日中は、陽ざしに初夏の趣が感じられるほどですが
夕方になると、まだ風がヒンヤリ。
今夜は、あのご本に載っていた、あんかけ茶碗蒸し
高山なおみさんは『大きな茶碗蒸し』と名づけてます。
具を入れない、柔らかめのとろりん茶碗蒸しを大きな器で作り、
上から、とろ~っとした熱々のあんと、たっぷり三つ葉をかける。
ダイナミックにして、優しく、大雑把でありながら、繊細。
まるで、アタシの性格のような(??)一品でございます
オリジナルレシピは何も入れないのですが
今日は、南禅寺蒸しにしようと、お豆腐を入れました。
卵2個。だし汁と調味料など合わせて卵の4倍量。
混ぜ混ぜした後、ザルでこします。
軽く水切りした絹ごし豆腐半丁を、半分に切ったものを
そーっと、卵液に沈め。。。
いつもの、あの蒸籠で蒸しました。
あんは、だし汁に酒、みりん、しょうゆで味をつけ、
水溶き片栗粉でとろみをつけます。
ざくざく切った三つ葉とおろし生姜を用意して。。。
出来上がった茶碗蒸しに、あんをとろ~っ。三つ葉をバサッ。
おろし生姜をそえて、Buon appetito
スプーンですくうと、まったりしたお豆腐が出てきます。
でも、侮るなかれ。このお豆腐、めっちゃ熱い
ふ~ふ~言いながら、食べるのが『掟(おきて)』。
掟破りには、火傷の刑が待っていますぞ
でも、三つ葉の香り&生姜の香り。卵にからんだ、あんの旨さ。
お腹にも、気持ちにも優しい一品
春の名残の、朧月夜のような茶碗蒸しです。
それにしても、熱々のお料理が恋しいと思えるのも
あと少しの間ですねぇ