穴にハマったアリスたち

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オズの魔法使い とその続編

2006年05月11日 | 映画・コンサート・展示会・テーマパーク
私の間借りしてるgooブログでは、トラックバックの練習と称して、毎週、お題が出されています。
右のカラムの中ほどに表示されてるやつ。
せっかくなので、答えてみる。

お題:
 いちばん好きなデザートは何ですか?
答え:
 デッドリーデザート

オズの国を取り囲んでいる死の砂漠。
そこの砂に触れたものを同じ砂に変えてしまう、恐怖の砂漠です。
ちなみにこの言葉を知ってると、「desert」のアクセントを忘れなくなる。「ッドリーザート」と覚えよう。

これだけだとあれなので、「オズの魔法使い」の話。

この話、児童文学としてはあんまり高い評価は受けてません。
まぁ、確かに原作読むと出来がいまいち。
「絶対に叶わない(と当人も自覚している)願いを叶えるために、儀礼的な手順を踏んで、とある人物を訪ねる」というモチーフは結構好きだし(シモンズの「ハイぺリオン」とか)、
よく工学の教官が口にしていた「オズの魔法使い方式」という表現は、自嘲とあいまって妙に楽しかったですけれど。

ただ、ディズニー製作の続編映画「Return to OZ」はお勧め。
あらすじはこんな感じです。
(「オズの魔法使い」のあらすじは既知だと思うので省略)

オズの国での冒険から無事に帰還したドロシーは、以前と同じく叔父夫婦の家で暮らしていた。
しかし、オズでの不思議な体験を嬉々として話すドロシーに、周囲は奇異の目を向ける。
「あの娘は竜巻のせいでおかしくなった」そう思われた彼女は、精神病院に入院することになる。

そこでの虐待まがいの治療に怯えをなしたドロシーは病院を脱走。
脱走劇の最中、折しの大雨で増水した川に落ちたドロシーはそのまま気を失ってしまう。
洪水に運ばれ、一夜。目が覚めたとき、そこは懐かしのオズの国だった。

再び戻ってこれたオズの国に、喜ぶドロシー。
早速、旧友を訪ねてエメラルドシティを目指すが、すぐに異変に気づく。
実は彼女が立ち去った後、オズの国は隣国ノームの国との戦争に突入し、敗北していたのだ。

美しかった「黄色いレンガの道」も破壊され、気さくな住人の姿も消え。
あの輝いていたエメラルドシティすら陥落し、廃墟と化していた。
かつて共に旅をした臆病ライオン、ブリキのきこりも石化の魔法をかけられ再起不能。

悲嘆にくれるドロシーに迫る、ノーム国の兵士たち。
逃げ惑うことしかできないドロシーだったが、偶然にも瓦礫の下から戦闘ロボットを発見。
対抗手段を手に入れたドロシーは、たった一人、レジスタンスを開始する。

そんなお話。
第1作の面影もない気もしますが、一応、原作の第2巻、第3巻のアレンジです。
(「オズの魔法使いシリーズ」は10巻以上出ている。一般に有名な「オズの魔法使い」は、1巻の内容)

子供のころに、(ろくに「オズ」を知らないうちから)この映画を見たせいで、私的には「オズ」といえばこれ。
ドロシーの連れてる動物は鶏だし、一緒に旅するのはターミネーターや南瓜人間。
は?西の魔女?誰それ。
そんな奴より、カボチャ持ってたたずむオズマ姫が可愛くて重要。
どう見ても十代半ばなのに、馬鹿でかい図体のキャラに「ママ」と呼ばれてるあたりに、悪女の香りがしてとても素敵。

多分、私が続編や番外編、アナザーストリー好きになったのは、この映画のせい。
(ちなみに「ネバーエンディングストーリー」も第2部の方が好き。
恐怖の幼ごころの君や、夢を奪う死の国・ファンタージェンからの脱出を試みるバスチアンの話)

あと、十中八九、私の初恋の人は「オズ」のオズマ姫と「ネバーエンディング~」の幼ごころの君。(二人いますが)
私の歪んだ性癖は全部そのせい。私は悪くないのです。
製作者サイドには、ぜひ責任を取ってもらいたい。(ラストの締めが「ネバーエンディング~」の記事と同じですが気にしない)
コメント
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