私:
「『プリキュア』一枚ください」
受付のお姉さん:
「はい、『硫黄島』ですね。お時間は…」
私:
「あ、いえ。『プリキュア』を…」
受付のお姉さん:
「? 『硫黄島』ですよね?16時からと…」
そんなに私に「硫黄島」を見せたいか。
・劇場版「ふたりはプリキュア SplashStar チクタク危機一髪」
先に流れたのは同時上映の「デジモン」。
潔く人間レギュラーを切り、「プリキュア」のターゲット層に合わせた幼女キャラを投入してきた様子に、思わずでんぐり返り。
それが終了後、会場内に響いた台詞。
お子様:
「やったー!プリキュアだー!」
プリキュアさん、超人気者♪
舞台裏からはらはらしながら見守ってる美翔さんも、にっこり笑顔のことでしょう。
でも…
お子様:
「あ!なぎさだー!」(注:映像はベッドで寝ている日向さん)
おいこらお子様。
いくらコアターゲット様だからって、言っていいことと悪いことが…!
【オープニング】
心を折られて体育座りする美翔さんは放置して。
「プリキュア」といえば、特殊OPをやらないのが伝統。
で、どうするのかと楽しみにしていたのですが…。
うちやえゆかさん:
『ぷ・り・きゅ・あ♪』
流れた映像は、旧OPでした。
すげぇぜ「プリキュア」さん。
特殊OPどころかバージョンダウンするなんて…。
と、感動したのですが、すぐにオリジナル画像が入りました。
まぁ、特殊OPというか本編に歌を被せた感じ。
ここぞとばかりにコミカルに突っ走る日向さんがとても素敵。
【Aパート】
日向さんと美翔さんは、街の喉自慢コンテストに出ることに。
待ち合わせの場所を決めて、意気揚々と乗り込む…はずが、
例によって日向さんが豪快に寝坊。
美翔さん:
「…来ないね、咲」
ノー連絡で1時間近く待ちぼうけさせられ、美翔さんもちょっと我慢の限界。
ふと目に付いた、古時計屋さんに入って暇を潰してみます。
そこに息せき切って、日向お嬢さん到着。
日向さん:
「舞がいない!?」
いきなり逆ギレモード。
美翔さん自体はすぐに見つかるものの、
「なんで待ち合わせ場所にいないの!遅れちゃうでしょ!」とのたまってみた。
美翔さん:
「……。………。」
とにかく遅れそうだというので、日向さんの先導の下、「近道」を突っ走ることに。
野を越え山越え谷を越え。
普段、どんなサバイバル生活をしてるかが窺い知れる悪路を、日向さんは爆走。
ほら舞!早く!
…あの、咲?そこ、道じゃなくて川。。
何言ってるの!遅れちゃうでしょ!
…えと、私、ミニスカートなんだけど。。
いいから早く!
美翔さん:
「………。…………。」
と、そこに謎のコート姿の男が。
謎人物:
「この辺で最も古い時計を知らないか?」
時計?それならさっきの古時計屋さんにあったような…?
その言葉を聞くと、謎の男は微笑みながら去っていきました。
なんだったんだろう、あの人。
日向さん:
「って、ほら急がないと!ぐずぐずしない!せっかく近道してるのに意味ないよ!!」
美翔さん:
「…………。……………。」
これはアレですか。
どこまでやったら美翔さんはキレるのか、とかそういう実験ですか?
いきなり寝坊して遅れたくせに、なんで私が亀扱いされてるの…っ
不穏な空気になりながらも、二人はなんとか会場に到着。
けれど、出場受付は既に終わっていました。
必死になって頭を下げ、なんとか融通してもらおうと懇願する二人。
日向&美翔さん:
「お願いします!!」
実行委員さん:
「……はぁ」
既にエントリーは締め切り。歌唱順の抽選も終了済み。
どう考えても無理な状況で、実際に無理だったのですが、
実行委員さんの親切心で、お目こぼしてもらえることになりました。
日向さん:
「良かった良かった♪ 今日も絶好調ナリ!!」
美翔さん:
「……寝坊したのに、どうして『絶好調』なの?」
日向さんのあまりに無神経な台詞に、舫綱のように太い堪忍袋の緒も、ついにぶっつり。
美翔さん:
「さっきだって優しい人だから許してくれたけど」
「すごく迷惑かけちゃった…」
日向さん:
「でも出れることになったんだからいいじゃない」
ひゅ、日向さん。貴女いつからそんな悪い子に。
これはよろしくありません。こういう性格の悪さはフォロー無理。
美翔さんも冷め切った視線を注ぎつつ、その場は無言で物別れ。
【Aパートその2】
そうこうするうちに始まった喉自慢大会。
それではゲストの二人を紹介します!
向井亜紀さんと、うちやえゆかさんです!!
