私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヤリボテ(交雑種)を釣った場所は?の巻    釣査62種目

2017-02-08 16:40:31 | 純淡水魚
 2017年2月8日 水曜日

ヤリボテ(ヤリタナゴとアブラボテの交雑種)である。


この場所で同じ日に釣り上げた3枚のタナゴの写真を並べてみる。


左がヤリタナゴ。
中央手前が最も体色の薄かったアブラボテ、奥がこのヤリボテ。
右がアブラボテ。

体型や体色・ヒレの模様が明らかに中間の形質を示していることが分かる。

さて、実はこれらの結果、ほぼ1年前の2月末のものなのである。
貯水池の壁面いっぱいにタナゴ類が群らがっていたのである。
高密度に生息していることでこのヤリボテが生じたのだろうね。
一昨年にこのポイントを見つけて以来、2尾目のヤリボテなのである。

今日は、ちいとばかしマジメに万全を期して、タナゴ類だけをねらって確かめてみようじゃないか。

100円均一の注射器4本に黄身ネリをつめ、2本は冷凍庫に保管。


改良タナゴウキモドキ(軸にカーボンロッドを使用)を作成。


いやあ、ちょっぴりショックでしたわ。
タナゴ類ずいぶん数減っとるわ。
特にアブラボテ。
壁面にあまりおらんし。
ま、数年ごとに増減を繰り返したりもするのであまり心配せんでもええかなあ。
ついでに書くと、うるさいほど釣れていたコウライモロコもあまり釣れんし。

何よりショックだったんは・・・・・・
ヤリタナゴが立て続けに釣れて、すぐに9尾。
「ツ抜け」とならんように竿をたたむしかなくなったのであった。
行き帰りに1時間強、釣りに30分。
トホホホホホ・・・・・・このルールなんとかならんのんか! (あんたが決めたんや!)


一路 南中市への巻  台湾釣(ガサ)行記㊲

2017-02-08 08:00:15 | 台湾の魚たち
 2016年月26日 月曜日

友が撮影しとる間にタマリを離れ、本流へ。


おっ! 釣りしとる! わっ! 竿曲がったが!
そう、ピシッとフィッシングスーツできめとるにいちゃんがでっかい魚をかけたんである。
逆光でよく見えんが、にいちゃんの所まで行けんのんである。
しばらくやりとりした後みごとに60cmオーバー釣り上げたわなあ。
思わず拍手。パチパチパチ・・・・・・
「グッジョブ!」と叫ぶ。
にいちゃんネット掲げて応えてくれとる。
いやあ、釣りによる国際交流じゃわあ。

さあ、台中市へ移動じゃ。
といっても私は助手席でのんびりしとるだけじゃけど。
駅前のこれまた格安ホテルに到着。
20時を過ぎ、悩んどる間に次々店じまいを始めとる。
台湾版セルフ大衆食堂に飛び込んだ。


あれやこれや皿に取りお会計。
お店の人が「スープは要らないのかい?」と何度も確かめてくる。
食っとる間に「小龍包40台湾元」に気づき追加注文。
どれもこれもうまいけど食いきれんわあ。
「つくづく幸せじゃなあ。」などと話している最中に友が気づく。
次々やってくるお客さん、何品かの料理に必ず持ち帰りスープを頼んどる。
「この店、豆乳スープ専門店とちゃうん?」




小鰾鮈(コブクロカマツカ類)は任せたわの巻  台湾釣(ガサ)行記㊱

2017-02-07 08:07:46 | 台湾の魚たち
 2016年12月26日 月曜日

台湾の小鰾鮈(コブクロカマツカ類)である。


2種いるらしいが区別がつかないのでこの書き方にしているのである。

台湾のヨシノボリ類を立て続けに2尾、針を飲ませてしまった。
すぐに針をはずし観察ケースに入れても体色がどんどん落ちてしまう。
「悪いことしたなあ」と思いつつ、気を入れなおす。
「今度こそちゃんと釣るでえ!」
足場の悪い斜面を何度も上がり降りして場所を変え、仕掛けを下ろす。
テナガエビしか釣れなくなってしまった。
と、底石まわりに小さなコイツが張りついているではないか!
エサを落としても見向きもせんわな。
チロチロ動くようすをを見とるしかない。
「ま、友が必ず採っとるし、撮っとるけえ。」とたかをくくって任せることにする。
「いつもいつもハイエナさせてもらってすまんの。」

