つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

安全への提言。

2019年10月13日 23時16分15秒 | 日記

台風19号は、大災害になった。
特に、深刻なのは水害。
猛烈な降雨で堤防が決壊し、各地で河川が氾濫。
千曲川、多摩川、秋山川、阿武隈川流域などは、被害甚大。
他にも、限界ギリギリで難を逃れた場所、
今も危険に晒されている場所は多い。

わが津幡町にも備えがある。
最も身近な1つが「川尻水門」だ。

1~3号、全ての水門が開くのは珍しい。
それだけ、今台風に対する警戒を厳にした証だろう。

かつて、津幡川は降雨期になると、毎年のように氾濫を繰り返していた。
度々洪水に見舞われる状況を何とかしようと、
昭和30年(1955年)、津幡川改修工事を開始。
昭和40年(1965年)には津幡川の拡幅と直線化の工事に着手。
翌年に、現在の川尻水門が完成。

一連の取り組みが終わって以降、幸い大きな水害には遭っていないが、
現在の陣容が整ったのは、半世紀前だ。
その間、改修はあったものの経年劣化は避けられない運命。
そろそろ次のステップへ向かわねばならない。

日本の水防は、世界的に見てもレベルが高いと聞く。
しかし、自然の猛威は「20世紀の想定」をはるかに超えた。
施設の能力が現実にそぐわなくなっている。

環境が激烈になった要因は多元的だが、
「地球温暖化」が一因なのは、間違いないだろう。
僕たち人類は、岐路に立っているのかもしれない。
延命か。
それとも破滅か。

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2 コメント

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こんにちは (チエちゃん)
2019-10-21 09:38:26
いつもコメントありがとうございます。
こちらからはご無沙汰ばかりで申し訳ありません。
地球温暖化が進むにつれ、自然災害の被害も大きくなっているような気がします。
そうですよね。トンネルや橋なども整備されたのは昭和40年代以前なので、平年劣化が不安です。
私はトンネルや橋を通るとき、いつも何事もありませんようにと唱えながら通っています。
返信する
チエちゃん様へ。 (りくすけ)
2019-10-21 21:38:11
コメントありがとうございます。
ご訪問の機会は、ご都合に合わせて下さいませ。
よかったら、またどうぞ。

さて、環境の変化。
天災の報せを聞く度、明日は我が身かと
備えを整える事は大切ですが、
所詮大自然には敵いません。
人も自然の一部と自覚して生きるのが得策。
そう考えています。
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