…どんな役どころかと思いましたが、舞台挨拶をするだけとは。
それなら五條さんも呼んで欲しかったと思ってみた。
「劇中で舞台挨拶」というなんだかシュールなことがあってる中、楽屋裏では美翔さんたちがスタンバイ。
お手製コスチュームに身を包み、準備万端!
ちなみに、コスは羊の着ぐるみ(美翔さん)と猿の着ぐるみ(日向さん)。
ガチで可愛い美翔さんと比べ、ネタに走ってる日向さん。
貴女、何考えてそんなものを…。
司会者:
「それでは次は、凪中の仲良し二人組!」
呼ばれて飛び出る二人。
ですが、二人の心はばらんばらん。おまけに、大観衆の前にがちんがちん。
やばい。歌詞が思い出せない。何も出てこない。嗚呼、世界が回る、ぐるぐると…!
美翔さん:
「あうあうあうあう」
日向さん:
「えあえあえあえあ」
どうしようどうしようどうしよう。
美翔&日向さん:
「じ、時間よ止まれ!」
血迷った。思わず叫んでしまいましたが、それに呼応して、本当に時間停止。
日向さん:
「な、なにこれ…」
周囲の時間は完全に凍りつき。
動けるのは彼女たちと、精霊どものみのようです。
どうなってるのこれ。でもちょっと面白そう…
日向さん:
「今ならやりたい放題だよね♪」
「そうだ、今のうちにアイスクリーム食べちゃおうか♪」
美翔さん:
「咲……」
液化窒素よりも冷たいまなざしを向ける美翔さん。
な、何よ、ちょっと冗談言っただけじゃない。
日向さんは拗ねてみますが、美翔さんの機嫌は直りません。咲の無神経咲の無神経咲の無神経。
ある意味、時間停止よりも酷い勢いで凍りつく雰囲気でしたが、
そこに不思議生物が2体飛来。
なんだあれはと見守る中、謎生物は冒頭の時計屋さんに駆け込んでいきました。
ひとまず後をつけてみると、件の古時計の中に吸い込まれ。
それに巻き込まれ、美翔さんたちもいずこかへ転移。
【Bパート】
日向さん:
「ここ、どこ!?」
行き着いた先は「時計の郷」。
どうやら、古時計が入り口になっているようです。
闖入者に驚く謎生物を丸め込んで情報を得たところ、
ここ「時計の郷」は謎の男の侵略により危機に瀕しているとか。
どこかで聞いたような話です。どこもかしこも侵略に無防備すぎ。
そんな彼女たちの目の前には、巨大な砂時計。
曰く、世界中の時間を司ってる砂時計だそうな。
これが止まると世の中の時間が止まってしまうそうです。
フラチョピ:
「そろそろひっくり返さないと、砂がなくなるチョピ」
今回の敵の目的はまさにそれ。
砂時計を制圧して、時間停止を狙っていました。
既に影響は出始めていて、先ほどの時間停止はこれが原因の模様。
そこに現れる、今回の黒幕。
謎の男:
「私の名前はサーロイン」
「まずはお礼を言おう。先ほどは古時計の場所を教えてくれてありがとう」
って、おい。お前たちのせいか。
時計の郷の住人の有言の非難が、日向さんたちを襲います。
だ、だって知らなかったし!
日向さん:
「舞が余計なこと教えたりするから!!」
美翔さん:
「……………。………………。」
なんか美翔さんが怒りを通り越して愉快なことになり始めてる。
新しいプレイに目覚め始めてる二人ですが、今は敵の目の前。
臨戦態勢をとったサーロインに向かい、こちらも変身能力起動。
日向&美翔さん:
「デュアルスピリチュアルパワー!!」
花キュアさん:
「輝く金の花!キュアブルーム!!」
鳥キュアさん:
「煌く銀の翼!キュアイーグレット!!」
さあ、鳥キュアさん、ここがアドリブの見せ所…!
鳥キュアさん:
「聖なる泉を汚すものよ!!」
…台本のままでした。
サーロインさん的には言いがかりもいいところです。
え?聖なる泉?何のことを言ってるんだい、君たちは?
【戦闘開始、そして】
変身完了。そして速攻!
花キュアさん:
「やぁあああああ!」
サーロインさんの放った飛び道具を交わし、轟然と特攻。
花モードの特色をいかし、即座に間合いを詰めて接近戦に持ち込みます。
少し遅れて、鳥キュアさんも援護に回ろうとしますが…
ふぉん
花キュアさんが避けた飛び道具が、向きを変えて飛来。
鳥キュアさん:
「ゆ、誘導弾!?」
角度を変えつつ、鳥キュアさんを追尾。
一方、接近した花キュアさん。
果敢に攻撃を加えますが、サーロインの体捌きについていけず。
微妙に足場が悪いせいもあって、突進力を完全に翻弄されています。
その頃、誘導弾に追い回されてた鳥キュアさん。
このままではしょうがないと、意を決して鳥バリア展開。
なんとか受け止めようとしますが…
鳥キュアさん:
「みゃきゃー!?」
巻き起こる爆音。
あの娘は何を遊んでるの!?
