時間は少しもどりますがーーー、連休間近のある朝、ケヤキは、切り倒されました。
春になっても芽吹かないその木は、いったいいつ死んでしまったのか、記憶にないのです。
去年の秋には、たくさんの落葉を掃除したのでしょうか。清掃員の方に聴いてみないとわかりません。
広がった枝の、ほんの一部だけにしか緑が茂ってないなあと思ったこともあったのに。なんとも無関心。
夏になれば、祭りの盆踊りや模擬店を見おろし、沢山の小鳥たちを遊ばせ、茂った葉で、その眠りを守りました。
何より、40年近くこの広場で、遊ぶ子供たちを見守ってきました。ありがとう。
空に伸びた箒型の枝はブロックごとに、切り落とされ、全くコンパクトな姿になり、
最後は切り株だけになりました。
さっそく子どもたちは、できたての切り株の上に乗って遊んでいました。
さて、通道を隔てた反対側の広場にも、対のようにケヤキの木。大分整枝されてコンパクトにはなりましたが、
こちらは青々と茂っています。
一本は枯れ、もう片方は生き生きと茂っている。
枯れた方の広場は、一面にコンクリートのタイルを敷き詰めて塗り固めてあります。
人びとは、広く平らになり、便利になったと喜びました。
けれど木は、そうではなかったのでは。苦しかったのでは??
根が呼吸できなくなって、死んでしまったーーーと、素人の私は想像します。
「なんか間が抜けていると思った」
木がそこにないことに気付いた、通りかかりの人の一言。
息苦しいのは、木だけでしょうか。今。
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