2017-11-10
先日、横浜から仙台(松島)まで車で往復した。常磐道の広野IC~山元IC間の約100kmは国道6号を走ってみたが地域の放射能被害は想像以上であった。
10月21日に開通したばかり常磐線富岡駅~竜田駅間、富岡駅は立替えられて綺麗になっているが人はまばらで周囲には工事関係者が多い。そんな状態です常磐線はまだ全線開通していない。
富岡駅舎内の線量計は0.071μSv/h(富岡駅の空間線量)
6年の長きにわたり町の大部分が帰還困難区域だったのだ。
国道6号は通過するだけで脇道に侵入できない。
民家の出入り口はバリケードで厳重にガードされている(盗難防止が主な目的か?)。
あの壁の向こうは除染作業で搔き集められた放射能汚染の土砂。
カーナビにも通行できない主要道路が黒色で表示された。
東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響は私の想像を大きく超えていた、これから先何年も否何十年も続く事でろう。しかし私はこの原因は、地震国日本における日本の原子力発電技術の敗北ではないと考えている。管理者である東京電力に問題があった、津波被害を想定していながら冷却水循環装置の補助電源であるディーゼル発電機を地下に設置していた為、発電機が水没し冷却水が回らず炉心溶融に至った。