津幡町に関するよしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回は、まとめて4本。
【深まる秋。】
歩みのスピードを上げた季節は、秋から冬へと向かっている。
いわゆる「紅葉狩り」シーズンだ。
一般的に紅葉は最低気温と関係があり、気温が低いと色づきが進む。
10月頃「今年は全国的に平年並みか遅い」との声も聞こえたが、
ここ数日の冷え込みで、かなり鮮やかになった気がする。
散歩中、カラフルな街路樹が目を楽しませてくれた。
そして、人家(空き家らしい)の壁も染まる。
巻きひげの吸盤で樹木や壁を伝う「蔦」の色づきは、
樹木のように一辺倒ではなく、複数の色が織り成す。
あたかも昔の女性が着た「十二単」の彩りのように。
蔦の葉は 昔めきたる 紅葉哉 (松尾芭蕉)
【忠犬オブジェ、サンタになる。】
ハロウィンを終え、ほんの少し前までワンコたちはさっぱりしていた。
それが、今は紅葉のような赤い装飾が目立つ。
あと1ヶ月あまり、このコスチュームが続くだろう。
【みたにやギャラリー、五輪スペシャル。】
最近、注目している津幡中央銀座商店街の呉服店「みたにや」。
そのショーウインドーがバージョンアップした。
以前、ミュンヘン大会、メキシコシティ大会、モントリオール大会と、
3つの夏季五輪ポスターが飾ってあったが、一気に拡大。
第一回のアテネから第十五回の東京までラインナップ!
すごいな~と感心して眺めていたら、ある共通点に思い当たる。
図柄に女性がいない。
アテナ神らしき「女神」は登場しているが、女性アスリートはいない。
古代オリンピックは女子禁制の祭典。
そんな慣習が影響しているのかもしれない。
【看板、新調。】
「庄町商店街案内図」に足場が組まれているのに気付いたのは、
およそ1ヶ月前だった。
掲載内容も古くなっていたし、端々も劣化している。
『ついに取り壊されてしまうのかな』と僕は考えた。
しかし、杞憂に終わった。
立派な新看板が建つ。
44あった店舗は23に減ったが、致し方ない。
陽の光を照り返す真新しい看板は、実に誇らしげ。
これからも各個店には、頑張って欲しい。
<津幡短信vol.65>