Hさん、先生のお話。前にも本の中で、書かれていたJさんの家に行ったそうです。
普段着の女の一人暮らしの飾らない生活を、隠さず見せてくれたそう。
干し物の置かれた室内。シーツに猫の毛のついたままのベッドルーム。
日本人だったら一週間も前から掃除しないと、人を招きいれられなかったりするのにね。
「・・ほんとうに親しくなったら、こころを開いてくれるのね。みんな、何処の国でも、人々は、一生懸命、健気に生きているのだなあって」と。
みんな出口を求めているような、今の世の中。幸せそうに見える人でも、開けてみれば、それぞれに何かしら抱えて生きている。みんな・・、私だってそう。
前に読んだ常盤新平のエッセイのタイトルに好きなのがあります。
『そうではあるけれど、上を向いて』
ほんとうにそうよね。
こころも体もお忙しい日々と思いますが、お互い”チン・アップ”でいきましょう。
時にはゆっくり体をおやすめくださいね。
* 花壇のふちに植えたムスカリが、
線形の葉を勢いよく伸ばして、
少しずつ少しずつ、花を咲かせる準備をしています。
確実に春は近づいています。