花キュアさんも焦りの色を浮かべつつ、無茶な特攻を繰り返し…。
何もしないうちに大ダメージを喰らってしまった鳥キュアさん、ふらふらと立ち上がるとようやくサーロインに接敵。
花キュアさんが相手を引き付けてる間に、急襲をかけましょう。
鳥モードといえばやっぱりこれ!必殺の斜め回転+かかと落としコンボ!
花鳥キュアさん:
「やー!!」
ひょい
サーロインさん、華麗に横移動。
花鳥キュアさん:
「え?」
猛然と特攻かけてる花キュアさん。
颯爽とかかと落としかけてる鳥キュアさん。
一瞬の間の抜けた沈黙の後。
花鳥キュアさん:
「めゃきゃー!?」
盛大に同士討ち。そこに駄目押しの一撃がサーラインさんから。
花鳥キュアさん:
「ぅぴゃー!?」
…。
……。
………プリキュアさん、完全敗北。やべぇ、一撃も攻撃当ててねぇ。
館内のお子様:
「ムープとフープが助けてあげれば良かったのに」
断 言 す る が 、 そ ん な 隙 す ら な か っ た 。
ムプフプも唖然。大丈夫、これはお前たちのせいじゃない。
サーロインさん:
「…伝説の戦士がこの程度とは、がっかりだ」
それはこっちが言いたい。
【時の回廊】
問答無用で敗北した彼女たちは、「時の迷宮」に放り込まれてしまいました。
そこは際限なく膨張伸縮を繰り返す悪夢のような迷路。
戦闘以外の能力はからっきしのプリキュアさんにとって、この状況はまずすぎます。
花キュアさん:
「入り口があったんだから、出口もあるはずだよ!」
能天気な台詞を励ましにし、一行は迷路を探索。ですが、一向に出口は見つからず。
鳥キュアさん:
「どんな迷路もずっと同じ方向に進んでいけば、必ず出口が…」
小賢しくも右手法を採用。
でも鳥キュアさん、それ、「迷路自体が動く」タイプには無効だから。
あと難しい話は、花キュアさんには理解できないから。
花キュアさん:
「それは出口がある場合の話でしょ!もういいよ!大体、出口があるかどうかも分からないのに!」
またもや逆ギレ。
あまりの態度の連発に、流石に鳥キュアさんも我慢の限界。
売り言葉に買い言葉。二人はとうとう別行動することに。
…そして、一人でどこぞへと立ち去った花キュアさんの姿も見えなくなったころ。
ウザイナー:
「うざいなー?」
鳥キュアさん:
「!?」
なんでここにウザイナーが!驚く暇こそあれ、唐突に戦闘開始。
フラッピ:
「…嫌な気配がするラピ!」
花キュアさん:
「…! 舞!?」
不安に呼応するように、遠くから届く一発の爆音。
ずがむ。
そして絹を割くような悲鳴。きゃー。
っ て 一 撃 か よ
慌てて駆けつけた花キュアさんの前には、砂埃を上げて拳を地面に叩きつけた姿のウザイナー。
花キュアさん:
「舞!!」
フラッピ:
「待つラピ!精霊の力が弱くなって…」
そんな言葉は無視して突撃。そして彼女も一撃で返り討ち。今日のプリキュアさんはいいところない…。
鳥キュアさん:
「さ、咲…」
それを物陰から見ていた鳥キュアさん。
どうやらちゃっかり逃げ延びて隠れていたようです。流石。
慌てて飛び出ようとしますが、急に時空が捻じ曲がり、二人はお互いの生死を確認できないまま離れ離れ。
【ふたりはプリキュア】
断絶した二人。
お互いに一命は取り留めましたが、喧嘩別れしたところに分断。
消沈する心に引きずられ、彼女たちのコスチュームも光の粒子に…
美翔&日向さん:
「変身が…」「解けた…」
変身解除はプリキュア史上初。
これは、お互いに相方の生存を絶望視する状況。
なにより喧嘩していたのが心の枷に。
日向さん:
「もう私、舞のパートナーになれないのかな…」
美翔さん:
「私、もう友達と思ってもらえないかも…」
絶望は二人の時も止める。
迷宮の奥深く、徐々に壊れていく二人の心。
ですが、それぞれ精霊コンビの言葉に動かされ、自分の気持ちを再認識。
日向さん:
「…舞を探そう」
美翔さん:
「大事なのは、相手にどう思われてるかじゃなくて、自分がどう思ってるか」
かくして再会した二人。固い絆は迷宮の扉も開く。一同揃って無事に生還。
【プリキュアはふたり】
戻ってきた二人にサーロインもびっくり。
でもまぁ、それならそれで物理制裁すればよし。
全く、迷路で大人しくしていれば、痛い思いをしなくて済んだものを。
めがん!どがん!
