天と地の間

クライミングに関する記録です。

比叡�峰奥壁 三つ子ハング ダイレクトルート開拓 

2010年11月23日 | 開拓
土曜日、Docと共に三つ子ハングを直上するルートを開拓するため、�峰奥壁へ上がった。
クラックはかなりの掃除が必要で、懸垂しながら掘り起こさなければ無理なのであるが、登れなければそれも徒労に終ると考え、グラン
ドアップで開拓することにした。
2ピッチ登り、ハングの真下に行くと、180度の傾斜に浅い溝が2箇所あるだけで、前回、上から見たとき同様、ほぼ絶望的に見える。
しかし、思ったよりかぶりの部分は長くなく、がんばればリップまで届きそうである。それにチョックストーンを落とせばホールドが出
てくるかもしれないという淡い期待を抱いて、ハンマーを振るったが、しっかり嵌っているうえ、足を踏ん張れないために叩くたびに体
が逃げ、ハンマーの打撃が伝わらない。かなりしつこくやったが、180度の壁にのけぞっての作業は限界があり、結局、そのまま登る
ことにした。


ルーフにボルトをセットしたがこの作業も楽ではなかった。

何度か試すうちに、ルーフ出口の溝に右手が届いたがハンドサイズよりも広く、しかもフレアーしており一瞬でしか止まらない。せめて
左手だけでも効いていれば良いが左手はまだあまく、右手を決めたら両足ブラになる。次の動きが取れない。軽く13を超えたムーブだ。



フットホールドでもあれば策を見出せそうなのだが。
右下に見えるのは人形岩の頭部。

ここが地上であればしつこくトライもできるが長いアプローチをおして、2ピッチ登ってここ解決するというのは、まず、現実的に無理。
そう判断し、直登は諦めることにした。良いラインだっただけに惜しい気がするがこれほど可能性が低ければ諦めもつくというもの。


ハング下をトラバース中の私。撤退時に撮影。

下山した後、福岡から来た沢Gさん、綾吉ちゃんと合流し、テントの中で久しぶりの歓談。ほとんど私のぼやきになったが。
明けて日曜日、3人でニードルに行こうと取り付きへ。ところが、沢Gさんが突然、ニードルスーパーに行きたいと言い出す。私はこのル
ートはまだ登ったことはない。+本人が言い出したからにはへこんでも文句は言わないだろうと、沢Gさんのリクエストにお答えするこ
とにした。
その記録は、以下のサイトで。

http://kawahanakokoro.web.fc2.com/20101121needlesuper.html






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする