私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ダイナンギンポ : かみさんは非道いぞ!①

2018-04-12 06:18:06 | 海釣り
2018年4月12日(木)

一昨日の釣りの続き。

大きなダイナンギンポである。


毎度変わらず申し訳ないのだが、かみさんが釣った。

どれくらい大きいのかというと
撮影ケースに入りきらんくらい大きい。


私が岩と岩のすき間から2度も引きずり出し
2度も釣り落とし、
てっきりそのすき間から逃亡したハズだった。

そいつをきっちり釣り上げやがるもんなあ・・・
腹が立つやら、悔しいやら・・・

でもなあ、大きすぎて撮影できんもんな。


夕方近くになって私が釣ったヤツを見てみっ!


ほれっ!
ちょうどいい大きさやろが!
私くらいのプロにかかれば、撮影ケースにあわせた魚を釣るのは簡単なのである。
大きければいいというもんじゃないんぞ!

しかも素直に全身をさらしてくれとるやろ?

チャガラ : やっと綺麗に撮れたんよ!   釣査50種目改

2018-04-11 07:49:48 | 海釣り
2018年4月11日(水)

今年になってやっと釣れ、やっと綺麗に撮れたチャガラである。


忘れんうちに釣魚図鑑②に再登録しておくことにする。

昨日も釣りへ。
100円分のイソゴカイが余ってしまうからである。
使い切らないとゴカイさんに失礼だからである。
使い切って止めればいいものの
使い切る頃によく釣れるものだから
ついつい近くの釣具屋さんに100円持って走るのである。

釣れない時もある。
そのときはイソゴカイをそのままお持ち帰り。

つまりイソゴカイは欠かすことなく我が家に常備されることになる。
負の連鎖である。
いつまでたっても海釣りを続けなければならなくなるのである。

ま、川釣りも同じで
我が家の冷蔵庫には「ミミズのくまたろう」1箱と
黄身ネリ注射器入りが数本も
イソゴカイちゃんとともにおやすみになられとるのである。

さておき、このチャガラ、昨年1月6日に釣査50種目として釣っている。
このときはサヨリ用アミエビで入れ食いとなった。
チャガラだけでなく、シロメバルも湧くほどいた。

ただ、記録撮影はなぜか白いまだら模様が出てしまい
チャガラの綺麗さを伝えきれないでいた。

そのチャガラもシロメバルも
今年は4月になってもチラホラとしかいない。
一体どうなってんだ!

そのチャガラを目一杯の深さ(約2m タナゴ竿だからね)で
集中しまくって見釣りでようやく釣ったのだあ!


黒バケツで落ち着かせた後、ただちに撮影したのである。

しばらくは撮影ケースの底でじっと。


浮き始めたのを見計らって撮影。


すぐ水面まで浮いてしまう。


撮影ケースを上から軽くたたき、驚かせると底へ。
再び浮き始めたのを撮影。
チャガラくんもストレスがたまるのだろう。

体色が濃くなっていく。


なんてなことして一日上機嫌でいたのにね。
そろそろ夕方ですよって頃にかみさん2匹も釣っちゃうんだもんな。

腹立つから撮影は2匹まとめて、きちゃなく撮っちゃろっと。


下の大きな個体は白まだら模様が撮影前からずっと出てる。
きっとかみさんにイジメられたんやな。






シモフリシマハゼとアカオビシマハゼ : ダボハゼ3兄弟② 次男坊と三男坊

2018-04-10 19:17:35 | 汽水釣り
2018年4月10日(火)

昨日の釣りの続き。

シモフリシマハゼのオスである。


チチブと同じで繁殖期のオスはこのように黒くなる。



続いてアカオビシマハゼ。


残念ながら今回繁殖期の特徴を示すオスは釣れなかったケド。



どちらもチチブ属の魚なのである。
少し前まではどちらもシマハゼという1種にまとめられていたそうだ。

この2種の区別のつけ方は以前も書いたケド
ひっくり返してみると一目瞭然。


白い斑点がちりばめられているのがシモフリシマハゼ。
何にも模様のないツルッツルなのがアカオビシマハゼ。

今回あらためて「そうかもしれんな」と思ったのは
チチブ・シモフリシマハゼ・アカオビシマハゼの繁殖期のオスのカラーリングの違い。

どいつもこいつも黒くはなるのだけれど
チチブのオスは、胸ビレの三日月模様が青白くなり

シモフリのオスは、背ビレ・尻ビレのフチがくっきりと黄色くなり

アカオビのオスは、胸ビレのフチが青白くなるような気がするのである。

(画像は昨年5月に釣ったアカオビの巨大オス)

