私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

クロマダラソテツシジミかな?:ならば蘇鉄vs芭蕉論争は私の勝ちだ!

2021-09-05 18:10:20 | チョウ・ガの仲間
2021年9月5日(日)

久しぶりに本日の出来事。

クロマダラソテツシジミかなあ?

20210905

一昨日深夜の集中豪雨
一日待って晴れ間がみえた今日、川の増水状況を確かめるのと
ついでに河川近くの寺社で、かみさんの吟行と私の虫探し。

川の様子はさておき、流石に豪雨だったからかな?
ナラ・カシなどドングリの木に期待してた虫どころか、他の虫もほとんどいない。

お参りしとかんとね、バチが当たったらいかんと・・・
参道にムラサキシジミがいて


しばらく待っても翅を広げてくれんのんで


どう見ても地味な茶色のシジミチョウやんね。
せめて、昨秋のときくらいは開いてくれんと・・・



で、お参りして、小さく鐘をついて、階段を降りる途中のこと。
「ああ、大きな芭蕉がはえてるね~っ!」とかみさん。
「あれは、蘇鉄とちゃうんか?」と私。
「なら帰って調べてみる? 違っとったらどうする?」と責め立てられて
「んなら、あれは芭蕉です! はい、私が間違ってます!」と即座におれて

すぐ横に、シジミチョウ


撮る物も撮り会えず(おっさん、字がちゃうぞっ!)
どこでも見かけるツバメシジミだと思いつつパチリ!


帰宅後、『フィールドガイド日本のチョウ』で確かめてみたら、ツバメシジミとは全然違う!

どうみても、クロマダラソテツシジミという初めて聞いた名前のシジミチョウにそっくり!
「細長い尾状突起や斑紋から他種との識別可能」と書いてたし
「幼虫は蘇鉄の若芽を食べて育つ」とも書いてたし・・・

あれは芭蕉ではなく、やっぱり蘇鉄じゃろうがっ!
どうしてくれるんなっ!
と、今聞こえんくらいの声でつぶやいとる。

ちなみに、このクロマダラソテツシジミ
本によると、かつては日本国内に生息しておらず
1992年初めて沖縄で生息が確認され
最近は関東地方でも発生することもあるそうだ。

今朝まで見たことも聞いたこともないシジミチョウだったからなあ、いい勉強になったわあ~!

クロコノマチョウとかナガサキアゲハといった南方種の北進と共通するね。
地球温暖化の間接的な証かもしれないね。