2019年3月7日(木)
「ご当地お魚図鑑めぐり」第2回は岩手県。
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『岩手の魚百科』 (北里大学教授 井田齊監修 岩手日報社刊 1992年)
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県内の淡水魚から沿岸魚・深海魚とまんべんなく200種以上掲載してる。
当時、県内で確認されてる魚が500種程度だそうだから、かなりの数だ。
生態写真、標本写真と画像も多様で面白い。
また、大学の先生が監修してるから、進化の道筋にそって古い系統から順に正規分類の掲載。
実に図鑑らしい図鑑になってる。
当時、岩手県の淡水魚類は40種程度が知られてるそうだ。
他県に比べ少ないのは、北上川以外大きな川がないこと、急峻な川が多いことで
平野部を好むコイ科魚類などの純淡水魚が生息しにくいためとのこと。
タナゴの学名が Acheilognathus moriokae になってて
当時は盛岡で採集されたのが初記録(論文)だったことなんかが淡々と誇らしく書いてるのもいい。
今は、それ以前の採集記録(論文)から A. melanogaster のシノニムになってる。
そういう学問の歴史にも郷愁を感じたりして、とってもいい図鑑です。
「ご当地お魚図鑑めぐり」第2回は岩手県。
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『岩手の魚百科』 (北里大学教授 井田齊監修 岩手日報社刊 1992年)
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県内の淡水魚から沿岸魚・深海魚とまんべんなく200種以上掲載してる。
当時、県内で確認されてる魚が500種程度だそうだから、かなりの数だ。
生態写真、標本写真と画像も多様で面白い。
また、大学の先生が監修してるから、進化の道筋にそって古い系統から順に正規分類の掲載。
実に図鑑らしい図鑑になってる。
当時、岩手県の淡水魚類は40種程度が知られてるそうだ。
他県に比べ少ないのは、北上川以外大きな川がないこと、急峻な川が多いことで
平野部を好むコイ科魚類などの純淡水魚が生息しにくいためとのこと。
タナゴの学名が Acheilognathus moriokae になってて
当時は盛岡で採集されたのが初記録(論文)だったことなんかが淡々と誇らしく書いてるのもいい。
今は、それ以前の採集記録(論文)から A. melanogaster のシノニムになってる。
そういう学問の歴史にも郷愁を感じたりして、とってもいい図鑑です。
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