公式ページのマイメロニュースより抜粋。
仕方がないので行ってきました。
別に行きたくはなかったのです。生コイクルやリアル夢野さんが見たかったわけではないのです。
ただ、サンリオやウィーヴのファンとして、実際の人気を肌で感じてみたかっただけなのです。
そんなわけでわざわざ池袋まで。参加したのは15時の部。
【会場】
予想外に会場にはちびっこばかり。そんな馬鹿な。
マイメロのイベントなんて、マイクのヒューズが飛んだり、出演者のヒールが折れたりするのを今か今かと待ち受けるような、
イベント慣れした荒んだ人たちばかりだと思ってたのに。
お子様:
「わー、クロミだー」
お母様:
「マイメロちゃんもあるよ。かわいー」
グッズ売り場であがる歓声。
この子達は「マイメロ」という名の違う番組を見ているとしか思えない。
呆然としながらも開場。
【司会のお姉さん】
イベントは、司会のお姉さんとクロミ&マイメロの着ぐるみによるショーと、
黒木さん、片岡さんによるライブの二部構成。
まずはショーのほうから。
お姉さん:
「みんなでマイメロを呼ぼう!せーの!」
お子様方:
『マイメロー!』
お子様のノリがいいです。
お約束の「声が小さい」を言われることもなく一発合格。
そんな子供たちの声に応えてマイメロ登場。
もちろん着ぐるみです。不用意にでかい。
お子様&お母様
『かわいー♪』
洗脳が進んでいました。
ちなみにお姉さんは夢が丘中学の制服コスプレでした。
靴まで再現する気合の入れよう。
体を張ってます。
なお、上着の丈が短かったため、お姉さんが跳んだり跳ねたりするたびに腹部が。
もっとも、事前にそれを見越して、肌色のスーツでがっちりガードされていましたが。
なにその大人対策。
【○×ゲーム】
ショーの手始めは○×ゲームから。
「マイメロディ」に関する問題を出し、それにみんなで答える形式です。
あくまでお遊び、簡単な問題、と前置きをしてから、お姉さんからの出題。
お姉さん:
「マイメロはみんなの夢を守っている。○か×か?」
難 し す ぎ る 。
いきなり哲学的な問を投げかけてくるお姉さん。
爽やかな笑顔が確信犯です。畜生。
こんな問題、○か×かなんて単純二択じゃ答えられねぇ。
マイメロ:
「正解は~、えへ♪ ま~る♪」
邪悪の権化がここに。
マイメロが夢を守ってるのかどうかは分かりませんが、
こいつが邪悪だということだけは分かりました。
『悪貨は良貨を駆逐する』。意味もなくそんなフレーズが脳裏に浮かぶ。
【マイメロの夢】
司会のお姉さん:
「ところでマイメロには夢ってあるのかな?
学校に行ってるけど、みんなとお友達になりたいのかな?」
マイメロ:
「ううん。マイメロはねー、先生になりたいの」
お前はそんなことを考えて登校してたのか。
マイメロの発言は何から何まで黒いです。
けれど、そんなマイメロの希望を叶えるため、授業を模したショータイム開始。
【1時間目:音楽】
司会のお姉さん:
「まずは、マイメロの得意そうな音楽!みんなで曲にあわせてタクトを振ってね」
そんなわけで、流れる曲にあわせ、2拍子、3拍子、4拍子の指揮をするゲーム。
2拍子、3拍子は一般の曲。(ちなみに3拍子は「踊ろう楽しいポーレチケ」。3拍子はいつもそれだな)
そこまでは良かったのですが、4拍子の曲。
曲:
『すきすきすー!!ふわふわふー!!』
拍子が取りにくいわ。
確かに4拍子。マイメロソングを使おうという配慮も分かります。
が、むちゃくちゃにリズムが取りにくい。
実際、司会のお姉さんも錯乱して拍子をミスってました。
そんな火だるまなステージですが、最後に流れたのは「クロミの夢はいつ開く」。
まぁ、それも4拍子。
でも明らかに題材が間違ってる。
【2時間目:英語】
「マイメロ」は「セサミストリート」と蜜月の関係。
(マイメロの前の枠で放送。製作元は両者とも同じ株式会社ウィーヴ)
英語の数え歌もあるわけだし、まぁ、なかなかいいテーマです。
司会のお姉さん:
「じゃあ、みんなで動物の頭につく文字を英語で教えてね。まずはワニ!」
ワワワワワワワワニ?
