ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

ワインと金属(第二回)

2012年10月16日 | サイエンス
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

ボジョレーヌーボの解禁である来月の第三木曜日(11月15日)も間近ですので、ワインと金属について全3回でご紹介しております。
本日はその第二回目で、浸せばたちまちワインが熟成してしまう不思議な金属についてです。

ワインは種類にもよりますが、瓶に詰められた後に熟成が進み、風味が変化すると言われています。
そのために、数十年物のワインが高値で取引されますよね。
そんな熟成されたワインの風味を簡単に作り出せれば、時間もかからず便利ですよね。
実は、そんな道具があるようです。
それは、特殊な金属が先端についたスプーン状の道具で、それをワインに浸すと、浸した時間だけ熟成度合が増すそうです。
例えば、5秒浸すと5年の熟成っていう感じに。。。

なんだか魔法の様なお話ですね。