<はじめに>
今年も列島各地で大雨による被害が出ている。
熱海の土石流は人災が後押しした格好だが、九州、関東などはかなりの雨量と聞く。
ここ北陸も他人事ではない。
拙ブログをご覧の皆様の安泰を願っています。
--- では、お気楽な本編へ。
<本編>
今夜(2021/07/11)、香川県の「丸亀競艇場」に於いて
「全国ボートレース甲子園競走」優勝戦が行われる。
これは、令和に入ってから新設されたG2レースで、今年が第3回と歴史は浅い。
施行者の意図を反映した「企画大会」と言っていいかもしれない。
「全国高等学校野球選手権」をマネて、都道府県ごとの出身選手を選考。
「○○県代表レーサー」と銘打つ47名に、施行者推薦を加えた計52名が覇を競う。
優勝者には「深紅の大優勝旗」と、翌年のSG大会への出場資格が与えられる。
「甲子園?!」
「持ち回りの大優勝旗?」
「公営競技にアマチュア野球風の演出?」
「高野連に怒られないか?!」
正直、最初は随分奇妙に感じた。
しかし、ヒトは順応力で極地から熱帯まで生息域を広げてきた生きもの。
随分、慣れてきた。
それどころか、実は、心中まあまあ盛り上がっている(苦笑)。
何しろ、今夜のポールポジションに陣取るのは“上州のポイズンキラー”なのだ。
1号艇:毒島 誠(群馬代表)
2号艇:峰 竜太(佐賀代表)
3号艇:太田和美(奈良代表)
4号艇:平高奈菜(愛媛代表)
5号艇:馬場貴也(和歌山代表(※))
6号艇:桐生順平(福島代表)
(※馬場は京都出身だが、和歌山出身レーサーに該当レベルが不在の為、
近畿エリアの和歌山枠で出場。つまりムリクリである)
今節「毒島」のパートナーとなったモーターは、
「今、日本で一番出ている」との声が高い評判機。
戦前から優勝候補の筆頭に挙げられていた。
果たして初日からきのうまで、そのポテンシャルを遺憾なく発揮。
人機一体となった素晴らしい走りで、勝利の山を築いてきた。
【鬼に金棒、毒島に丸亀64号機】
そう評して差し障りない。
かなり高い確率で優勝するだろう。
もちろん、勝負事だから何が起こるか分からない。
波乱の結着だってあり得る訳だが、今回ばかりは---。
毒島ファンの僕にとっては喜ばしい限りなのだが、
競艇ファンとしては悩ましい一面もある。
配当は低くても順当決着になると読むか。
高めの配当を期待して人気薄の決着を狙うか。
思いは千々に乱れ定まらない。
「ミニボートピア津幡」でもらった粗品
香川県「おがた食研」の「骨付き鳥味スティック」をかじりつつ、
逡巡している最中である。
<追記:国士無双>
施行者の意図を反映した「企画大会」--- 第3回「全国ボートレース甲子園競走」は,
予想通り群馬県代表「毒島 誠」の優勝で幕を閉じた。
1-2-3、三連単配当は1番人気の540円。
もちろん的中した。
盛大な当たり負けではあったが。
他艇に影も踏ませぬ「圧勝」に、素直に心から拍手を贈りつつ思った。
「これがSGだったら、グランプリだったらもっと良かったのに---」
「毒島」は大舞台での抽選運が悪い。
中の下~ワーストクラスの劣等生モーターを引き当てて、
整備を繰り返しながら戦い、あと一歩で涙を呑むケースが珍しくない。
今節のように優等生に恵まれれば、こんなに大活躍できるのだ。
この経験が「毒島」にとって有意義なものになるよう願う。
目指すは国士無双。
日本一の頂である。
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