それはalligatorか。それともcrocodileか。
いきなり難問を突きつけるお姉さん。
彼女の提示するイラストのワニさんでは、デフォルメされててどっちのワニか分かりません。
司会のお姉さん:
「はい!ワニはcrocodile!C!」
畜生。「マイメロディのABC動物園」を丸暗記してこいというのか。
なんてハードルの高いイベント。
そう一人憤っていたのですが…。
司会のお姉さん:
「それじゃあ、ゾウさんは?」
お子様たち:
『E!』
ちびっこ、すげぇ。
【3時間目:体育】
司会のお姉さん:
「みんな、曲に合わせて踊ってね」
合図とともに流れ出す音楽。
曲:
『ハ・レ・ソ・ラ おひさま~♪』
会場内に響く「ハレ☆ソラ」。
それに合わせ、無邪気に踊るお子様。
偽装ED、ここに極まる。
【黒木マリナさん】
司会のお姉さん:
「それじゃあ次は、お待ちかね、黒木マリナちゃんのライブ!」
……素直に疑問なのですが、ちびっこたちはこの手のライブに興味を示すものなのでしょうか。
次の夢野さんの中の人といい、どうにも主催者側は「お子様が集まるか大きなお友達が集まるか」の見通しを立て切れなかったんじゃないでしょうか。
彼女の支持媒体やコアターゲット層が何なのか知りませんが、あからさまにお子様慣れしてない感じが素敵でした。
司会のお姉さん:
「歌の前にインタビュー!
『マイメロ』で好きなキャラクターは?」
黒木さん:
「クロミです」
司会のお姉さん:
「『マイメロ』を見たときの感想は?」
黒木さん:
「マイメロの大きさとかが気になってました。でかかったらどうしようかと思って」
それは今までショーに出ていた着ぐるみに対する挑発か。
なかなか恐れを知らない娘さんです。
そんな調子で「コイ♥クル」を熱唱。
黒木さん:
「トーストくわえ突撃~!かすりもせずに激突~!」
とりあえず、生激突が聞けたので満足です。
【片岡あづささん】
お子様の前に、主人公の中の人を引きずり出す暴挙。
目も覆わんばかりです。
さすがは夢破壊アニメ「マイメロディ」。
そもそも「夢野 歌」の認知度が低すぎる気がします。
なにせここに集まってるのは未就学児が大半のお子様と、その保護者。
「マイメロ」は知ってても人間主役の名前なんて…。
まして中の人なんて意識すらされていないはずです。
「あの人、誰?」そんな声が聞こえてきそうな絶アウェイ。
司会のお姉さん:
「まずはインタビュー!
あづさちゃんの好きなキャラクターは?」
片岡さん:
「バクとクロミも好きです。…でもここはやっぱりマイメロです」
司会のお姉さん:
「やっぱりマイメロですよね~!」
言論統制の現場を見た気がした。
なお片岡さんの衣装は普通のものでした。
せっかく中の人が外の人になってくれると期待してたのに!
司会のお姉さんや、制服姿の黒木さんと比べると覚悟が足りません。
司会のお姉さん:
「では歌ってもらいましょう!」
歌?何を歌わせる気なん……
司会のお姉さん:
「それでは!『おねがいマイメロディ』挿入歌、『ドリーム!ドリーム!ドリーム♥』!」
ド!?
