先日の咲きかけていたタカサゴユリを見に行きました。
このところバタバタしていて少し間が空いてしまいましたが、もう咲いている頃です。
今日こそは写真を撮ろうと楽しみにその道を通ってみました。
花は咲いていませんでした。・・・・・ありませんでした。
咲いたはずの花ともうひとつあった蕾は折り取られ、はがれた表皮の残骸を垂らした茎が立っているだけでした。
先の日と変わりなくそこにあると思っていたのに・・・。
物事は移ろい、そんなめぐりあわせは、偶然に過ぎないということをすっかり忘れていました。
ふと、清川 妙著『出会いのときめき』(清流出版)の中のエッセイが浮かびました。
それは、ジャージー島を旅した著者が、海岸一帯を埋め尽くしたピンクの花、「スリフト」に出合うシーンです。
その写真を見せていただいたので、その光景は、実際に自分が見てきたように思い出せる…
一面にピンクの花で埋め尽くされている海岸。その真ん中を海の方へと轍の跡が伸びていた。
しかし、翌年同じ頃に花に会いに行った著者が見たものは、咲き終わった花の穂が広がる白灰色の世界でした。
言い古された言葉を書きそうになります。が、ぜひ、原文で味わってください。
ピンクの花は海岸植物・イソマツ科のアルメリア。和名は、浜かんざし。
花壇の縁取りやグラウンドカバーとしてもよく植えられています。
「ジャージーのスリフト」は、最近出版された、ちくま文庫『つらい時、いつも古典に救われた』清川妙著(早川茉莉編)にも収録されています。
また、3月8日には、「心ときめきするもの」(新日本出版社)が発売の予定とのことです。
先生のお元気のもと、たくさん分けていただけそうです。
お隣のマンションの植栽のピンクの椿がピンチ!
すべて枝が切られて、束ねられています。これから咲くつぼみがたくさんついているというのに。
4~5年か前にもこんな場面はありましたが・・・・
少し大きめの蕾の枝を、勝手に何本かいただいてきました。
空き瓶に入れてベランダに置くこと数日~~!
ラッキー☆” 蕾がふっくら。咲きかけています。
そして ↓
↓
ああ、 いつの日も同じようなことをやっているものですね。
以前に出合った椿の枝たちです。
2006/2/21 「侘助系?」
2006/2/23「 咲いた!ティーカップの椿」
図書館への途中のお宅の庭にもう桜がほころびかけていました。
いち早く春を知らせてくれたのは、河津桜??
よくわかりません。
我がささやかな花畑では、クリスマスローズのピコティがつぼみをたくさん持ち上げています。
もう数日も前から黄金色に輝き出していた雲南黄梅。街のそこここで、律義者が春を知らせてくれています。
寒い寒いと言ってはいられません。ひとも、頑張らねばね。
そうそう、ポストにも一つ。ふっくら膨らんだ封筒に黄緑色の春がーー。大山のフキノトウ。
Fさんありがとう。
熊が冬眠から覚めて初め食べるのがフキノトウだとか。昔、椋鳩十さんの童話で読みましたっけ。
私も蕗味噌を作って、自然の元気をいただいて仕切り直そう~~♪
今朝の朝日新聞です。「ナデシコ」といっても、3万年前の氷河期に生きていたものですって!
「シベリアの永久凍土の中から見つかった化石の一部を培養して育て」て、ロシアのチームが咲かせたそうです。
すばらしきことですね。
シンプルで清楚な花。この写真を見たとたん、「シロバナマンテマみたい」と思いました。ヨーロッパからの帰化植物で、もちろんナデシコの仲間です。
花びらの後ろに隠れている花筒はどんなになっているのでしょうか。
こんな形の花びら~~ナデシコの仲間・オランダミミナグサもたしかこんなだったなあと。
大きさは違いますが、シャボンソウの花びらも。
☆この花の名は、スガワラビランジ(ナデシコ科 マンテマ属)。「ビランジ」といえば、タカネビランジが浮かびました。単に不思議な名前だったので覚えていただけでしたが。「ビランジ」の意味は不明だそうです。
・・・こんなになってしまいました――パンジーのゆううつ。
ついこの間まではプランターで、由緒正しきパンジーだったんです。紫色黄色の2色咲きの。
こんなに色が飛んでしまって~~なんで~~??
原因は、”肥料過多”だそうです。覆輪(二色咲き)の場合は、窒素分が多いと、弱い方の色が消えてしまうそう。
紫色が消え、黄色が勝ったというわけです。
師がおっしゃるには==これを治すには、水をかけて肥料分を流すか、そのまま放っておいて肥料分が消えるのを待つか==だそうです。
早く元に戻るといいな、パンセの君。
他の地植えのパンジーは、肥料を置かなかったので、もちろんこんなこともなく、美しく咲いています。