日向&美翔さん:
「舞…」「咲…」
サーロインの攻撃により立ち込める爆炎の中、二人は背中合わせでぎゅっと手をつなぎ。
日向&美翔さん:
「無神経でごめん」「私のほうこそ、嫌な想いさせて」
つないだ手から広がるよ物語。
日向&美翔さん:
「私たち、またプリキュアになれるかな?」「なれるわ、きっと」
精霊パワーがほとばしり、コスチュームが徐々に具現。
髪の毛がセットされ、新型スパイラルリングまで発現し。
風月プリキュア、降臨。
風月キュアさん:
「風よ!」「光よ!」
遠距離からの飛び道具。バリアで止めてのカウンター。目くらまして背後から一撃。
今まで培った戦闘スキルをフル動員しての猛攻に、サーロインさんも成す術なし。
圧倒的な攻撃力で地に沈めます。
…が。
サーロインさん:
「お前たちに『明日』はない!!」
お約束の「真の姿」モードになって復活。
そしてなんだか、人の心の傷をえぐるようなことを言ってきます。
あ、明日はない!?なんてことを!
サーロインさん:
「お前たちに出来ることはないのに、どうして諦めない!」
黙れゲストキャラ。貴方に私たちの苦労の何が分かるというの!
風月キュアさん:
「私たちが諦めないのは、貴方の言う『明日』がつまらないものだから!」
「一人よがりで孤独だから!」
時の止まった世界で、何でも思うままになったとしても。
一人ぼっちの明日になんて意味がない。
未来はみんなで歩むもの。
風月キュアさん:
「だから、プリキュアはふたりなの!!」
だ か ら プ リ キ ュ ア は ふ た り な の ! !
問:プリキュアは何人ですか?
答:ふたり!
Yes!プリキュアはふたり!
正に魂の根底からの叫びに、思わず目頭と胸が熱く…。
だからプリキュアは『ふたり』なの!誰がなんと言おうと『ふたり』なの!
風月キュアさん:
「プリキュア・スパイラルスター・スプラッシュ!!」
血反吐を吐きそうな勢いの絶叫とともに、裂ぱくの必殺攻撃。
サーロインさんも一瞬抵抗しますが、こんな魂の叫びに勝てるはずがない。
顕現するスパイラルスターに取り込まれ、サーロインさん消滅。
サーロインさん:
「お前たちこそが、真のパーフェクト・コンビだというのか…!」
あら、いいこと言うじゃない。
終わってみれば、意外と良い人だったかもね。
そう、私たちが真プリキュア!
【エピローグ】
サーロインを撃破したことにより、止まっていた時間も復活。
そして舞台は、初めの喉自慢コンテスト。
元に戻った平和をかみ締めながら、二人が歌うのは勿論あの曲。
日向&美翔さん:
「手のひら太陽向けて…!」
現代版「上を向いて歩こう」。明るいメロデイに乗せて歌う、悲しくもつらい歌。
マジ落ち込んでため息出ちゃう日もあるけど、うつむく目線をあげて涙に青空映そう。
そしてガンバランスdeダンス!明日は絶対いい日になる!
この二人が歌うとますます歌詞に真に迫るものが…。
そんな曲に乗せて、流れるエンディングテロップ。
いつものエンディング映像に切り替わり、そして…
月キュアさん&日向さん&花キュアさん:
「そしてガンバランスdeダンス…!」
ちょ!?
風キュアさん&美翔さん&鳥キュアさん:
「ほいでもってナーバスもリーラックス…!」
なんだその一人三分身。
同一画面上に、美翔さんが3人います。
え?これは美翔さんとスタントマンの方二人とか、そういうことですか?
なにこの映像特典。
つうか、美翔さんと鳥風キュアさんが横並びで楽しく踊ってる映像…パラダイスですか、そこ。
月キュアさん&日向さん&花キュアさん:
風キュアさん&美翔さん&鳥キュアさん:
「プリキュアの魔法、ハッピかみん♪」
本当に心の底から、彼女たちにハッピーがやってきて欲しいと思いつつ、劇場版終了。
【劇場版で一番印象に残ったシーン】
風月キュアに変身するところ。
いつものバンクシーンでなく、お互いに語り合いながらちょっとずつ段階的に変身。
そんなわけで、「プリキュアコスで、髪の毛はいつものまま」のレアな二人が拝める。
髪の毛が広がる瞬間の日向さんや、寝起き姿のように下ろした状態の美翔さんにむちゃくちゃときめき。
いっそ、そのままで戦ってくれたらよかったのに。
【劇場版で一番憤慨したシーン】
始まる前の、映画予告の一幕。
のび太:「魔法の世界になったらイイナ!」(ドラえもん「魔界大冒険」セルフリメイク版予告)
↑東宝
「あの大人気ゲームが映画になったよ!」(ラブandベリー劇場版「しあわせのまほう」予告)
↑松竹
それは東映のヒロイン様に対する宣戦布告ですか。
…ちくしょう。
プリキュアさんなら、きっとプリキュアさんなら勝ってくれるはず。。
「『プリキュア』一枚ください」
受付のお姉さん:
「はい、『硫黄島』ですね。お時間は…」
私:
「あ、いえ。『プリキュア』を…」
受付のお姉さん:
「? 『硫黄島』ですよね?16時からと…」
そんなに私に「硫黄島」を見せたいか。
・劇場版「ふたりはプリキュア SplashStar チクタク危機一髪」
先に流れたのは同時上映の「デジモン」。
潔く人間レギュラーを切り、「プリキュア」のターゲット層に合わせた幼女キャラを投入してきた様子に、思わずでんぐり返り。
それが終了後、会場内に響いた台詞。
お子様:
「やったー!プリキュアだー!」
プリキュアさん、超人気者♪
舞台裏からはらはらしながら見守ってる美翔さんも、にっこり笑顔のことでしょう。
でも…
お子様:
「あ!なぎさだー!」(注:映像はベッドで寝ている日向さん)
おいこらお子様。
いくらコアターゲット様だからって、言っていいことと悪いことが…!