それは酷い。
会場は池袋サンシャインシティの噴水広場。
広場でやってるので、この現場にはマイメロと無関係の人も多数。
GW最終日ということで、買い物客も大勢闊歩しています。
片岡さん:
「すきすきトキメキ気づいてた~♪」
たった一人。素顔を晒しての「ドリーム!ドリーム!ドリーム♥」。
覚悟が足りないなんて言ってごめんなさい。
本当に、本当にごめんなさい。
片岡さん:
「飛び込めションボリ マーメイド♪」
そもそもこの歌は、「外してる寒さ」が売りの電波ソング。
劇中で使われるならともかく、ネタを正確には理解できないお子様相手にやってもつらいだけです。
片岡さんの鉄壁の笑顔によぎる、諦めきった自嘲的な表情が切なすぎる。
片岡さん:
「お手々をにぎにぎ ゴーヘブン♪」
横でマイメロの着ぐるみが踊ってでもいてくれれば多少はマシです。
でもそんな些細なフォローもなし。
死地にたった一人。酷すぎる羞恥プレイ。
片岡さん:
「ラブラブミラクル 見ーえーるーかーな♪」
嗚呼、これが「シアワセの羽」だったら。
せめて「オトメロディー」を借りてきて貰えてたら。
このプログラムを立案したスタッフに悪意を感じます。
そしてそんなスタッフにありがとう。
なんだかとてもいいものが見れた気がします。
歌から解放された後の、放心した表情に惚れそうでした。
あと、片岡さんは普通に可愛い人でした。
つうか、普通以上に可愛い人でした。さすがはぴちぴちボイスの正統後継者。
これなら劇中コスプレしても余裕で映える気がします。なので次回に期待。戦え!中の人。
【販促】
最後に全員で集まって、販促コーナー。
司会のお姉さん:
「ピューロランドの入場券が、今日、ここだけの割引価格で!」
必死です。
よくよく見れば会場にはピューロランドスタッフの姿も。
頑張れ。今年こそ、黒字転換。
なお、これだけ骨身を削ったというのに片岡さんの販促はなし。
お願いだから夢野さんグッズも作ってあげてください。
「マイメロディポシェット(シナモロールタイプ)」なんて意味不明の商品を置くスペースがあるなら、彼女のぬいぐるみの一つでも…!
【握手会】
販売特典。会場でCDを買ってくれた人に、先着で黒木マリナさんが握手!
……会場に居るのはお子様ばかり。
これはイベントとして成立するのでしょうか。
何かを読み違えたとしか思えません。
マイメロの着ぐるみと握手!の方が受けがいい気がする。
それでも20組くらいは行列に。
元から予定してたのか、急遽変更したのかは知りませんが、握手のみだけなく写真撮影もやっていました。
しかし、子供に顔を売っても、黒木さん的には如何ともしがたいような…。
【最後に】
「アニメは知らないがマイメロは知ってる」という人が結構な数いたような気がします。
通りすがりの親御さんが、子供に「マイメロ見てるの?見てない?」とか聞いてる声が何度か聞こえたし、
どう見てもアニメとか見そうにないお姉さんが立ち止まって見てたりしてました。(ちなみに着ぐるみショーが終わったら帰ってた)
さすがは腐ってもサンリオキャラクター。
知名度が夢野さんたちの比ではありません。
あとはやっぱり片岡さん。
インタビュー時にも、最後を『お願い♪』で締めるなどなかなか気配り豊かです。
またイベントやってたら眺めに行こうと思ってみた。
…それと、「ドリーム!ドリーム!ドリーム♥」前にぼそりと呟いた一言。
片岡さん:
「……この曲は、本当は大勢で歌うんですけどね」
ささやかな抵抗。
誰に対するものか分からぬ、最後の言い逃れ。
頑張れ、夢野さんの中の人…(つ∀`)
開催日時:5月7日(日) 10時~20時
(ショー開催時間 13時~、15時~)
今度の5/7に池袋サンシャインシティ噴水広場で、マイメロディとクロミスペシャルイベント「マイメロ・クロミのうきうきスクール」が開催されるよ!当日は主題歌を歌う黒木マリナちゃん、歌役の片岡あづさちゃんも来るよ!
