いい陽気に布団を干そうとして、廊下の本を崩してしまった。その中にほんのり桜色した
カバーの文庫本がーー。姫野カオルコ、一度も読んだことはなかったけれど、直木賞の
人だし ・・・桜も咲きだしそうだし、読んでみようかな。
そうだ、こんな時は、Mさんからいただいた「さくらのお砂糖」で一息しよう。
いつもは紅茶には砂糖は入れないのですが、そう思えた。
いただいた砂糖は、グラニュー糖に梅酢味の桜の花や葉の微塵が混ぜ込まれていて、
桜餅のあのクマリンの香りがした。
紅茶に入れると、甘さの中にほんのりとわずかな塩味。
Mさん、ありがとう!☆” おいしくいただきました。
サクラの季節、ほのかな桜色に誘われ、読みはじめた『蕎麦屋の恋』 ほんのり甘塩っぱく、
姫野カオルコ好みかもしれない。
枇杷が小さな実になっていました。まだしっかりと毛皮を纏っています。
なんだかヤンチャな顔だなあ! 6月ごろには、おいしそうなビワ色に実るでしょう。
花も実も共存して。これは少し前のことなので、さすがに花はもうないでしょうね。
やっと暖かさも定まったようで、ポカポカ陽ざしのベランダの花たちも元気です。
こぼれ種から咲いたカレンジュラ。スパッと切ったような花びらの端が好きでーー。
芽生えるパワーの美しい色とかたち。
数日前の桜の開花宣言。みるみる二分~、五分咲きに~。
一年前の今日、母は旅立ったのでした。昨日のようにも、またずーっと以前のことだった
ようにも思えます。
今日の日差しの中で、再び芽生えたものも~~。
蔓から何からすっかりヒヨドリに食べられてしまったエンドウからまた新芽が伸びている!
今度は無事育ちますように。
いつの間にかバラの根元に伸びだした、ハナニラの葉がはしゃいでいます。
咲きかけの花の後姿も少しおしゃれ。
電波を集めるパラボラアンテナのように、春の恵みを浴びようと、一心に面を向けて。
木の下に何やら怪しげな物体が・・・・・・。動き出したりはしません。ご安心を。
頭上を見れば~~☆” たくさん!咲いています。
ヤシャブシの雄花です。
黒っぽく丸い感じの実は・・・
去年の雌花です。
そしてーー こんなものも見っけ! ナワシログミの実。秋に花が咲き、翌春に実ります。
花と同じくらい実もぎっしり。何だか渋そうな感じもするけれど・・・・・。
4月頃には赤く熟するのでしょう。
小鳥の好物というけれど・・・・。私もご相伴にあずかってみたいなあ・・・。
今年も楽しみに行ったフサアカシアは・・・・・手前、黄緑がかったのがフサアカシア。
後方で大きく枝を伸ばしているのは、6月ごろに咲くモリシマアカシアです。
こんなにスカスカ? なんで??
耀くほどの揺れる金色のフリンジを思い描いて来たのに、痛々しいほどに刈り込まれて
超シンプルな枝ぶりでした。
大雪の被害でしょう。満身創痍。
生き残ったわずかの枝が、精一杯のポンポンの房を作っていました。
こんなに痛めつけられても、それでも桜の一歩前を咲いてくれたのね。
健気です。
写真を撮っている女性の先客がいました。昨年のフサアカシアの勇姿などを語りあい、情報
交換。よくこの辺を散歩しているけれど、この先にある「ナンジャモンジャ」(ヒトツバタゴ)は知
らないというので、案内しました。
サクラはこんな具合でした。あと二息?くらいかな。
戻って、フサアカシアを撮っていると、買い物途上という女性に話しかけられました。
「3年前に仕事を辞めてから、この道を散歩したり臨海公園まで行ったりしているの。ここは
とてもいいところですよ」と。
フサアカシアの被害をお互いに残念がりました。ほんとうに多くの人に愛されている花です。
「朝からTVを見ているのも嫌なので、出来るだけ歩いているの」と、臨海公園への行き方を
教えてくれました。私はいつも、我が家からはバスで行ってました。
しばらくたって~~~先程の方が引き返してきて、
「土手沿いに行ったほうがいいわ。お宅からなら、その方が近い」
まあ、なんと、御親切に! フサアカシアが見ず知らずの者同士を繋げてくれています。
☆本来の姿は・・・・!・・・ ☆