きのう(2024/01/06)の拙ブログ投稿で「令和6年能登半島地震」について書き、
以下の文面で締めくくった。
『全力を尽くして助けようとする人がいる一方、
窮地から容赦なく剝奪しようとする輩もいる。
これが浮世の現実なのだ。』
被災地での火事場泥棒的な犯罪や悪質商法の具体的な事例として、
オンライン記事へのリンクも添えた。
その内容は以下のとおり。
<地震被災者の避難所となっている県立穴水高校で自動販売機が壊され、
中から飲料と金銭が盗まれていたことが5日、目撃者の証言でわかった。
被害を目撃した避難者の30歳代男性や同校によると、発生したのは地震発生直後の1日夜。
当時、避難者が続々と校内に集まり、100人ほどが身を寄せ合っていた。
学校は地震の揺れでほとんどのガラスが割れており、誰でも自由に入れる状態だった。
同日午後8時頃、校庭に金沢ナンバーの車が見え、
40〜50歳代の男女4、5人の集団が校内に入ってきた。
集団は「緊急だから」とだけ話し、女の指示を受けた複数の男が
チェーンソーとみられる道具を使って自動販売機を破壊し、飲料水や金銭を盗んだという。
目撃者の男性は「けたたましい音が学校中に響き渡っていた。
避難所はパニックになり、誰も止められなかった」とおびえた表情で語った。
同校の島崎康一校長は「避難者も不安に感じているので、許せない」と憤った。>
(※読売新聞記事より抜粋引用/原文ママ)
ところが昨深夜、以下の「続報」を発見。
<能登半島地震の避難所となっている穴水町の穴水高で1日夜、男女数人が自動販売機を壊し、
同校の避難者用に飲料水を置いていったとみられることが6日、同校などへの取材で分かった。
自販機を壊した人は「自分も避難者で、飲み物を確保するために自販機を壊していいか
(管理者に)確認した」と話しており、石川県警は事件性はないとの見方を示している>
(※北國新聞記事より引用/原文ママ)
どちらが真実なのだろうか?
現時点では分からない。
出来事を捉える視点によって評価は異なるだろう。
やがて明らかになるかもしれないし、折り重なる情報の中に埋没するかもしれない。
混乱の現場では、誤解や誤報も混在している。
“事件性”に反応して載せたのは、僕の勇み足だった。
「鵜呑み」はいけない。
行間を読み、考えるべきだった。
反省し、強く自らを戒めた次第だ。
上掲画像は「事件の自販機」ではなく、津幡町・大西山に設置された「災害救援ベンダー」。
バッテリー内蔵型で、有事に非常用電源に切り替わり無料販売になる。
確かに、すべて「売り切れ」ランプが点灯していた。
業界団体を通じた農林水産省の要請に基づき、
大手飲料各社は5日までに30万本の飲料提供を表明。
被災地に向けて輸送されているという。
また、飲料各社は義援金の提供も発表した。
--- これは間違いのない情報である。
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