これらを婚姻色と呼んでいいのかどうかもわからないし
何せ2年前にはロクに区別もできなかったのであるから
間違っててもご容赦いただければありがたいのである。

さておき、このダボハゼ(チチブ属)たちは基本すみわけている。

チチブは川へ川へと遡ろうとした。
河口域から中流域まで広範囲に分布を広げ
ヌマチチブという分家までつくっていった。
いわばフロンティア精神にたけ、勢力図を拡大していったすぐれた長男である。

アカオビは海水にとどまる道を選んだ。
汽水域から淡水の影響をほぼ受けないような海水域まで広範囲に分布を広げ
いつでも誰でも釣れてあげますからと鷹揚にかまえた。
いわば人の良い、人気者の三男なのである。

一方、シモフリは汽水域だけを選んだ。
川へも行かず海にもなじまず河口域という狭い範囲で細々と暮らすことにした。
いわば、肩身の狭い偏屈者の次男なのである。

このダボハゼ3兄弟をわずか畳2畳程度の広さで
ほぼ同じ割合で釣れるポイントがあるのである。


3兄弟が仲良く生活してる場所はここしか知らないのである。

えっ?
何男かって?

私はもちろん次男である。

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チチブ : ダボハゼ3兄弟の長男を・・・①

2018-04-10 07:37:13 | 汽水釣り
2018年4月10日(火)

手作り撮影ケースを試しに釣りに出かけた。
試すには確実に釣れるところへと。

1ヶ所目はこんなとこ


チチブさん(メス)が釣れた。


丸っこい顔つきがなかなかカワイイ。


チチブくん(オス)も釣れた。


まったくヒレを開かない。
ふてぶてしいヤツだ。

すりこぎのような顔つきがにくたらしい。
撮影ケースを揺らしてもらい、無理やりヒレを開かせようとする。


あかんっ!
ピントがあわんし・・・ヒレだけ見てね。

ただし、撮影ケースは順調だ。
すこぶるキゲンがいい。

オスとメスの顔つきを並べてみる。


同じ魚かいな? と思うくらい違ってる。
繁殖期のオスは
体色が黒くなり
顔つきがごつくなり
ほおの白点は小さく
胸ビレ付け根の三日月模様が青白くなるのである。

なんてなうんちくをかみさんに言おうとする。
が、
「チチブばっかりでつまらん。どっか行こ」
という一言で片付けられ、次のポイントへと移動することに。

そのポイントでは、チチブ属3兄弟(チチブ・シモフリシマハゼ・アカオビシマハゼ)が釣れるのだ。








生息地壊滅!? : 万端整えたのに・・・何やってんだかシリーズ⑧

2018-04-09 07:22:36 | 淡水釣り
2018年4月9日(月)

雨と寒波と強風の週末。

古いデータを書きつづりながら、
何もせず手をこまねいていたわけではないのである。

即席タナゴウキモドキを全部で10個作った。




久しぶりに会う弟夫妻に「タナゴ釣りセット」を押し付けるためである。
東日本に住む2人を無理矢理にでも巻き込めば、新たな支部が生まれる。

西日本と東日本では生息する淡水魚がかなり違ってくる。
新たな魚を釣る機会も当然増える。

部屋にいながらにして次々とデータだけ頂戴するという濡れ手に粟のウハウハ構想なのである。

当然、竿も仕掛けも準備した。

その後、アクリルカッターを買いに100円ショップへ。
観察ケース2018年度版を作るためである。
ネットで売ってることを確かめて数軒回って成果ゼロ。
接着剤と底に敷く砂を買う。

アクリルカッターは、やむなくDIY店にて400円程度で購入。


アクリル板は2mmなので作業はしやすい。
完成させ、乾燥させ、水もれを確認したのがコレ。


では、どっちも試そうではないか。
と、かみさんがいない隙に近くの用水路へ。

えっ? 目を疑う光景が・・・
タナゴ類もなんもかんもまったくおらんっ!
昨年晩秋からずいぶん減ったなとは思ってはいたケド・・・・・・

この水域で他の魚はさておき、タナゴ類が再び繁殖する可能性は極めて低い。(外来種タイバラは別として)

また、生息地が消えた・・・・・・

肩をがっくしカカトまで落として、広島カープのTV観戦をするのであった。(こっちも2連敗やもんなあ)