お楽しみに!
仕方がないので行ってきました。
別に行きたくはなかったのです。生コイクルやリアル夢野さんが見たかったわけではないのです。
ただ、サンリオやウィーヴのファンとして、実際の人気を肌で感じてみたかっただけなのです。
そんなわけでわざわざ池袋まで。参加したのは15時の部。
【会場】
予想外に会場にはちびっこばかり。そんな馬鹿な。
マイメロのイベントなんて、マイクのヒューズが飛んだり、出演者のヒールが折れたりするのを今か今かと待ち受けるような、
イベント慣れした荒んだ人たちばかりだと思ってたのに。
お子様:
「わー、クロミだー」
お母様:
「マイメロちゃんもあるよ。かわいー」
グッズ売り場であがる歓声。
この子達は「マイメロ」という名の違う番組を見ているとしか思えない。
呆然としながらも開場。
【司会のお姉さん】
イベントは、司会のお姉さんとクロミ&マイメロの着ぐるみによるショーと、
黒木さん、片岡さんによるライブの二部構成。
まずはショーのほうから。
お姉さん:
「みんなでマイメロを呼ぼう!せーの!」
お子様方:
『マイメロー!』
お子様のノリがいいです。
お約束の「声が小さい」を言われることもなく一発合格。
そんな子供たちの声に応えてマイメロ登場。
もちろん着ぐるみです。不用意にでかい。
お子様&お母様
『かわいー♪』
洗脳が進んでいました。
ちなみにお姉さんは夢が丘中学の制服コスプレでした。
靴まで再現する気合の入れよう。
体を張ってます。
なお、上着の丈が短かったため、お姉さんが跳んだり跳ねたりするたびに腹部が。
もっとも、事前にそれを見越して、肌色のスーツでがっちりガードされていましたが。
なにその大人対策。
【○×ゲーム】
ショーの手始めは○×ゲームから。
「マイメロディ」に関する問題を出し、それにみんなで答える形式です。
あくまでお遊び、簡単な問題、と前置きをしてから、お姉さんからの出題。
お姉さん:
「マイメロはみんなの夢を守っている。○か×か?」
難 し す ぎ る 。
いきなり哲学的な問を投げかけてくるお姉さん。
爽やかな笑顔が確信犯です。畜生。
こんな問題、○か×かなんて単純二択じゃ答えられねぇ。
マイメロ:
「正解は~、えへ♪ ま~る♪」
邪悪の権化がここに。
マイメロが夢を守ってるのかどうかは分かりませんが、
こいつが邪悪だということだけは分かりました。
『悪貨は良貨を駆逐する』。意味もなくそんなフレーズが脳裏に浮かぶ。
【マイメロの夢】
司会のお姉さん:
「ところでマイメロには夢ってあるのかな?
学校に行ってるけど、みんなとお友達になりたいのかな?」
マイメロ:
「ううん。マイメロはねー、先生になりたいの」
お前はそんなことを考えて登校してたのか。
マイメロの発言は何から何まで黒いです。
けれど、そんなマイメロの希望を叶えるため、授業を模したショータイム開始。
【1時間目:音楽】
司会のお姉さん:
「まずは、マイメロの得意そうな音楽!みんなで曲にあわせてタクトを振ってね」
そんなわけで、流れる曲にあわせ、2拍子、3拍子、4拍子の指揮をするゲーム。
2拍子、3拍子は一般の曲。(ちなみに3拍子は「踊ろう楽しいポーレチケ」。3拍子はいつもそれだな)
そこまでは良かったのですが、4拍子の曲。
曲:
『すきすきすー!!ふわふわふー!!』
拍子が取りにくいわ。
確かに4拍子。マイメロソングを使おうという配慮も分かります。
が、むちゃくちゃにリズムが取りにくい。
実際、司会のお姉さんも錯乱して拍子をミスってました。
そんな火だるまなステージですが、最後に流れたのは「クロミの夢はいつ開く」。
まぁ、それも4拍子。
でも明らかに題材が間違ってる。
【2時間目:英語】
「マイメロ」は「セサミストリート」と蜜月の関係。
(マイメロの前の枠で放送。製作元は両者とも同じ株式会社ウィーヴ)
英語の数え歌もあるわけだし、まぁ、なかなかいいテーマです。
司会のお姉さん:
「じゃあ、みんなで動物の頭につく文字を英語で教えてね。まずはワニ!」
ワワワワワワワワニ?
