「umeさんの軽井沢物語」のなかに、疎開した軽井沢・千ヶ滝で、開墾して畑を作っていく話があります。
~~春になると、「千ヶ滝桜」といわれている、小梨(ズミ)の白い花が一面に山を飾る。
あまり大きくない木なので、毎日少しずつ切り倒して、根を掘り起こして面積をひろげた。
そこにまず、大根の種を蒔いた。
[umeさんの軽井沢物語]の中に、出てくる小梨です。
(記憶の中に、畑の外に積み上げられていた木の根の映像がありますが、あれだったのだ!)
小梨の実は、小さな小鳥サイズのさくらんぼうのような実がたくさんつきますが、それだけではおいしくなく、
霜に何度か遇うと甘みが増すので、甘いものに飢えていた欠食児童も木に登っては、小鳥たちの上前を
さかんにはねたものです。
いまは、見向きもされず小鳥たちのものに戻ったのでしょう。けれど、もう小梨の木が生える自然がなくなっ
ているのは時代の趨勢でしょう。
画像は「ウィキペディア」より
樹皮は染料につかわれるというヅミ。蕾は赤く、咲くと真っ白な花は樹幹を覆って美しかった。
バラ科の証明のように、幹には棘に似た物はあったが、あの花にもう一度出合いたい。
小梨平まで行かなくては無理だろうか。
ぐずりだした一歳の女の子を外に連れ出すと―――。
お隣の庭から猫が出てきた。
以前は娘宅にもよく遊びにも来ていたノラちゃんで、
ご近所でかわいがられているので、毛並みもつやつやのキジトラだ。
寝転がった体を撫でながら、
「ほら、にゃんにやん、かわいいね。触ってみる?」
おそるおそる出した指先が触れ、わずかに動いている。
「にゃんにゃん、猫だよ」
なめらかな毛並み。初めて触ったしなやかな感じ。指先が猫を感知したようだ。
それから、木の葉や花やチョウチョにも出合い、
「あっ」、「あっ」と指示してはごあいさつ。
塀の石積みの一つ一つ&電信柱にも触って遊んだ。
中でも彼女の一番のお気に入りは、電柱に巻かれたデコボコしたプラスチックの
帯状のもの。
家に帰って、ちいさなアンティーク額の写真の猫にも
「にゃんにゃん、ネコよ」とご対面。
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後日、行くと、おもちゃ箱のぬいぐるみの猫を愛おしげに抱きしめて見せた。
よかった。Sちゃん、みんなみんな、つながったんだね!
古く硬い茎を切って、しばらく暗い所に放置してしまった鉢から、つんつんにょきにょき青白い芽がいっぱい伸びて
いました。ゴメンネ。あわてて日当たりに場所替えしました。
どんな花が咲くかは忘れてしまったけれど・・・・楽しみに待ちたいと思います。大丈夫、あとは太陽の光と水と
たっぷり吸収してカワイイつぼみも出てくることでしょう。あせらず、見守り、待っていれば。
時が来れば――きっと!
恒例・神保町ブックフェスティバルが11月1・2・3日に開催されます。
神田古本祭りは10月26日~11月3日まで。
画像は、以前のものですが、さまざまなワゴンが出ていてワクワクでした。
奥野かるた店 ↓ そういえば~~~
清川 妙先生の「ロマンチック 百人一首」 (「いきいき」 )は、とても素敵な連載です。
取り上げる歌二首の対比がなんとも絶妙ですし、林 静一さんの挿画もさらに――。
百人一首でも、心深い清川ワールドを満喫できるというもの。
こちらは、ティーハウス 高野のワゴン。
神保町ブックフェスティバル2014年はこちらから↓ お楽しみ盛りだくさんです。
http://www.kanda-suzuran.com/event/
http://www.kanda-suzuran.com/event/event_pdf/bookfes141101-03map.pdf
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☆素敵な軽井沢の秋も見つけました。
何とも懐かしい、浅間山。ピッキオさん。
http://nwpicchio.blog38.fc2.com/blog-entry-886.html
☆そして、何度か上った離山――「オコジョの散歩道」さん。
http://shinshu.fm/MHz/90.97/archives/0000451919.html