津幡町に関するよしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回は、この3本。
【たいとや、建物消失。】
江戸時代、特権階級の象徴「名字帯刀」を許された事から、
「たいとや」の屋号を持つ町医者が閉院して、2年余りが経つ。
その間、建物は名残を留めていたが、先日、遂に更地になった。
また一つ、見慣れた風景が消えた。
往時の様子は、記憶の中。
拙ブログに記録として遺せたのは、幸いだと思っている。
(※2017年12月10日、2018年10月14日投稿アリ)
一方、新しい景観にも接する。
「酒井医院」跡地から、旧・電電公社を望む。
【津幡町、新計画発動。】
津幡町は、屋内温水プール建設へ動き出している。
計画では、屋内温水プールは住吉公園の芝生広場用地を活用して整備。
建物は2階建てを想定し、6~7コース程度の25メートルプールやトレーニングスタジオ、
飲食スペースなどの設置を検討していると聞く。
子どもから高齢者まで幅広い年齢層が気軽に体力づくりなどを楽しめる憩いの場を提供し、
地域の生涯スポーツの振興につなげるのが目的。
また、プール建設と並行して、開園から20年以上が経過し老朽化している公園施設の
長寿命化改修にも取り組む。
今年度から23年度までの5カ年で全体事業を進めている。
【シュールな夏の一コマ。】
かつて、夏の歌舞伎興行は「東海道四谷怪談」など、幽霊が出る演目を選び、
「涼み芝居」を上演した。
肝を冷やし、暑さを忘れようという趣向。
今や、怪談は夏の風物詩の1つになっている。
この背景にあるのは、夏の年中行事「お盆」。
お盆には、あの世から死者が帰ってくる。
祖先の霊だけではなく、無縁仏や、怨霊も。
日本の夏は、霊魂と交感する習慣があるのだ。
霊ではないが、散歩中にマネキン案山子に遭遇。
津幡町・中須賀「八幡神社」の裏、
イチジクの樹の向こうに現れた、女の首。
・・・一寸驚く。
夏のシュールな光景である。
<津幡短信vol.61>
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