それはalligatorか。それともcrocodileか。
いきなり難問を突きつけるお姉さん。
彼女の提示するイラストのワニさんでは、デフォルメされててどっちのワニか分かりません。
司会のお姉さん:
「はい!ワニはcrocodile!C!」
畜生。「マイメロディのABC動物園」を丸暗記してこいというのか。
なんてハードルの高いイベント。
そう一人憤っていたのですが…。
司会のお姉さん:
「それじゃあ、ゾウさんは?」
お子様たち:
『E!』
ちびっこ、すげぇ。
【3時間目:体育】
司会のお姉さん:
「みんな、曲に合わせて踊ってね」
合図とともに流れ出す音楽。
曲:
『ハ・レ・ソ・ラ おひさま~♪』
会場内に響く「ハレ☆ソラ」。
それに合わせ、無邪気に踊るお子様。
偽装ED、ここに極まる。
【黒木マリナさん】
司会のお姉さん:
「それじゃあ次は、お待ちかね、黒木マリナちゃんのライブ!」
……素直に疑問なのですが、ちびっこたちはこの手のライブに興味を示すものなのでしょうか。
次の夢野さんの中の人といい、どうにも主催者側は「お子様が集まるか大きなお友達が集まるか」の見通しを立て切れなかったんじゃないでしょうか。
彼女の支持媒体やコアターゲット層が何なのか知りませんが、あからさまにお子様慣れしてない感じが素敵でした。
司会のお姉さん:
「歌の前にインタビュー!
『マイメロ』で好きなキャラクターは?」
黒木さん:
「クロミです」
司会のお姉さん:
「『マイメロ』を見たときの感想は?」
黒木さん:
「マイメロの大きさとかが気になってました。でかかったらどうしようかと思って」
それは今までショーに出ていた着ぐるみに対する挑発か。
なかなか恐れを知らない娘さんです。
そんな調子で「コイ♥クル」を熱唱。
黒木さん:
「トーストくわえ突撃~!かすりもせずに激突~!」
とりあえず、生激突が聞けたので満足です。
【片岡あづささん】
お子様の前に、主人公の中の人を引きずり出す暴挙。
目も覆わんばかりです。
さすがは夢破壊アニメ「マイメロディ」。
そもそも「夢野 歌」の認知度が低すぎる気がします。
なにせここに集まってるのは未就学児が大半のお子様と、その保護者。
「マイメロ」は知ってても人間主役の名前なんて…。
まして中の人なんて意識すらされていないはずです。
「あの人、誰?」そんな声が聞こえてきそうな絶アウェイ。
司会のお姉さん:
「まずはインタビュー!
あづさちゃんの好きなキャラクターは?」
片岡さん:
「バクとクロミも好きです。…でもここはやっぱりマイメロです」
司会のお姉さん:
「やっぱりマイメロですよね~!」
言論統制の現場を見た気がした。
なお片岡さんの衣装は普通のものでした。
せっかく中の人が外の人になってくれると期待してたのに!
司会のお姉さんや、制服姿の黒木さんと比べると覚悟が足りません。
司会のお姉さん:
「では歌ってもらいましょう!」
歌?何を歌わせる気なん……
司会のお姉さん:
「それでは!『おねがいマイメロディ』挿入歌、『ドリーム!ドリーム!ドリーム♥』!」
ド!?
