ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

ウイスキー × 銅(その1)

2020年02月23日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

昨日、ヨシムラ・サイエンス・ラボの取材活動として、富山県砺波市にある、若鶴酒造㈱様 を訪問させて頂きました。

ウイスキーを蒸留する銅製ポットスチル(写真)など、ウイスキー×銅に関する取材結果については、本ブログで順次ご紹介していきます!


まずは、ただいま、若鶴酒造さんのウイスキー「サンシャインウイスキー プレミアム」をじっくりと味わっています。
深みのあるまろやかな味わいです。



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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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ランビック × 銅 (その2)

2020年02月17日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

前回、ベルギーの伝統的なビール「ランビック」の発酵過程で使用する浅くて平らな銅の容器について紹介しましたが、
本日は、その「ランビック」に関する書籍を紹介します。

それは、ランビック ~ ベルギーの自然発酵ビール ~  です。

なんと、その書籍の出版社は、これまでに「身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!」と「銅のはなし」を出版させていただいた技報堂出版です。

ビール好きの私も読んでみたいと思います!
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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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ランビック × 銅

2020年02月16日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

ベルギーの伝統的なビール、「ランビック」をご存知でしょうか?
醸造所の中や周辺に棲息する野生酵母を使って発酵させるビールで、ビール好きの私も味わったことはないのですが、
酸味が強い味わいのようです。
その製法に銅が用いられます。
それは、浅くて平らな銅の容器に麦汁を流し込んで、空気中に漂う酵母がその上に降り注がれて発酵させるというものです。

※写真は、NHK番組「世界はほしいモノであふれている」で紹介された画像写真

機会があれば、ぜひ飲んでみたいビールですね。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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歴史秘話ヒストリア × 鉄

2020年02月12日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日、NHK総合10時30分から放映される「歴史秘話ヒストリア」は、“日本鉄物語 奇跡の金属が列島を変えた” です。
番組では、新時代を切り拓いた鉄の歴史をたどるようです。

弥生時代に中国や朝鮮半島で作られた鉄製品が日本に伝わり、長崎・壱岐などを通じて列島にもたらされ、暮らしは劇的に変化し、鉄を求めて列島各地の交易が盛んとなり、また、古墳時代には、鉄は権威の象徴ともなったそうです。
(引用:NHKホームページ)

皆さん、ぜひご覧ください。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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日本で初めて銅と亜鉛からなる真鍮が発明された地

2020年01月25日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、日本で初めて銅と亜鉛からなる真鍮が発明された地として知られる広徳寺についてです。

広徳寺は、滋賀県にあるお寺で、真鍮開祖の伝承を持つお手で、「庚申さん」とも呼ばれています。
庚申山麓に住んでいた籐左衛門が、黄金色の光沢をした合金を得ることに成功したそうで、これが我国における真鍮精練の始まりと言われます。

伝銅師(自称)である私としては、行ってみたい所ですね。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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アイアンロード

2020年01月13日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日21時からのNHKスペシャルは、アイアンロード ~知られざる古代文明の道~で、
西アジアから日本列島までの各地に「鉄」を伝えた「アイアンロード」について放送されます!

ぜひご覧ください!!

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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アルゼンチン × 銀

2020年01月03日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日2回目は、銀の話題2つ目「アルゼンチン×銀」についてです。

アルゼンチンという名は、銀を意味するラテン語の“Argentum”から取られたようです。
この名の発祥は、ラプラタ川へ初めて到着したスペイン人たちの探検隊が銀をスペインに持ち帰ったことで、この美しい銀が豊富にある山脈の存在が知られるようになり、1524年頃よりソリスの川は“ラプラタ川(銀の川の意)”と呼ばれ、1853年に承認されたアルゼンチン憲法の中でも、政府と国土の呼称として“アルゼンチン共和国”という名が明示されたそうです。
(※在アルゼンチン日本国大使館HPより)

確か、銀の方が金より価値が高かった古代エジプト時代もありましたが、
現代のように銀が金に次ぐ価値となったのは、銀が1545年に南米で大量に産出されるようになったことが原因だそうです。
銀の価値が金より低くなったのは、ちょうどアルゼンチン共和国という名が明示された時期と近いですね。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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ワイン × 銅

2019年12月31日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

今日は大みそか。
久しぶりに家族が揃って家で一杯やるために、「酒のやまや」さんに行ってきました。

銅をこよなく愛する、伝銅師の私としては、外せないワインを見つけました。
その名も、”Copper Ridge”で、ラベルの銅の輝きに惹かれました。
ネットで調べると、カリフォルニアワインで”Copper Ridge”は生産者名のようです。


全く科学と関係ない話題で失礼しました。

今晩は、紅白見ながらこれで一杯!
良いお年を。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


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「スプーンと元素周期表」

2019年11月14日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

最近、通勤時に読んでいる書籍です。
題名に惹かれてついつい買ってしましました。
訳本でちょっと読みにくさがありますが、事例を用いて元素が解説されており、楽しみながら読むことができます。



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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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はやぶさ × 銅

2019年11月12日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、「はやぶさ×銅」について紹介します。

今年の4月に探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に人工クレーターを作製するための弾丸衝突に成功したことはご存知かと思います。
さて、使用された弾丸が銅だったことをご存知でしたか?

