いつの間にかすっかり秋になりましたね。
今では遥か昔になってしまいましたが、山からの贈り物を懐かしく思い出します。
母が軽井沢で一人暮らしをしていた頃は、イヌのシロを連れて、道端の叢や落葉の積もった林や土手に目をこらしながら、よく近くの山や野を歩いていました。
そんなところには、きまってキノコが出ていました。
リコボウ、初茸、ムラサキシメジ、チョコ茸…・ほか、名前も知らない食用キノコたち。
そして落葉松林の林床には・・・カラマツキノコ!
リコボウは、ハナイグチ、チョコ茸には、ホテイシメジというちゃんとした名前がありますが、みんながそう呼んでいました。
カラマツキノコは、レモンイエローの傘(白いのもあった)の可愛いキノコで、落葉松林いっぱいに出ていました。
細かい落葉松の落葉が張り付いていて後が大変でしたっけ。
その名前を、キヌメリガサと知ったのはずーっとずーっと後のことでした。
リコボウはゆでて、おろしで食べたり、みそ汁に入れたり、ととても食べ応えのあるおいしいキノコでした。
保存用には、強い塩ゆでにしていましたし、カラマツキノコや他のキノコは、からからに乾かして干しキノコにしました。
毎日採りためたキノコをゴザの上に広げて、根気よく干しては、子どもたちのところに送ってくれました。
そんな春秋の季節の贈物を当たり前のように享受していた・・・・・・
母の干しキノコで作った混ぜご飯は、たとえようもなくおいしかったです。☆””
キノコのことを書いていて、亡き母の思い出話になってしまいました。
でも、あのキノコの混ぜご飯、もう一度食べてみたいなあ。
☆あまりに懐かしいキノコに出合ったので、リンクさせていただきました。
☆ご参考に☆キノコ図鑑
こちらの秋の山は茸で一杯です。
でも、私は、全然名前を知りません。
採って帰っても、信用がなく、捨てられるので、
眺めるだけですが、可愛い茸も沢山ありますね。
今日は、ススキを採ってきて、花瓶に差しました。
こちらは捨てないので・・・(笑)
飾られたススキは秋の風情たっぷり。
素敵ですね。
こちらは、そのような自然に無縁で・・・・とても残念です。
紫外線で深い色したリンドウや、紅葉の山に憧れます。