つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

ボンドとゴジラに愛されて。 ~  若林映子。

2019年10月19日 22時15分19秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび手慰み。
不定期イラスト連載、第百二十二弾は「若林 映子(あきこ)」。

俗に「アジアンビューティー」と呼ばれるアジア女性の美の基準は、
“欧米目線”なのかもしれない。

@例えば「蒙古襞(ひだ)」。
 目頭の上まぶたから鼻側へ下行する鎌状の襞は、
 モンゴロイドの目元に切れ長で涼し気な印象を与える。
@または「みどりの黒髪」。
 直毛で濡れたように艶やかな黒い髪。
 「みどり」は「Green」ではなく、新芽などの「瑞々しい状態」を指す。
これら欧米系にはあまり馴染みのない特色に、
神秘的でクールな印象を抱いたのではないだろうか。

「若林 映子」は、そんなアジアンビューティーの魅力に加え、
彫りの深い面立ちに、整った肢体にも恵まれていた。

昭和34年(1959年)、イタリア映画『レ・オリエンターリ』。
昭和36年(1961年)、日伊合作映画『アキコ』。
             西ドイツ映画『遥かなる熱風』。
昭和42年(1967年)、『007は二度死ぬ』でボンドガールに抜擢。
「浜 美枝」と共に、銀幕を彩った。

更に、彼女は東宝特撮映画のヒロインでもある。
僕が、その姿を初めて目撃したのは『三大怪獣 地球最大の決戦』。
本公開は、昭和39年(1964年)のお正月映画だから、
リバイバル上映だったと思われる。

タイトルにある三大怪獣は、ゴジラ、ラドン、モスラ。
加えて、彼等が戦うライバル・・・キングギドラが初登場。
空を飛び、光線を放つ、三つ首の黄金龍には度肝を抜かれた。
そして、外国の王女にして金星人の末裔役の「若林 映子」に心がときめいた。

同作は『ローマの休日』を下地にしている。
「夏木 陽介」演じる刑事との仄かなロマンスに、
小学生だった僕は、大いにのぼせ上ったものである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 疲労回復に効能あり。 ~ ... | トップ | Strange 津幡町⑦ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