天と地の間

クライミングに関する記録です。

本匠 「前高エリア」

2010年06月13日 | フェース
予報は午後より雨であったが、入梅前に少しでも岩を触っておこうと、大分の人二人と現地待ち合わせで、雨に強い前高エリアに行くこと
にした。
前高エリアは見た目がパッとせず、しかも、うっそうとしているためか訪れる人は少ない。私もこのエリアで登るのは二回目である。
えらく長い10のルートでアップをした後、ラストサムライ(12bc)に取り付くことにした。このルートは初めてである。



ラストサムライを登るM沢



思ったとおり、ムーブが分かりづらく、中間部のカチで指力を吸い取られ、アッサリとテンション。その後は、ムーブを探りながらのどテ
ンションとなる。
核心部は、意外に早く解決することが出来たが、湿度の高い今日落とすのはだめだろうとすぐに諦めた。
最も、仮に条件が良くとも、最近まじめに登っていない事を考えると持久力が続かずだめだろう。
 2回目、ムーブを固めようとまた取り付いたが、湿度がかなりあがると同時に、指力がまだ回復していなかったことも相まって、最初よ
りも悪く終了点直下でロワーダウン。
下りると直ぐに雨が降り出した。上部が被っているうえに、木々に覆われているために雨は直接にはあたらない。しかし、今日のような霧
雨では、やはり結露してくる。





 条件が悪くなったため、他のルートを所見で登るのは見合わせたほうが良かろうと、もう一度、同じルートをトレーニングと割りきり登
ることにした。
 ぬめりながらも、中間部の悪いところはクリアし、ハング下でテンション。最後の核心は、ヌメリでスローパーが持てなくなったので下
りる事にした。条件の良し悪しの前に、常日頃から登りこんでいないと、おとしてやろうという気合が湧いてこない。あっさり、次回に持
ち越す傾向が多い。
これではいかんと思いながらも、もうオフシーズン。


コメント
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