2017年7月1日(土) 南西漁港見聞釣録 その②
キュウセンの成魚である。

かなりな大物で、メスからオスへと性転換しはじめているところである。
私がハオコゼを釣り上げたちょうどそのとき
相棒の歓声が聞こえてきた。
「お父さん! 大きいよお!」
漁港の階段に仁王立ち、竿を大きく弓なりに曲げておられる。
1分近いヤリトリの後、見事に釣り上げたではないかっ!

いつも相棒、アッチへウロウロ、コッチへウロウロ動きまくって釣りをされる。
今回も竿だけもってうろついとったんである。
当然イケス代わりのバケツもないままに。
「コッチもハオコゼで忙しいんじゃ! はよ持ってこんと! さわんなよお!」
何十年ぶりだろうか? 彼女が走ってる姿を見たのは。
「何回もアタリがあったんよ。フグじゃと思うて言わんかったんよ」
「ふ~ん」
「まさかベラと思わんかったけえ・・・・・・」
と、口調はやさしそうだが、目が笑い、口元がひきつっとる。
きっと心の中では「ヤッター! 私の勝ちじゃ!」とほくそ笑んどるに違いないわ。
コイツ百戦錬磨とは言わないにしてもしたたかな九十九戦錬磨なのである。
いずれにしてもハオコゼとキュウセンでは勝ち目はない。
おとなしく白旗をあげて、休戦を申し出るしかないのである。
なんせ観察ケースにギリギリ入る大きさだったのだから。

さておき、キュウセン(私の地方ではギザミという)について。
冒頭に書いたように性転換が得意なベラのなかまである。
大きく成長したものが性転換し二次オスになることで、たくさんの子孫を残そうという作戦である。
追記:9月23日にオスを釣った。2ヶ月かかってやっと・・・・・・

夜は砂にもぐって眠る、という健全な生活をされる。
そんな彼らも最近は海水温上昇によってササノハベラなどの南方系のベラに圧されつつあるという。
我が家の釣りバトルと同じじゃないかっ!
キュウセンの成魚である。

かなりな大物で、メスからオスへと性転換しはじめているところである。
私がハオコゼを釣り上げたちょうどそのとき
相棒の歓声が聞こえてきた。
「お父さん! 大きいよお!」
漁港の階段に仁王立ち、竿を大きく弓なりに曲げておられる。
1分近いヤリトリの後、見事に釣り上げたではないかっ!

いつも相棒、アッチへウロウロ、コッチへウロウロ動きまくって釣りをされる。
今回も竿だけもってうろついとったんである。
当然イケス代わりのバケツもないままに。
「コッチもハオコゼで忙しいんじゃ! はよ持ってこんと! さわんなよお!」
何十年ぶりだろうか? 彼女が走ってる姿を見たのは。
「何回もアタリがあったんよ。フグじゃと思うて言わんかったんよ」
「ふ~ん」
「まさかベラと思わんかったけえ・・・・・・」
と、口調はやさしそうだが、目が笑い、口元がひきつっとる。
きっと心の中では「ヤッター! 私の勝ちじゃ!」とほくそ笑んどるに違いないわ。
コイツ百戦錬磨とは言わないにしてもしたたかな九十九戦錬磨なのである。
いずれにしてもハオコゼとキュウセンでは勝ち目はない。
おとなしく白旗をあげて、休戦を申し出るしかないのである。
なんせ観察ケースにギリギリ入る大きさだったのだから。

さておき、キュウセン(私の地方ではギザミという)について。
冒頭に書いたように性転換が得意なベラのなかまである。
大きく成長したものが性転換し二次オスになることで、たくさんの子孫を残そうという作戦である。
追記:9月23日にオスを釣った。2ヶ月かかってやっと・・・・・・

夜は砂にもぐって眠る、という健全な生活をされる。
そんな彼らも最近は海水温上昇によってササノハベラなどの南方系のベラに圧されつつあるという。
我が家の釣りバトルと同じじゃないかっ!