天と地の間

クライミングに関する記録です。

クライミング再開・9ヶ月ぶりのクライミング

2013年10月14日 | リハビリ
一頃に比べてだいぶ傷みは引いてきたが未だ肩の可動域は狭く、それを越えると激痛が走る。無理をしなければ日常生活には支障はな
くなって来たが未だに着替えのときが一番きつい。Tシャツを脱ぐときは鋭い痛みが走る。それ以外には、前腕と上腕の筋肉と肘、手首
の関節の痛みが日常化している。どうも肩甲骨、肩との連携が取れず、それぞれが独自に動いているために負担が大きくなっているよ
うに思える。肩甲骨の張りも日常化していつもぱんぱんである。

10月3日木曜日、3回目のMRI撮影のため整形外科へと向かう。
撮影が始まって5分もしないうちに左腕全体に痛みが始まった。仰向けに寝て、じっとしているだけなのだが、それが今の私には一番の
苦痛。同じ態勢を維持できないのである。そのため、毎夜、熟睡はできないでいる。撮影は動けば取り直しとなる。じっと耐えること
40分、撮影が終わった時には脂汗が浮かび、呆然となる。

10月5日日曜日
本日はMRIをみてのドクターの診断日。はたして、診断はいかに。
ドクターが云うには経過は良好。しかし、まだ力が入らないですね。とのこと。それ以上、以下のことも云わない。
で、こちらから一言。
「なかなか進展しない状況を考えると、このままいたずらに日が過ぎるのを待つだけでは、精神衛生上よろしくないし、そろそそ、軽め
にクライミングをしながら筋力をつけるというのはどうでしょうか。始めても問題はないでしょうか?」と。すると、もう時期ではあり
ますとのこと。
結局、いつものように判断はこちら側。とはいえ、判断材料をもらって、ほっとし、再開を決断する。

10月12日日曜日
1月からこれまで人口壁はおろか筋トレすらしていない。唯一してきたのが直径5mm程度のチューブでのリハビリだ。筋肉は落ちに落ちて
いる。
先ずは隗より始めよとのことわざがある。今の現状から考えると、ことわざ通り、トップロープで8ぐらいのスラブから始めるのが無難
だろうと日向神行きを考えたが、アポが取れず、やむなく本匠に行くことにする。
魚道エリアに行くとすでに県外からのクライマーがかなり取り付いている。近づくと、何人の方は私の現状を知っていていて気遣ってく
れる。実にありがたいことだ。


二十数人いただろう。
久しぶりに見る賑わいだった。


さて、一番負担のないルートはと、眺めていると9くらいのところにトップロープがかかっている。これならば途中までは行けるだ
ろうと取り付いてみたが、やはり、9ヶ月のブランクは大きい。トップロープであっても怖い。真ん中あたりでロワーダウンする。
無理は禁物だ。少しでも痛みが走ればすぐに止めるのが先決。しかし、これがなかなか難しい。やはり、上へ上へと行きたくなる。
皆が頑張っている姿を見るにつけ、抑えるのが難しい。


かなり上達しているようだったmiwaっち。
私は離陸がやっとで、すぐやめたルートを
あっさり登っていた。

この後、2,3本トップロープで登ったが足使いは取り戻しつつあるの実感した。肝心の上半身はというと、力を入れれば激痛が走る。
一番負担のない可動域を探ると肩幅の範囲以内、そして、範囲以内であっても遠いホールドに手を伸ばすと、かなりの痛みがあるの
がわかった。
以上を念頭において、ルートを選びながら無理せずにやればできそうに思えてきた。
今回のリハビリでもうひとつの収穫はビレイができると分かったこと。素早い繰り出しをすれば痛みが走るが、我慢と体重移動等の
調整でクリアできそうだ。

この日、トップロープをかけてくれたり、ビレイをしてくださった皆さん、ありがとうございました。





コメント (2)
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