天と地の間

クライミングに関する記録です。

大崩 宇土内谷 三段の滝

2015年02月08日 | ICE
2月に入り念願の寒気が入ってきた。めったにないチャンス、4日に有休をとって行くことにした。
メンバーはつつみ氏、おはら氏。
前夜入りが理想であるが、メンバーの都合がつかず、大分を4時に出発。宇土内への林道に入って
から氷も雪も見えず、いささか心配になる。
7時前、大滝下部着。林道から見上げてみると氷の出来は乏しく、可能性の無いは明らか。それでも、
来たことのないメンバーのために、直下まで案内する。氷が発達した状態を見せたかったが、これば
かりは文字通り水物。仕方がない。年々、状況は悪くなっているようだ。やむなく、宇土内谷へ入る
ことにする。
対岸から見ると、氷質は良くないものの、なんとかスクリューは効きそうである。感覚を呼び戻すた
めの練習と割り切り取り付く。


傾斜が無いが贅沢はいえない。どんな暖冬でもここは凍る。
だが、今回は薄い。


一世を風靡したローのハミングバード。体感してもらおうと持ってきた。
刺し味は抜群。しかも、氷は崩さない。これを超える刺し味はあまりない。
しかし、もう、セミチューブの時代は来ないだろう。


これまた、セミチューブ。未だに現役の梶田のバイルにセミチューブをセット。


これもまた、古いツール、スナーグ。
ハンマーで叩かなければならないが氷を壊さず入っていく。そして良く効く。

時間があったので、上がりきったところで「くるくるポン」と「アバラコフ」、「スタンディングアックスビレイ」の実演をしてみた。


アバラコフ作成中




2015 02 04 1210372

「くるくるポン」
セットが上手くなっても、使える状況に身をおかなくては意味がない。
そういう状況から遠ざかって久しい。いつかまた行きたいものだ。




新調ツールのクオークを携えたオハラ氏。
軽くて良い物だ。だが、刺し味は微妙だった。


帰りがけ、道路わきの12aのスラブ、クラック、Ⅱ峰下部のショートルートを案内する。かつては賑わいのあった場所だ。比叡といえば、今は
ボルダーが盛ん。取り付く人もそんなにいないだろう。いろんなジャンルの登りができる貴重なエリアである。
コメント
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