちんとお話しできるようになってくるかもしれないです。
実りの秋ですもんね。

ということで、私たちは今日もマイペースで行くのでありますよ。
自分のペースでトコトコと。ゆったりまったり。
それが一番なのであります(^^)