2015-03-20
最近オートバイ関連の行動がほとんど無い、Dラーさんにも行く機会もなく寂しいかぎり!! そんな状況から抜け出そうと思いBMWWディーラーへ試乗に行ってきました。昨年愛車R1150RSの点検整備で自分としては高得点を付けたDラー、ウイークデーなので訪問者は私だけ、試乗の予定も入っていないので好きなだけ乗って下さいと言われてしまった。その言葉に乗せられて買う羽目になったらどうしよう、女性の店長さんだし!!
先ずは、F700GS
この700GS、ツーリングで何度もご一緒させて頂いている方が、2年位前にR1150RTからの乗り換え、高速も山道も軽快に走る姿を何度も見て気になっているバイク。
跨った第一印象は、足つきは状態は178cmの私にぴったりシート高、シートに接した尻と太腿が局部的に強く当たる部分があって、これは長距離走ったら痛くなると咄嗟に思ったが間違えであった、スタートして足をステップに引き上げると強く当たっていた感じはなくなった。
数多くのオートバイに乗っている訳ではないので、もっぱら愛車R1150RSとの違いについて感じたままに簡単に述べる。排気量800ccで75PSもあれば、おやじがオールラウンドに使う上でパワーについて何の不満もない。車体が軽いと信号で止まる時も、停車中でも、交差点を回る時でも気軽でいい。リヤブリーキは意識して強くかけてはいないし、通常の状況ではリヤは補助的に掛ける程度なのだが、車体が軽いせいかリヤは頻繁にABSが作動、ブレーキペダルへの踏力はもっと軽くて良いという事か。
一般道を40分程度走行したが慣れないバイクで無茶な事は出来ないし、試乗車は対人対物本件保険のみで車体を壊した場合は試乗した者が負担しなければならない、そんな事で模範ライダーの様な走行ではあったが、渋滞をかき分けてすり抜けで進むには愛車R1150RSに比べハンドル幅が広いので少々つらい。ハンドル端に防振用に長いウエイトがついてるのが気になる。
ちょうどこの日は気温が低かったが愛車R1150RSよりも寒さを感じた、やはりウインドシールドはオプションの大きなシールドに換えた方が良さそうだ。ロングツーリングでは風が体に当たらないようにする事が大事ですからね、もちろん手も頭も膝もです。
さて、次は発売されたばかりのNEW R1200Rロードスター。1200Rにも遂にDOHC空水冷エンジンが搭載されてデビュー、どんなテイストなのか楽しみ? パワーが相当上がってると聞いているのでちょっと怖さも感じつつシートに跨る。ローダウンが日本の標準仕様だそうで身長178cm私にはシートが超低くすぎ。調整機構はないのでオプションのハイシートに交換すると25000円位アップになるそうだ。BMW Motorad の日本人体型の認識は短足とみているのか?
エンジンともう一つ大きく変わった所がフロントサスペンション、テレレバーからテレスコピツクへと変更、ノーズダイブを抑えてコーナー突入時の安定性向上、長距離走行での疲労軽減など大きなメリットがあるとされてきた機構が普通のオートバイと同じテレスコピツクになってしまった。しかし店員の説明では(プロライダーのインプレにも)、標準装備の電子制御サスペンションがノーズダイブを抑えてくれるので電子制御テレレバーなどと表現していたが・・・・そんな効果は全く感じられなかった。
エンジンパワーの方だが低回転域のトルクは大きくなっているのでスタートと低速走行がすごく楽だ。愛車R1150RSのウイークポイントはここ、ともかく低速が弱いのでこの力強さは気に入った。そこからアクセルグリップを回し込んでいくと、オーー驚きの加速感!! 上体を前傾させないと体が置いて行かれる。ネイキッドR1200Rのライディングホジションではフルパワーでの加速(ダイナミックモード)は無理がある、近々発売されるであろうR1200RSなら良いであろう。それにしてもおやじの乗るオートバイにはこのパワーは不要だ。アクセルレスポンスが良いせいかセッカチな印象のエンジン、最近試乗したオートバイではモトグッチ1200Sportは低速トルクは充分にあってエンジンもパワフルだがまろやかさもある。エンジンのテイストとしてはこちらの方が好きだ。
オートクルーズとシフトアシスト機構が標準装備されている。シフトアシストはクラッチを切らなくてもギアのアップダウンが可能な機構、スタートダッシュ時にパワーをとぎらす事無く加速できる。またシフトアップしてトラクションを掛けながらコーナー後半を抜ける場合などはパワーをとぎらす事もないしコーナーワークが楽になる。
価格169万円 コストパフォーマンスはよいオートバイだと思う(BMWのオートバイとしては)がR1150RSからの乗り換えは考えない。