小さき生き物たちにとっては、これは街道かも。コキアのこの連なりは。
ボランティアの方たちがつくってくれている都立宇喜田公園の花壇です。
夏の酷暑にかまけて見に行くこともなかった宇喜田公園へ、何か月ぶりかで行きました。
花々を期待していったのですが、時すでに遅し。
でも、ふんわりとまあるいコキアの隊列が出迎えてくれました。
コキア(ホウキグサ)は、これから紅葉もありもっとも美しい時期になります。
アカザ科の一年草で、ホウキグサとも。
むかし田舎の庭隅には、このホウキグサが植わっていましたっけ。
もっと丈高く伸びたものを、干して茎や枝だけにして庭箒にしました。
この枝にいっぱい生る、小さな粒々の実は、「とんぶり」です。秋田名物です。
今でこそスーパーで、買っていただきますが、当時の田舎では、食べる習慣はありません
でした。
キノコと同じで、地方によって違いますね。
街中の公園はすっかり秋です。柔らかな陽に映えてヒガンバナも満開。