辺野古代執行許さぬ
デニー知事とともに 県民大集会開く
![]() (写真)デニー知事(正面左から7人目)とともに地方自治を守り、国による代執行を許さないとアピールする人たち=5日、沖縄県北谷町 |
沖縄県名護市辺野古の新基地建設をめぐり、設計変更の不承認を貫く玉城デニー知事から国が権限を奪おうとする「代執行」を許さず、知事とともに地方自治を守り抜こうと県民大集会が5日、同県北谷町で開かれ、約1800人(主催者発表)が結集しました。「辺野古新基地は造らせないオール沖縄会議」が主催。デニー知事も駆けつけ、「沖縄県民はここぞというときは一つになる。絶対にまきてーないびらんどー(負けてはなりませんよ)」と力を込めると、拍手や指笛が響き渡りました。(デニー知事の訴え要旨)
デニー知事は、10月30日に開かれた代執行訴訟の口頭弁論で、新基地建設に反対する県民の強い意志とともに、不承認の判断は未来に向け間違っていないとの思いを陳述したことを強調。「私がみなさんの矢面に立ちます」と述べ、対話による解決を図っていく強い覚悟を示しました。
オール沖縄会議の稲嶺進共同代表は、国が代執行に向け知事が承認しないのは公益を著しく損なうと主張していることについて、「地方を犠牲にして成り立つ公益などありません」と批判。県民がいま立ち上がる時だと力を込めました。
代執行訴訟で県の代理人を務める加藤裕弁護士は、国の主張が根拠を欠いていることなどを指摘。「地方自治を侵害し、沖縄の人の命や暮らしを軽く扱う政策を改めさせるために、県内、県外に広く、力強く訴えていこう」と呼びかけました。
サイパンで戦争を体験し、6人の家族を奪われた横田千代子さん(95)が発言し、「私にできることは、いかなることがあっても、戦争はやってはいけない、させない、起こさない。武器はつくらせない」と述べました。
日本共産党の、あかみね政賢衆院議員ら県関係野党国会議員も参加し、屋良朝博衆院議員、伊波洋一参院議員が代表して訴えました。
即時停戦 ガザに平和を 銀座デモ
![]() (写真)「パレスチナを攻撃するな」「ガザに自由を」とコールしながらデモ行進する人たち=5日、東京都中央区 |
イスラエルによるガザ地区攻撃で民間人の犠牲者が広がる中、攻撃の中止と即時停戦を求めるデモが5日夜、東京・銀座で行われました。主催は、総がかり行動実行委員会などが参加する「パレスチナに平和を!緊急行動」。1600人の参加者(主催者発表)は「ガザに平和を!」などと書かれたプラカードを掲げ、「ストップ・ジェノサイド(虐殺やめろ)!」と訴え、沿道の人がコールを唱和してこたえました。
埼玉県鴻巣市の女性(54)は「SNSで流れてくる映像を見て、居ても立ってもいられず参加しました。この争いを止められないのであれば私たちの文明の意味がない」と語りました。
東京都武蔵野市の鈴木リサさん(26)=仮名=は、SNSで情報を共有して友人と参加。「現地から発せられる痛みの声に対して、私たちには応答する責任がある。大手メディアがガザの現状を十分に報道していないと感じるが、デモ参加を通じて(イスラエルとの会談でハマスの攻撃を一方的に非難した)上川外相の態度が日本の全てではないと示したい」と話しました。
神奈川県大和市の男性(64)は、イスラエルによる一方的な虐殺を止めるためには国際的な世論が必要だと強調。「ハマスによるテロ行為が一つのきっかけだとしても、それ以前からイスラエルの強引な姿勢があり、今では一方的な虐殺になっている。日本国内からも即時停戦を求める声をあげていきたい」と語りました。
日本共産党の笠井亮衆院議員が参加しました。
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