穴にハマったアリスたち

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2006ベストアワード

2006年12月27日 | アニメ、ゲーム・全般
今年のまとめ的記事を書こうと思いつつ、仰々しくやるのもアレな気がしてきたので、
リアル友人が放置してたバトンもどきを拾ってきました。
まぁ、私がやると原則アニメネタになるわけですが…。

対象は概ね今年放送かつ感想を書いたアニメで。

 「おねがいマイメロディ」「ふたりはプリキュアMaxHeart」「ふしぎ星のふたご姫」「Fate stay/night」「シムーン」「おねがいマイメロディ くるくるシャッフル」「ふしぎ星のふたご姫Gyu!」「きらりん☆レボリューション」「ネギま!?」「銀盤カレイドスコープ」「味楽る!ミミカ」「おとぎ銃士赤ずきん」「韋駄天翔」

…意外と多かった。

■ベストOP(動画込み):ふしぎ星のふたご姫Gyu!「キミのアシタ」

 

前にも書きましたが、このOPには心底度肝を抜かれた。
泥水を啜りながら、それでもなお立ち上がるふたごの姿が目に浮かびます。
失敗はサクセスのもと!分かってる!!(←逆ギレ)

■ベストOP(曲単体):おねがいマイメロディ くるくるシャッフル「コイ♥クル」

 

私はアニメソングの良さは、「番組の内容を的確に表現しつつ、歌単体として聴いても成立する」にあると思ってます。
番組と無関係ならタイアップする意味がないし、かといってキャラ名や技名を連呼するのも品がない。
「DANZEN!ふたりはプリキュア (Ver.MaxHeart)」まで行くと、「うん。分かった。君、自棄だろ?」と微笑みたくなりますが)

で、「コイ♥クル」。
「おねがいマイメロディくるくるシャッフル」という題名を織り込み、「ウサギと音符」なテーマまで表現しつつ、かつ「マイメロ」を知らなくても歌として成立する作りには素直に驚嘆します。

 『君の心が聞けるウサギの耳が欲しい そっとソラミミ キキミミ
  マイメロディうまく弾けるかな? 本当の気持ちだけ隠して
  おねがいマイメロディ 届いてマイメロディ
  女の子は恋ですぐに変わる くるくるシャッフル!』

「マイメロディ」をキャラ名ととっても普通名詞としてとっても、ちゃんと意味が通る。
前OP「オトメロディ」もその傾向がありましたが、2年目になって磨きがかかってます。
ついでに、二番の歌詞も神がかり的。

 『トーストくわえ突撃!かすりもせずに激突!そして今日も枕パンチ…!』 

意味不明な歌詞なはずなのに、嫌というほど情景を理解できるのは何故だ。
「行間を読む」という言葉の真の意味を味わった。

■ベストサブタイトル:おとぎ銃士赤ずきん「花嫁はラプンツェル」

 『花嫁はラプンツェル』

全ての内容をたった一文で言い尽くしてます。
どんな話か容易に想像できるだけに、「本当にそれでいいと思ってるのか」とスタッフに詰め寄りたくなる、そんなサブタイトル。
蓋を開けてみたら普通の話ではありましたが、はったりとしては最強。
「赤ずきん」は時々、こういうろくでもない飛び道具を打ってくるところが好きです。
(前回の「七人の小人」とか)

■ベストストーリー:シムーン「第14話 冒さざるもの」

 

「信仰など幻想に過ぎない」「そして、だからこそ信じることに意味がある」。
絶対的な庇護を離れたときの喪失感は、かつて人類が近代に進んだときに味わったもの。
この辺は歴史として好きな分野ということもあり、真っ向から描いてくれたこの回はとても印象に残りました。

■ベスト挿入歌:おねがいマイメロディ(第50話より)「シアワセの羽」

 

…まぁ、このシーンではハミングですけど。

「シアワセの羽」は歌詞に合致するキャラは一人もいないのに、状況には異様にしっくりくる、という反則ソング。
カオス展開ばかりが注目される「マイメロ」ですが、馬鹿なギャグをそのまま感動要素に持ち込む力技こそが真骨頂だと思ったり。
電波ソング扱いの「ドリーム!ドリーム!ドリーム♥」も、よくよく聞くと、ちゃんと「夢野さんが柊先輩を救う歌」として成立してますしね。
(ていうか、今、前作のラスト付近を見返すとありえない勢いで感動するから!頭おかしいよ「マイメロ」!)

