今日(2022/07/30)撮影した、津幡町の空。
漂う白を包む一面の青は、いかにも夏の佇まいである。
--- ところで、皆さんは「青(BLUE)」にどんな印象を抱くだろうか?
明るい、清々しい、新しい、美しい。
寒い、恐ろしい。
(気が)滅入る、不安、憂鬱。
光の三原色の1つであり、色の三原色の1つ。
ベーシックな色「青」は、なかなか複雑な意味合いを持つ。
青空を見上げていると、どれも当て嵌まる気がしてきた。
突き抜けるような色彩は、確かに「明るく、清々しく、新しく、美しい」。
反面、他の色が混在することを拒絶する「恐ろしさ」があり「寒々しい」。
その主張の強さに「気が滅入り」、どこか「不安」とか「憂鬱」を覚える。
そして、脳裏に歌が浮かんだ。
「青空」(作詞・作曲: 真島昌利 /編曲:THE BLUE HEARTS)
曲名の読みは「あおぞら」ではなく「あおいそら」。
“生まれたところや 皮膚や目の色で
いったいこの僕の 何が分かると言うのだろう“
“こんなはずじゃなかっただろう? 歴史が僕を問いつめる
眩しいほど 青い空の真下で”
4/4拍子、単純なコード進行にのせ、
「青(BLUE)」が内包する意味合いを重ね合わせたかのような歌詞。
実に味わい深いのである。
「全国選抜社会人相撲選手権大会」
青い夏空の真下、3年ぶりに張り出された横断幕。
明日(2022/07/31)開催の同大会会場「津幡町 常設相撲場」に隣接する施設
「れきしる」は、協賛企画実施中。
明日は無料観覧デーだ。
なぜか、僕の記憶に残る青空は、苦い思い出の中にあります。
就職が決まり、(終身雇用があたりまえの当時) これで、人生が詰んだような気分で見上げた空は、青い夏空だった。
中国での生産が進まず、内モンゴルの国有工場で、自身の存在価値に不安を感じて見上げた空は、黒いほどに青い空だった。
東日本大震災のあとも青空が続いた記憶があるし、コロナ禍で外出自粛が続いた時も、青空の記憶が残っています。
何とも個人的な「青」の思い出を長々と。
失礼いたしました。
では、また。
本文中にも書きましたが、
青は複雑で主張の強い色かと思います。
幾つかZhenさんの記憶に刻まれたように、
僕らの上の世代は、
昭和20年8月15日の青空が、
強く印象に残っているという話を耳にします。
僕の記憶に残る青空は、
自転車で日本を旅しているとき、
北海道の羊蹄山の坂で見上げたそれでしょうか。
あれは筆舌に尽くしがたい美しさでした。
内モンゴルの黒いほどに青い空。
日本とは一味も二味も違うでしょうね。
では、また。