実は、使用された弾丸は、弾薬によって放たれた銅板を爆風の勢いで中心部が盛り上げて丸くて球形に変形させた銅弾丸が使用されました。
当初は、銅以外のタンタルや鉄も検討されたようですが、変形のし易さから銅が選択されたようです。

探査機「はやぶさ2」は、
使用された銅弾丸をリュウグウに残して、明日11月13日午前10時すぎに地球帰還に向けて小惑星「リュウグウ」を出発するようです!

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
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結婚 × 銅

2019年11月08日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

伝銅師としての本日の話題は、「結婚×銅」についてです。

結婚記念日というと、結婚から25年目の「銀婚式」、結婚から50年目の「金婚式」は有名です。
金、銀とくると、オリンピックのメダルではありませんが、銅婚式が気になります。

愛媛県新居浜市は、かつて世界有数の産銅量を誇った別子銅山がありました。
国内では最大規模の鉱脈でしたが、昭和48年 (1973年)に別子銅山は閉山しました。
そのような背景から、新居浜市では、結婚7年の安定の時期を銅にたとえて「銅婚式」というイベントがあるようです。

ネットで調べると、鉄婚式やアルミ婚式、錫婚式もあるとか。

そういえば、私と妻は、最近銀婚式を迎えたところです!


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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


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ヤッターマン × 銅

2019年11月05日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

今日は、ちょっといつもと違って、「ヤッターマン×銅」 のお話です。

今年で51歳になる私にとって、子供の頃のアニメといえば、タイムボカンシリーズ。
同年代の方々で、同感される方もいらっしゃるのでは? ※お分かりにならないお若い方はネットで検索してみてください。

毎日の帰宅途中に、「銅」に関する内容をネットで検索するのが日課になっていますが、
本日、たまたま見つけたのが、タイムボカンシリーズ ヤッターマン第77話の題名「仮面だコロン」。
内容は、例のごとく、ドクロストーンのありかを知っていると思われる、銅仮面を被った男を救出する物語。
ネットで動画見ましたが、確かに銅色っぽい仮面を付けた男が出ていました。

本日は、「銅」をキーワードにネット検索した結果、見つけた昔懐かしいアニメの話題でした。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


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サトウキビ × 圧延

2019年10月31日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、塑性加工の1つである「圧延加工」の歴史についてです。

圧延加工は、間隔が圧延する材料の厚みより狭くセットした回転する一対のロール間に金属を通過させて断面積を小さくし、長尺な金属を得る方法で、その歴史は、インドに始まるようです。

その昔、インドでサトウキビから砂糖を絞る方法として2本の回転する木製の丸棒にサトウキビを押し込んでいたそうです。
その作業を15世紀ごろにヨーロッパ人が見て、金属の加工に用いたのが始まりだそうです。

サトウキビと圧延。
意外な組み合わせでしたね。

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トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


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金属材料 ✖️ 歴史

2019年10月15日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

技報堂出版の「銅のはなし」と、日刊工業新聞の「トコトンやさしい金属材料」を執筆した際に、銅をはじめとする各種の金属材料の歴史を調べる機会があり、そのためか、すっかり人類と金属の出会いについて興味を持つ様になってしまいました。

例えば、鉄との出会いは、隕石の一種の隕鉄であったこと、そのため、古代文明のシュメール文明の言語で鉄を「天の金属」と呼んでいたそうです。
神秘的ですね!
また、日本で代表的な隕鉄は、私が住んでいる富山で発見されたようです。なおさら身近に感じます。

10月下旬に発刊される、日刊工業新聞の「トコトンやさしい金属材料」で、金属の歴史についても一部言及していますので、ぜひご覧くださいませ。

日テレ24時間テレビ × 川口の鋳物

2019年08月25日 | 金属 よもやま話

伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

毎年、8月末の恒例番組となっている、日テレ系の24時間テレビ。

今朝、その番組を見ていると、1964年東京五輪で使われた旧国立競技場の聖火台が、

鋳物の街 埼玉県の川口で当時作られた内容について紹介されていました。

納期短い中での製造チャレンジなど、感動的な内容でしたね。

そのストーリーが、インターネットの日本経済新聞に紹介されています。

 

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銅のはなし』(技報堂出版)

『身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)

『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)

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