【オープニング】
心を折られて体育座りする美翔さんは放置して。
「プリキュア」といえば、特殊OPをやらないのが伝統。
で、どうするのかと楽しみにしていたのですが…。
うちやえゆかさん:
『ぷ・り・きゅ・あ♪』
流れた映像は、旧OPでした。
すげぇぜ「プリキュア」さん。
特殊OPどころかバージョンダウンするなんて…。
と、感動したのですが、すぐにオリジナル画像が入りました。
まぁ、特殊OPというか本編に歌を被せた感じ。
ここぞとばかりにコミカルに突っ走る日向さんがとても素敵。
【Aパート】
日向さんと美翔さんは、街の喉自慢コンテストに出ることに。
待ち合わせの場所を決めて、意気揚々と乗り込む…はずが、
例によって日向さんが豪快に寝坊。
美翔さん:
「…来ないね、咲」
ノー連絡で1時間近く待ちぼうけさせられ、美翔さんもちょっと我慢の限界。
ふと目に付いた、古時計屋さんに入って暇を潰してみます。
そこに息せき切って、日向お嬢さん到着。
日向さん:
「舞がいない!?」
いきなり逆ギレモード。
美翔さん自体はすぐに見つかるものの、
「なんで待ち合わせ場所にいないの!遅れちゃうでしょ!」とのたまってみた。
美翔さん:
「……。………。」
とにかく遅れそうだというので、日向さんの先導の下、「近道」を突っ走ることに。
野を越え山越え谷を越え。
普段、どんなサバイバル生活をしてるかが窺い知れる悪路を、日向さんは爆走。
ほら舞!早く!
…あの、咲?そこ、道じゃなくて川。。
何言ってるの!遅れちゃうでしょ!
…えと、私、ミニスカートなんだけど。。
いいから早く!
美翔さん:
「………。…………。」
と、そこに謎のコート姿の男が。
謎人物:
「この辺で最も古い時計を知らないか?」
時計?それならさっきの古時計屋さんにあったような…?
その言葉を聞くと、謎の男は微笑みながら去っていきました。
なんだったんだろう、あの人。
日向さん:
「って、ほら急がないと!ぐずぐずしない!せっかく近道してるのに意味ないよ!!」
美翔さん:
「…………。……………。」
これはアレですか。
どこまでやったら美翔さんはキレるのか、とかそういう実験ですか?
いきなり寝坊して遅れたくせに、なんで私が亀扱いされてるの…っ
不穏な空気になりながらも、二人はなんとか会場に到着。
けれど、出場受付は既に終わっていました。
必死になって頭を下げ、なんとか融通してもらおうと懇願する二人。
日向&美翔さん:
「お願いします!!」
実行委員さん:
「……はぁ」
既にエントリーは締め切り。歌唱順の抽選も終了済み。
どう考えても無理な状況で、実際に無理だったのですが、
実行委員さんの親切心で、お目こぼしてもらえることになりました。
日向さん:
「良かった良かった♪ 今日も絶好調ナリ!!」
美翔さん:
「……寝坊したのに、どうして『絶好調』なの?」
日向さんのあまりに無神経な台詞に、舫綱のように太い堪忍袋の緒も、ついにぶっつり。
美翔さん:
「さっきだって優しい人だから許してくれたけど」
「すごく迷惑かけちゃった…」
日向さん:
「でも出れることになったんだからいいじゃない」
ひゅ、日向さん。貴女いつからそんな悪い子に。
これはよろしくありません。こういう性格の悪さはフォロー無理。
美翔さんも冷め切った視線を注ぎつつ、その場は無言で物別れ。
【Aパートその2】
そうこうするうちに始まった喉自慢大会。
それではゲストの二人を紹介します!
向井亜紀さんと、うちやえゆかさんです!!
