ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載、第百十一弾は「架空のメキシコ人女ガンマン」。

まずは、少々乱暴に、かつ簡潔に「アメリカ史」を振り返ってみたい。
新大陸が世界史に登場するのは、15世紀。
「クリストファー・コロンブス」の「発見」に始まる。
太西洋に面した東岸には、欧州列強が次々と上陸。
激しい争いの末、イギリスが植民地支配の覇を握った。
やがて「ボストン茶会事件」をキッカケに、対英独立戦争が勃発。
「アメリカ合衆国」が建国された。
東から西へ、アメリカは領土を拡大。
その版図が太平洋に達した後の1848年、
カリフォルニアで金鉱が見つかり「ゴールドラッシュ」が勃発。
大陸横断鉄道が開通し、人の往来が急増した。
北部の工業資本社会と、南部の農業経済圏による「南北戦争」を経て、
フロンティア終結宣言が出されるまでの半世紀余りが、いわゆる“ワイルド・ウエスト”。
「西部開拓時代」である。
当時を舞台にしたエンターテイメント作品・・・「西部劇」は人気のジャンル。
21世紀の今も新作が後を絶たない。
その理由は“ワイルド・ウエスト”が、アメリカの「青春」だからかもしれない。
砂漠、ピューマや毒蛇といった過酷な自然。
未開発のインフラ、未整理の無法地帯。
異文明の先住民族、アウトローに野盗集団など、
様々な脅威が跳梁跋扈していた「西部」は、未開の地。
そこに出かけ、艱難辛苦を乗り越えながら、
道を切り拓いてきた若きアメリカの大冒険。
成功と失敗を繰り返しながら成長してきた日々は、
時を経て郷愁を誘うようになり、アメリカ版時代劇として定着したと考える。
もちろん「開拓」とは、白人の目線。
アメリカンネイティブやラティーノ、
アフリカやカリブから連行された奴隷達にとっては「暗黒時代」である。
だからなのか、僕は、有色人種を主役にした西部劇をあまり知らない。
浅黒い肌の美しくカッコいい女ガンマンが、
東からやって来た白い侵略者をやっつける痛快ガンアクション。
・・・いつか、そんなエンターテイメントを観てみたいものだ。
不定期イラスト連載、第百十一弾は「架空のメキシコ人女ガンマン」。

まずは、少々乱暴に、かつ簡潔に「アメリカ史」を振り返ってみたい。
新大陸が世界史に登場するのは、15世紀。
「クリストファー・コロンブス」の「発見」に始まる。
太西洋に面した東岸には、欧州列強が次々と上陸。
激しい争いの末、イギリスが植民地支配の覇を握った。
やがて「ボストン茶会事件」をキッカケに、対英独立戦争が勃発。
「アメリカ合衆国」が建国された。
東から西へ、アメリカは領土を拡大。
その版図が太平洋に達した後の1848年、
カリフォルニアで金鉱が見つかり「ゴールドラッシュ」が勃発。
大陸横断鉄道が開通し、人の往来が急増した。
北部の工業資本社会と、南部の農業経済圏による「南北戦争」を経て、
フロンティア終結宣言が出されるまでの半世紀余りが、いわゆる“ワイルド・ウエスト”。
「西部開拓時代」である。
当時を舞台にしたエンターテイメント作品・・・「西部劇」は人気のジャンル。
21世紀の今も新作が後を絶たない。
その理由は“ワイルド・ウエスト”が、アメリカの「青春」だからかもしれない。
砂漠、ピューマや毒蛇といった過酷な自然。
未開発のインフラ、未整理の無法地帯。
異文明の先住民族、アウトローに野盗集団など、
様々な脅威が跳梁跋扈していた「西部」は、未開の地。
そこに出かけ、艱難辛苦を乗り越えながら、
道を切り拓いてきた若きアメリカの大冒険。
成功と失敗を繰り返しながら成長してきた日々は、
時を経て郷愁を誘うようになり、アメリカ版時代劇として定着したと考える。
もちろん「開拓」とは、白人の目線。
アメリカンネイティブやラティーノ、
アフリカやカリブから連行された奴隷達にとっては「暗黒時代」である。
だからなのか、僕は、有色人種を主役にした西部劇をあまり知らない。
浅黒い肌の美しくカッコいい女ガンマンが、
東からやって来た白い侵略者をやっつける痛快ガンアクション。
・・・いつか、そんなエンターテイメントを観てみたいものだ。