■ベスト変身バンク:ふたりはプリキュアMaxHeart

美墨さん&雪城さん:
 「デュアルオーロラウェーブ!!」

 

美墨さんの縦回転や雪城さんの横回転の豪快さは頭がおかしいです。
ぶっちゃけ、当時はそんなに熱心に見てたわけでもなく、「ああ、2年目もやるのね」くらいの意識だったのですが、新バンクを見て惚れました。
なんつうか「1年契約って言われたから全力疾走したのに、なんで2年目!?いい加減、私も倒れるよ!!」的なことを心で叫びつつ、ヤケクソになってる美墨さん、な妄想が止まりませんでした。。
毎度毎度、着地失敗してよろめいてる雪城さんとか、バンクのくせに突っ込みどころが多すぎる。

■ベスト玩具:ふしぎ星のふたご姫Gyu!「ハッピーベルン」

 

EDの、画面端からすっ飛んでくるシーンが結構好き。

前に「玩具を売らないアニメはダメだ」的なことを書いてしまいましたが、かなり言葉足らずで、読んでくださった方に不愉快な思いをさせてしまったような気がします。申し訳ないです。
文意としては「玩具をいかにうまく売るか」を面白さのポイントの一つとして見てる、ということで、「そういったシーンのないアニメはダメなアニメ」ということが言いたかったわけではないです…。

■ベスト台詞:劇場版ふたりはプリキュアSplashStar

風月キュアさん:
 「だから、プリキュアはふたりなの!!」

「ふたりはプリキュア」、頭が悪いことこの上ないタイトルに、きっちり意味を持たせやがった…。
人は一人では生きていけない。それは依存なのかもしれない。でもそれが人が人である所以であり、素晴らしさ。
だから、プリキュアはふたり。

…そんな感動的な思いと、「次回作に対する抗議かよ」というどんより感が合わさって、えらく心に響いた。

■ベスト必殺技バンク:ふたりはプリキュアSplashStar

風月キュアさん:
 「プリキュア スパイラルスター スプラッシュ!!」

 

頻繁にキャプ画像張ってる気がしますが、このシーンがとても好き。
直撃決めた後に広がる謎のスパイラルスターが格好いいです。
てか、何なの、アレ?

■ベスト最終回:ふたりはプリキュアMaxHeart

 

「プリキュア」は日常シーンと戦闘シーンが完全に断絶。
それだけに、「変身姿で自宅」「変身姿に家族が話しかける」このシーンは結構感動しました。
2年間、ギャグかと思うほど「うやむや異空間」で正体をあやふやにしてきたのは、これをやらんがためかと勘ぐりたくなるほどに。

■ベストED(動画込み):ふしぎ星のふたご姫Gyu!「チュルッチュ☆ロック」

 

玩具の項でも書きましたが、冒頭の心底楽しそうなダンス&ねじ込んでくる販促カットが熱い。
わずか1分30秒の間に、ふたごのキャラ描写に販促、コスプレ、別れと再会、変身、
そして「みんな仲良く」の番組テーマまで表現しきってるあたり、ほとんど狂ってる。

なお、私の脳内ではファインが歌ってることに変換されてます。

 『踊ろうよ 照れないで 抱きしめてあげるから Gyu!』

手をさし伸ばしてくるファインお嬢さんが激烈に可愛い。

■ベストED(曲単体):ふたりはプリキュア SplashStar「ガンバランスdeダンス」

 

 『手のひら太陽向けて ふりふり体揺すれば 光のシャワーを浴びて今日も一日ピカピカ
  そしてガンバランスでダンス そんでもってナーバスもリラックス』

一見、明るいダンス曲、でもそこはかとなく悲しい気分になるのは何故?

 『…でもね マジ落ち込んで ため息出ちゃう日もある
  うつむく目線をあげて 涙に青空映そう』

それはこれが、「悲しみ堪えて、笑って踊ろう」な曲だから。

 『手のひら太陽向けて ふりふり体揺すれば 光のシャワーを浴びて今日も一日ピカピカ
  明日は絶対!いい日になる!!
  そしてガンバランスでダンス そんでもってナーバスもリラックス…!』

「ラストまで聞くと歌詞の意味が変わる」、まさかプリキュアソングでそんなテクニックを使われるとは思いませんでした。
(特に、歌詞の『そして』の部分が無性に泣ける)

■ベスト次回予告:おねがいマイメロディ くるくるシャッフル「第18話予告」

歌ちゃん:
 「マイメロ、お願い、寝癖が直んない、なんとかして~
  マイメロ、制服のシャツがない! なんとかして~
  マイメロ、朝ごはんまだ?
  紅茶入れて!

  次回、『おねがいマイメロディ くるくるシャッフル』!

  

 『マイメロが帰ってきたらイイナ!』

  そんな、家出だなんて、どうして…!?」


 お 前 が コ キ 使 っ た か ら だ 。

歌ちゃんが、この上なく歌ちゃんしてる素敵な次回予告。
この娘は基本ステータスは高スペックなはずなのに、いつからこんなキャラに…。


以上。
なお「ぴっち」は除外しました。だってそれ含めると、全部「ぴっち」で埋め尽くしかねないし。
そんな相も変らぬ2006年。今年も残りわずかですが、みなさま良いお年を。

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