…どんな役どころかと思いましたが、舞台挨拶をするだけとは。
それなら五條さんも呼んで欲しかったと思ってみた。
「劇中で舞台挨拶」というなんだかシュールなことがあってる中、楽屋裏では美翔さんたちがスタンバイ。
お手製コスチュームに身を包み、準備万端!
ちなみに、コスは羊の着ぐるみ(美翔さん)と猿の着ぐるみ(日向さん)。
ガチで可愛い美翔さんと比べ、ネタに走ってる日向さん。
貴女、何考えてそんなものを…。
司会者:
「それでは次は、凪中の仲良し二人組!」
呼ばれて飛び出る二人。
ですが、二人の心はばらんばらん。おまけに、大観衆の前にがちんがちん。
やばい。歌詞が思い出せない。何も出てこない。嗚呼、世界が回る、ぐるぐると…!
美翔さん:
「あうあうあうあう」
日向さん:
「えあえあえあえあ」
どうしようどうしようどうしよう。
美翔&日向さん:
「じ、時間よ止まれ!」
血迷った。思わず叫んでしまいましたが、それに呼応して、本当に時間停止。
日向さん:
「な、なにこれ…」
周囲の時間は完全に凍りつき。
動けるのは彼女たちと、精霊どものみのようです。
どうなってるのこれ。でもちょっと面白そう…
日向さん:
「今ならやりたい放題だよね♪」
「そうだ、今のうちにアイスクリーム食べちゃおうか♪」
美翔さん:
「咲……」
液化窒素よりも冷たいまなざしを向ける美翔さん。
な、何よ、ちょっと冗談言っただけじゃない。
日向さんは拗ねてみますが、美翔さんの機嫌は直りません。咲の無神経咲の無神経咲の無神経。
ある意味、時間停止よりも酷い勢いで凍りつく雰囲気でしたが、
そこに不思議生物が2体飛来。
なんだあれはと見守る中、謎生物は冒頭の時計屋さんに駆け込んでいきました。
ひとまず後をつけてみると、件の古時計の中に吸い込まれ。
それに巻き込まれ、美翔さんたちもいずこかへ転移。
【Bパート】
日向さん:
「ここ、どこ!?」
行き着いた先は「時計の郷」。
どうやら、古時計が入り口になっているようです。
闖入者に驚く謎生物を丸め込んで情報を得たところ、
ここ「時計の郷」は謎の男の侵略により危機に瀕しているとか。
どこかで聞いたような話です。どこもかしこも侵略に無防備すぎ。
そんな彼女たちの目の前には、巨大な砂時計。
曰く、世界中の時間を司ってる砂時計だそうな。
これが止まると世の中の時間が止まってしまうそうです。
フラチョピ:
「そろそろひっくり返さないと、砂がなくなるチョピ」
今回の敵の目的はまさにそれ。
砂時計を制圧して、時間停止を狙っていました。
既に影響は出始めていて、先ほどの時間停止はこれが原因の模様。
そこに現れる、今回の黒幕。
謎の男:
「私の名前はサーロイン」
「まずはお礼を言おう。先ほどは古時計の場所を教えてくれてありがとう」
って、おい。お前たちのせいか。
時計の郷の住人の有言の非難が、日向さんたちを襲います。
だ、だって知らなかったし!
日向さん:
「舞が余計なこと教えたりするから!!」
美翔さん:
「……………。………………。」
なんか美翔さんが怒りを通り越して愉快なことになり始めてる。
新しいプレイに目覚め始めてる二人ですが、今は敵の目の前。
臨戦態勢をとったサーロインに向かい、こちらも変身能力起動。
日向&美翔さん:
「デュアルスピリチュアルパワー!!」
花キュアさん:
「輝く金の花!キュアブルーム!!」
鳥キュアさん:
「煌く銀の翼!キュアイーグレット!!」
さあ、鳥キュアさん、ここがアドリブの見せ所…!
鳥キュアさん:
「聖なる泉を汚すものよ!!」
…台本のままでした。
サーロインさん的には言いがかりもいいところです。
え?聖なる泉?何のことを言ってるんだい、君たちは?
【戦闘開始、そして】
変身完了。そして速攻!
花キュアさん:
「やぁあああああ!」
サーロインさんの放った飛び道具を交わし、轟然と特攻。
花モードの特色をいかし、即座に間合いを詰めて接近戦に持ち込みます。
少し遅れて、鳥キュアさんも援護に回ろうとしますが…
ふぉん
花キュアさんが避けた飛び道具が、向きを変えて飛来。
鳥キュアさん:
「ゆ、誘導弾!?」
角度を変えつつ、鳥キュアさんを追尾。
一方、接近した花キュアさん。
果敢に攻撃を加えますが、サーロインの体捌きについていけず。
微妙に足場が悪いせいもあって、突進力を完全に翻弄されています。
その頃、誘導弾に追い回されてた鳥キュアさん。
このままではしょうがないと、意を決して鳥バリア展開。
なんとか受け止めようとしますが…
鳥キュアさん:
「みゃきゃー!?」
巻き起こる爆音。
あの娘は何を遊んでるの!?