さて、コブクロカマツカ類。
中国大陸・朝鮮半島・台湾に少なくとも20種を超える種類がいるのである。
分布は広いし、そんなに珍しい淡水魚ではないのである。

なんで日本にいないんだろ?
日本列島成立の歴史を紐解く手がかりとなる淡水魚類の一つなんだろうな。

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明潭吻鰕虎(Rhinogobius candidianus)?を釣るの巻  台湾釣(ガサ)行記㉟ 釣査61種目

2017-02-06 09:13:05 | 台湾の魚たち
 2016年12月26日 月曜日

明潭吻鰕虎( Rhinogobius candidianus )なんじゃないかなあ?


台湾西部に流れる濁水渓という大きな河川の中上流域の清水渓という支流の


下流域にあった堰のタマリで釣ったのである。


タイワンハナマガリやタカサゴオイカワが群れとるけども万能エサのミミズに見向きもしない。
パン練りを使っても知らんぷり。
友はガサをしに上流へ行ってしもうとるし、車のカギはないし・・・・・・

仕方がないので底に沈め、何度も釣り落とした末に2尾ほど釣ったのである。
実にすばしこい。
エサをくわえてはすぐ底石にもぐりこむ。
しっかりくわえるまで待つしかないわ、と思ったのが大きな失敗だった。
2尾ともしっかり針を飲み込んでしもうて・・・・・・
台湾で初めてしかも続けて殺してしもうたんである。
いやあ、いやな気分になってしもうたがな。

せめてしっかり観察を、とじっくり見てみると
「日本のクロヨシノボリにそっくりちゃうけ?」なのである。
でも台湾にクロヨシノボリはおらんしなあ。

帰国後調べてみて、分布域その他照らし合わせてみて
明潭吻鰕虎( Rhinogobius candidianus )だと思うのである。
図鑑を自分なりの解釈でナナメ読みしてみる。
「かつてコイツをはじめとする台湾の数種ヨシノボリ類はクロヨシノボリにくくられていた」
「コイツと南台吻鰕虎( Rhinogobius nantaiensis )との関係は今後の課題である」
みたく書いとるのである。

ちなみに、とある有識者さんからは「ちがうよ」と言われたりしてるので誰か教えてほしいなあ。

なお、この場所に地元の釣り人がやってきたのだ。
声をかけると「いつも釣ってるよ」とのこと。
エサを見切られていたり、やたらスレとったりした訳じゃ。

私魚人図鑑③  定年親父の挑戦:~タナゴ仕掛けで釣った生き物60種達成記念号!~

2017-02-06 00:08:03 | 私魚人釣魚図鑑


2017年2月6日 月曜日

私魚人(あいうおんちゅ)図鑑③  ~タナゴ仕掛けで釣った生き物60種達成記念号!~



今回はほぼ「海と台湾」である。
のべ竿での海釣りは実に50年ぶりなのだ。
180cmタナゴ竿で海に挑む姿はまるでドンガバチョならぬドンキホーテなのである。
「もっと長い竿じゃったら・・・・・・」
「コマセをボンボンまきさえすりゃ・・・・・・」
「サビキや投げ釣りを使えば・・・・・・」
と何度もオレオレ詐欺にかかりかけたのである。
道具は一通り持っているのである。

ホント海で出会った釣り人全員が「釣れなくなった」と言い「長い竿」を使っていた。
うち1人を除き「コマセをボンボンまく」か「投げ釣り」をしていた。

「釣れないなら魚たちが回復するまでチョボチョボでもええわ」なんぞ思わんのが釣り人の性なのである。
「入れ食いを味わいたい」のが釣り人の性なのである。

でもなあ、ますます海を汚し、釣りを難しくし、かつドンドン釣れんようにしとるんではないかなあ。
自分の子や孫の時代にも地元の魚を味わえたり、もちろん釣りが楽しめたりした方がいい。
そのためにはあんまりエスカレートせん方がいい。
ショボイままガマンじゃ、ガマン。
その方がタマタマ釣れた喜びもヒキも大きいのである。