大地の震えは続いている。
きのう(2024年元日)夕方に発生したマグニチュード7.6の「令和6年能登半島地震」は、
今現在(2024年1月2日)鎮まる気配を見せていない。
過去24時間に観測された最大震度5弱以上の地震は10回を数えている。
震源地から距離のある津幡町でも、かなりものだった。
度重なる緊急地震速報。
何度も襲い掛かってくる震え。
柱や壁がミシミシと音を立てる。
ラジオから聞こえる津波への強い警告が切迫感を煽る。
『東日本大震災を思い出してください!』
『ためらわず今すぐ避難!』
『少しでも高い所へ避難!』
時間を追うごとに陽が翳り、周囲は闇に消えて行く。
ただ身を固くして耐えるしかない。
怖ろしい夜だった。
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今朝早く、夜明けを待って周辺を散策してみた。
所々、地面の液状化と思われる陥没が見受けられた。
また、瓦屋根やブロック塀、石灯籠の崩落もあった。
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昨年7月豪雨の土砂崩れ現場では、ブルーシートがずり落ちていた。
今日は好天だが、明日からの降水確率は高い。
二次災害~三次災害にならないことを祈るばかり。
とにかく積雪がないのは不幸中の幸いである。
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電気、通信はある。
ないのは「水」だ。
地震の影響で町内各所において漏水が多数発生し、全域において断水。
調理の煮炊き、トイレ、洗濯、入浴ができない。
復旧の目途は立っていない。
そして中能登~奥能登の被害は、ここの比ではない。
各地の様子は、報道などで伝えられているとおりだ。
人的・物的な損害は増えていくだろう。
残念ながら。
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2~3年前から能登半島では地震活動が続いている。
地下深部のマントルから高温の流体が上昇し、岩盤が滑りやすくなって、
一連の地震を起こしているとの事。
震度1以上の地震は2021年は70回、2022年は195回に上っている。
一度大きな地震が発生した後、時間が経過するにつれて
余震の回数が少なくなっていく「本震―余震型」ではない。
明確に本震と呼べる大きな地震がなく、
長期間に亘って震えが繰り返す「群発地震」。
まだ終わりは見えない。
無事であられた事にホッとしてます
”水が出ない”のも堪えるし
”調理・トイレ・洗濯・入浴ができない”
というのも残酷ですよね。
何とか最悪を逃れても、二次災害や三次災害を考えると・・・
ただ、この時期の北陸は寒さが半端ないでしょうから、寒さ対策も深刻でしょうか。
余談を許さいない日々が続きますが、これからも無事である事を只々願うばかりです。
兄嫁さんのいる金沢では実際の被害はなかったようですが、姪の御主人がエレベーターのエンジニアをされていて、地震発生でエレベーターに閉じ込められた人々を助けるべく奔走していたそうです。
それにしても輪島の同級生たちはどうなったかと心配でなりません。テレビやニュースではすぐにわすれられてしまうのでしょうが、貴ブログで能登地方の災害状況などもお知らせくだされば幸いです。よろしくお願いします。
次回の投稿記事で書こうと思っていたんですが、
断水は徐々に解消しつつあります。
全面復旧とはいきませんが、
地域によっては水が出始めております。
水道の有難味を再確認しました。
明日からは雨模様、次は土砂災害に気を付けねばなりません。
これ以上揺れがないことを祈るばかりです。
既にニュース等でご承知のことと思いますが、
金沢も場所によって色々のようです。
家屋の倒壊、自家用車の埋没などが見受けられます。
エレベーターエンジニアのご親戚は、
さぞ緊迫した時間を過ごしている事とお察しします。
人命にも関わるお仕事、気持ちも張り詰めているでしょうね。
これもご承知のとおり、
輪島をはじめとした奥能登は大変な状況。
僕も、以前の仕事で何年か輪島へ通い詰めましたので、
個人的な思い入れや知り合いも少なくありません。
記憶にある街並みが変わり果てた姿になり、
悄然としております。
只、今は近づきたくても近づけないのが現実。
まずは一日も早く地震が落ち着くのを願っております。