花キュアさんも焦りの色を浮かべつつ、無茶な特攻を繰り返し…。
何もしないうちに大ダメージを喰らってしまった鳥キュアさん、ふらふらと立ち上がるとようやくサーロインに接敵。
花キュアさんが相手を引き付けてる間に、急襲をかけましょう。
鳥モードといえばやっぱりこれ!必殺の斜め回転+かかと落としコンボ!
花鳥キュアさん:
「やー!!」
ひょい
サーロインさん、華麗に横移動。
花鳥キュアさん:
「え?」
猛然と特攻かけてる花キュアさん。
颯爽とかかと落としかけてる鳥キュアさん。
一瞬の間の抜けた沈黙の後。
花鳥キュアさん:
「めゃきゃー!?」
盛大に同士討ち。そこに駄目押しの一撃がサーラインさんから。
花鳥キュアさん:
「ぅぴゃー!?」
…。
……。
………プリキュアさん、完全敗北。やべぇ、一撃も攻撃当ててねぇ。
館内のお子様:
「ムープとフープが助けてあげれば良かったのに」
断 言 す る が 、 そ ん な 隙 す ら な か っ た 。
ムプフプも唖然。大丈夫、これはお前たちのせいじゃない。
サーロインさん:
「…伝説の戦士がこの程度とは、がっかりだ」
それはこっちが言いたい。
【時の回廊】
問答無用で敗北した彼女たちは、「時の迷宮」に放り込まれてしまいました。
そこは際限なく膨張伸縮を繰り返す悪夢のような迷路。
戦闘以外の能力はからっきしのプリキュアさんにとって、この状況はまずすぎます。
花キュアさん:
「入り口があったんだから、出口もあるはずだよ!」
能天気な台詞を励ましにし、一行は迷路を探索。ですが、一向に出口は見つからず。
鳥キュアさん:
「どんな迷路もずっと同じ方向に進んでいけば、必ず出口が…」
小賢しくも右手法を採用。
でも鳥キュアさん、それ、「迷路自体が動く」タイプには無効だから。
あと難しい話は、花キュアさんには理解できないから。
花キュアさん:
「それは出口がある場合の話でしょ!もういいよ!大体、出口があるかどうかも分からないのに!」
またもや逆ギレ。
あまりの態度の連発に、流石に鳥キュアさんも我慢の限界。
売り言葉に買い言葉。二人はとうとう別行動することに。
…そして、一人でどこぞへと立ち去った花キュアさんの姿も見えなくなったころ。
ウザイナー:
「うざいなー?」
鳥キュアさん:
「!?」
なんでここにウザイナーが!驚く暇こそあれ、唐突に戦闘開始。
フラッピ:
「…嫌な気配がするラピ!」
花キュアさん:
「…! 舞!?」
不安に呼応するように、遠くから届く一発の爆音。
ずがむ。
そして絹を割くような悲鳴。きゃー。
っ て 一 撃 か よ
慌てて駆けつけた花キュアさんの前には、砂埃を上げて拳を地面に叩きつけた姿のウザイナー。
花キュアさん:
「舞!!」
フラッピ:
「待つラピ!精霊の力が弱くなって…」
そんな言葉は無視して突撃。そして彼女も一撃で返り討ち。今日のプリキュアさんはいいところない…。
鳥キュアさん:
「さ、咲…」
それを物陰から見ていた鳥キュアさん。
どうやらちゃっかり逃げ延びて隠れていたようです。流石。
慌てて飛び出ようとしますが、急に時空が捻じ曲がり、二人はお互いの生死を確認できないまま離れ離れ。
【ふたりはプリキュア】
断絶した二人。
お互いに一命は取り留めましたが、喧嘩別れしたところに分断。
消沈する心に引きずられ、彼女たちのコスチュームも光の粒子に…
美翔&日向さん:
「変身が…」「解けた…」
変身解除はプリキュア史上初。
これは、お互いに相方の生存を絶望視する状況。
なにより喧嘩していたのが心の枷に。
日向さん:
「もう私、舞のパートナーになれないのかな…」
美翔さん:
「私、もう友達と思ってもらえないかも…」
絶望は二人の時も止める。
迷宮の奥深く、徐々に壊れていく二人の心。
ですが、それぞれ精霊コンビの言葉に動かされ、自分の気持ちを再認識。
日向さん:
「…舞を探そう」
美翔さん:
「大事なのは、相手にどう思われてるかじゃなくて、自分がどう思ってるか」
かくして再会した二人。固い絆は迷宮の扉も開く。一同揃って無事に生還。
【プリキュアはふたり】
戻ってきた二人にサーロインもびっくり。
でもまぁ、それならそれで物理制裁すればよし。
全く、迷路で大人しくしていれば、痛い思いをしなくて済んだものを。
めがん!どがん!