それは酷い。
会場は池袋サンシャインシティの噴水広場。
広場でやってるので、この現場にはマイメロと無関係の人も多数。
GW最終日ということで、買い物客も大勢闊歩しています。
片岡さん:
「すきすきトキメキ気づいてた~♪」
たった一人。素顔を晒しての「ドリーム!ドリーム!ドリーム♥」。
覚悟が足りないなんて言ってごめんなさい。
本当に、本当にごめんなさい。
片岡さん:
「飛び込めションボリ マーメイド♪」
そもそもこの歌は、「外してる寒さ」が売りの電波ソング。
劇中で使われるならともかく、ネタを正確には理解できないお子様相手にやってもつらいだけです。
片岡さんの鉄壁の笑顔によぎる、諦めきった自嘲的な表情が切なすぎる。
片岡さん:
「お手々をにぎにぎ ゴーヘブン♪」
横でマイメロの着ぐるみが踊ってでもいてくれれば多少はマシです。
でもそんな些細なフォローもなし。
死地にたった一人。酷すぎる羞恥プレイ。
片岡さん:
「ラブラブミラクル 見ーえーるーかーな♪」
嗚呼、これが「シアワセの羽」だったら。
せめて「オトメロディー」を借りてきて貰えてたら。
このプログラムを立案したスタッフに悪意を感じます。
そしてそんなスタッフにありがとう。
なんだかとてもいいものが見れた気がします。
歌から解放された後の、放心した表情に惚れそうでした。
あと、片岡さんは普通に可愛い人でした。
つうか、普通以上に可愛い人でした。さすがはぴちぴちボイスの正統後継者。
これなら劇中コスプレしても余裕で映える気がします。なので次回に期待。戦え!中の人。
【販促】
最後に全員で集まって、販促コーナー。
司会のお姉さん:
「ピューロランドの入場券が、今日、ここだけの割引価格で!」
必死です。
よくよく見れば会場にはピューロランドスタッフの姿も。
頑張れ。今年こそ、黒字転換。
なお、これだけ骨身を削ったというのに片岡さんの販促はなし。
お願いだから夢野さんグッズも作ってあげてください。
「マイメロディポシェット(シナモロールタイプ)」なんて意味不明の商品を置くスペースがあるなら、彼女のぬいぐるみの一つでも…!
【握手会】
販売特典。会場でCDを買ってくれた人に、先着で黒木マリナさんが握手!
……会場に居るのはお子様ばかり。
これはイベントとして成立するのでしょうか。
何かを読み違えたとしか思えません。
マイメロの着ぐるみと握手!の方が受けがいい気がする。
それでも20組くらいは行列に。
元から予定してたのか、急遽変更したのかは知りませんが、握手のみだけなく写真撮影もやっていました。
しかし、子供に顔を売っても、黒木さん的には如何ともしがたいような…。
【最後に】
「アニメは知らないがマイメロは知ってる」という人が結構な数いたような気がします。
通りすがりの親御さんが、子供に「マイメロ見てるの?見てない?」とか聞いてる声が何度か聞こえたし、
どう見てもアニメとか見そうにないお姉さんが立ち止まって見てたりしてました。(ちなみに着ぐるみショーが終わったら帰ってた)
さすがは腐ってもサンリオキャラクター。
知名度が夢野さんたちの比ではありません。
あとはやっぱり片岡さん。
インタビュー時にも、最後を『お願い♪』で締めるなどなかなか気配り豊かです。
またイベントやってたら眺めに行こうと思ってみた。
…それと、「ドリーム!ドリーム!ドリーム♥」前にぼそりと呟いた一言。
片岡さん:
「……この曲は、本当は大勢で歌うんですけどね」
ささやかな抵抗。
誰に対するものか分からぬ、最後の言い逃れ。
頑張れ、夢野さんの中の人…(つ∀`)