旧暦の7月15日を中心に行われる先祖供養の儀式、「盂蘭盆会」…略して「お盆」。
先祖の霊があの世から現世に戻ってきて、再びあの世に帰っていくという
日本古来の信仰と仏教が結びついてできた行事である。
金沢では新暦に合わせ7月中旬に行われるようだが、津幡町は、
本来のタイミングが一般的。
8月13日の「迎え盆」から16日の「送り盆」までの4日間をお盆とする。
よって、このタイミングでお墓参りへ出かける方が多い。
僕も、きのうの朝、散歩の足を伸ばして墓前へ出向き、掌を合わせてきた。
この時期の墓地は、何となく華やかだ。
飾られた花々の色合いも勿論だが、
幾種類かの香りが、賑やかな雰囲気を醸し出している。
・蓮や菊の花の香。
・切り花の切り口から匂い立つ青臭い草の香。
・線香の煙。
・和ろうそくの炎から立ち登る微かな黒煙の香と、溶けた蜜蝋の香。
・墓石に柄杓でかけられた水の湿った香。
それらが混ざり合い溶け合って、普段の静かな様子とは一変。
生気が漂っている感じがするのだ。
家の墓は、今は「鷹の松墓地公園」の一角に置かれているが、
かつては本津幡駅近く、七尾線の線路を望む場所にあった。
お盆に家族で墓参り出かけると、時折、列車の走る音が響いた。
ちょうど駅講内へ入る直前の辺りのため、スピードを落として走るため、
妙に読経のリズムと調和していたのを覚えている。
南無妙…カタンカタン法蓮…カタン華経…カタタン。
先祖の霊があの世から現世に戻ってきて、再びあの世に帰っていくという
日本古来の信仰と仏教が結びついてできた行事である。
金沢では新暦に合わせ7月中旬に行われるようだが、津幡町は、
本来のタイミングが一般的。
8月13日の「迎え盆」から16日の「送り盆」までの4日間をお盆とする。
よって、このタイミングでお墓参りへ出かける方が多い。
僕も、きのうの朝、散歩の足を伸ばして墓前へ出向き、掌を合わせてきた。
この時期の墓地は、何となく華やかだ。
飾られた花々の色合いも勿論だが、
幾種類かの香りが、賑やかな雰囲気を醸し出している。
・蓮や菊の花の香。
・切り花の切り口から匂い立つ青臭い草の香。
・線香の煙。
・和ろうそくの炎から立ち登る微かな黒煙の香と、溶けた蜜蝋の香。
・墓石に柄杓でかけられた水の湿った香。
それらが混ざり合い溶け合って、普段の静かな様子とは一変。
生気が漂っている感じがするのだ。
家の墓は、今は「鷹の松墓地公園」の一角に置かれているが、
かつては本津幡駅近く、七尾線の線路を望む場所にあった。
お盆に家族で墓参り出かけると、時折、列車の走る音が響いた。
ちょうど駅講内へ入る直前の辺りのため、スピードを落として走るため、
妙に読経のリズムと調和していたのを覚えている。
南無妙…カタンカタン法蓮…カタン華経…カタタン。