ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

チタン製のスプーン・フォーク、お箸

2014年03月09日 | 伝統工芸
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

昨日、富山市にあるデパート 富山大和に所用で行ってきました。
その時に、福井県の鯖江の特設展示にて、伝統工芸であるメガネフレームの成形技術を活かしたチタン製のスプーン・フォーク、お箸の展示がありました。
実際に、チタンでできたスプーン・フォーク、お箸を手に取ると、日頃、ステンレス製のスプーンに使い慣れているためか、その軽さに驚きました。
ステンレスの密度は7.7~7.9g/cm 3 前後に対して、チタンの密度は4.5g/cm 3。
同じ大きさのスプーンとすれば、チタン製スプーンはステンレスの半分弱の軽さです。

アレルギーの恐れもなく、錆びずに、軽い金属、チタン。
今後も用途が広がりそうですね。