日向&美翔さん:
「舞…」「咲…」
サーロインの攻撃により立ち込める爆炎の中、二人は背中合わせでぎゅっと手をつなぎ。
日向&美翔さん:
「無神経でごめん」「私のほうこそ、嫌な想いさせて」
つないだ手から広がるよ物語。
日向&美翔さん:
「私たち、またプリキュアになれるかな?」「なれるわ、きっと」
精霊パワーがほとばしり、コスチュームが徐々に具現。
髪の毛がセットされ、新型スパイラルリングまで発現し。
風月プリキュア、降臨。
風月キュアさん:
「風よ!」「光よ!」
遠距離からの飛び道具。バリアで止めてのカウンター。目くらまして背後から一撃。
今まで培った戦闘スキルをフル動員しての猛攻に、サーロインさんも成す術なし。
圧倒的な攻撃力で地に沈めます。
…が。
サーロインさん:
「お前たちに『明日』はない!!」
お約束の「真の姿」モードになって復活。
そしてなんだか、人の心の傷をえぐるようなことを言ってきます。
あ、明日はない!?なんてことを!
サーロインさん:
「お前たちに出来ることはないのに、どうして諦めない!」
黙れゲストキャラ。貴方に私たちの苦労の何が分かるというの!
風月キュアさん:
「私たちが諦めないのは、貴方の言う『明日』がつまらないものだから!」
「一人よがりで孤独だから!」
時の止まった世界で、何でも思うままになったとしても。
一人ぼっちの明日になんて意味がない。
未来はみんなで歩むもの。
風月キュアさん:
「だから、プリキュアはふたりなの!!」
だ か ら プ リ キ ュ ア は ふ た り な の ! !
問:プリキュアは何人ですか?
答:ふたり!
Yes!プリキュアはふたり!
正に魂の根底からの叫びに、思わず目頭と胸が熱く…。
だからプリキュアは『ふたり』なの!誰がなんと言おうと『ふたり』なの!
風月キュアさん:
「プリキュア・スパイラルスター・スプラッシュ!!」
血反吐を吐きそうな勢いの絶叫とともに、裂ぱくの必殺攻撃。
サーロインさんも一瞬抵抗しますが、こんな魂の叫びに勝てるはずがない。
顕現するスパイラルスターに取り込まれ、サーロインさん消滅。
サーロインさん:
「お前たちこそが、真のパーフェクト・コンビだというのか…!」
あら、いいこと言うじゃない。
終わってみれば、意外と良い人だったかもね。
そう、私たちが真プリキュア!
【エピローグ】
サーロインを撃破したことにより、止まっていた時間も復活。
そして舞台は、初めの喉自慢コンテスト。
元に戻った平和をかみ締めながら、二人が歌うのは勿論あの曲。
日向&美翔さん:
「手のひら太陽向けて…!」
現代版「上を向いて歩こう」。明るいメロデイに乗せて歌う、悲しくもつらい歌。
マジ落ち込んでため息出ちゃう日もあるけど、うつむく目線をあげて涙に青空映そう。
そしてガンバランスdeダンス!明日は絶対いい日になる!
この二人が歌うとますます歌詞に真に迫るものが…。
そんな曲に乗せて、流れるエンディングテロップ。
いつものエンディング映像に切り替わり、そして…
月キュアさん&日向さん&花キュアさん:
「そしてガンバランスdeダンス…!」
ちょ!?
風キュアさん&美翔さん&鳥キュアさん:
「ほいでもってナーバスもリーラックス…!」
なんだその一人三分身。
同一画面上に、美翔さんが3人います。
え?これは美翔さんとスタントマンの方二人とか、そういうことですか?
なにこの映像特典。
つうか、美翔さんと鳥風キュアさんが横並びで楽しく踊ってる映像…パラダイスですか、そこ。
月キュアさん&日向さん&花キュアさん:
風キュアさん&美翔さん&鳥キュアさん:
「プリキュアの魔法、ハッピかみん♪」
本当に心の底から、彼女たちにハッピーがやってきて欲しいと思いつつ、劇場版終了。
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【劇場版で一番印象に残ったシーン】
風月キュアに変身するところ。
いつものバンクシーンでなく、お互いに語り合いながらちょっとずつ段階的に変身。
そんなわけで、「プリキュアコスで、髪の毛はいつものまま」のレアな二人が拝める。
髪の毛が広がる瞬間の日向さんや、寝起き姿のように下ろした状態の美翔さんにむちゃくちゃときめき。
いっそ、そのままで戦ってくれたらよかったのに。
【劇場版で一番憤慨したシーン】
始まる前の、映画予告の一幕。
のび太:「魔法の世界になったらイイナ!」(ドラえもん「魔界大冒険」セルフリメイク版予告)
↑東宝
「あの大人気ゲームが映画になったよ!」(ラブandベリー劇場版「しあわせのまほう」予告)
↑松竹
それは東映のヒロイン様に対する宣戦布告ですか。
…ちくしょう。
プリキュアさんなら、きっとプリキュアさんなら勝ってくれるはず。。