8/14(金)
12時自宅発、16時桧枝岐着、燧の湯で汗流し。
桧枝岐集落の店でビール、食糧買出し後、平ヶ岳登山口へ移動。
登山口Pには10数台クルマ停まっていたが、
頂上でのキャンプ泊か、下山途中かで人影なし。
19時、真っ暗な駐車場で満点の星眺めながら乾きモノや
イカの燻製で一杯、空には人口衛星がグーッと飛んでいた、20時就寝。
8/15(土)3時自然起床。 終戦記念日、明るい三日月、快晴の予感。
軽い食事、ストレッチ、水入れ替え、身の回り最終確認、4時過ぎ一番手出発。
「平ヶ岳登山口」 真っ暗な林道をヘッデン点灯し10数分歩く。
(試しにヘッデン消してみたら本当の闇、回りに何かいそうで少し怖かった)
「夜明け前の会津駒ケ岳」
「ヤセ尾根」 幅50cmくらい? 両側切れ落ちている、しかも暗い為チョイ怖。
「前坂」 ここからロープ付きの急登が始る。
「登ってきた尾根を振り返る」 この先も急登の尾根がずっと続く。
「会津駒ケ岳に登る朝陽」 感慨ひとしお。
「燧ケ岳」 コニーデとトロイデからなる双耳峰。 “俎鞍” (まないたぐら)
「下台倉」 ここまで1時間50分。 平ヶ岳はまだ見えない。
「平ヶ岳」 遥か右奥にやっと平ヶ岳が見えた。 遠い・・。
「台倉山」 2等三角点。 2時間35分。
「台倉清水」 渇いていた、水なし。
「白沢清水」 ここは水がちゃんとあった、頭から水かけたらスッキリした。
「登ってきた尾根を振り返る」 いやあ、遠い。 ここまで4時間。
この後、超急登が待ち構えていた。
夏の日差しを背に受けて登る尾根、大笹ヤブの尾根、ザレた尾根、
ヨロっとして滑落したら即笑天。 座布団10枚、ハワイ旅行です。
って、違う違う、即天国行きの昇天可能で~す。 下見ると怖い。。
「姫池」 まるで別世界。 天空の庭、カムイミンタラ、様々な呼び名が思い浮かぶ。
「平ヶ岳山頂とある」 ネットで事前確認、この先が本物の頂上。
「平ヶ岳最高地点」 えっ? 何で人がいるの? しかも結構高齢の方が・・
鷹の巣Pで前夜車泊、3時起床、4時出発。 知るからに自分より前に出発した
人はいない。なのに頂上へ着いたら人がいた、しかも全員同じ弁当を食べていた。
はは~ん、、 これが例の皇太子様登山時の時に作った裏林道から来た人たちなんだ。
奥只見湖銀山平にある民宿に泊まった人たちだけが、その宿主(地権者)運転で
林道を走り、平ヶ岳直下まで来られる道。 それを利用した人たちでした。
登り3時間、下り1時間、登山口でマイクロバスが朝から待機しているそうな。
この場所に居合わせた方から詳細に聞いた。
その人いわく、 「お宅(僕のこと)、頂上に来たら人がいっぱいいるのでびっくりしたろう」 と。
あの真っ暗闇な中歩き始め、ヤセ尾根、急登、大汗かいて登ってきたオイラは・・
「至仏山(正面真ん中)」 先日は至仏山からここ平ヶ岳を見ていた。 そして今、平ヶ岳から至仏山を眺める。
「天空の庭」 この頂上で1時間歩き廻っていた、すごく気持ち良かった。
「姫池より平ヶ岳を望む」 惜しいかな、そろそろ帰る準備です。
「姫池より越後の山々を望む」 またいつの日か来たい。 そんな感じ。。
天場にある水場で美味しい沢の水をボトルに詰め、たまご石を見学し、
姫沼でパチパチ記念写真、ストレッチ後の11時過ぎ下山を開始しました。
あの延々続く尾根下りが待っている。 でもそこを下らなければ家へは帰れません。
「一歩間違えば・・」 最初の下り。ザレのためヨロけたら谷へまっしぐら。
笹道、白沢清水、樹林帯、台倉清水、台倉山、下台倉を過ぎヤセ尾根取り付きへ。
ここまで3時間。 この後の危険なヤセ尾根下りのため水分補給ストレッチ&深呼吸。
「やっとここまで降りてきた」 ここからが勝負!
「最初のヤセ尾根通過」 画像じゃわからないけど結構切れてて高度感あり。
「ゾクゾクするね」 戸隠山の “蟻の塔渡り” や “刃渡り” を思い出す。
「ヒエ~ 1」 ビビリバビデブー♪ 膝ガクガクブルブル気味・・
「ヒエ~ 2」 ここは狭かった。
足元の景色(動き)と、視野に入ってくる左右周りの景色(動き)が逆(何て現象だっけ?)
ほら、タイヤが逆回転してるように見える現象な為、目がクラクラしてきてすげー怖かった。。
谷底まで数百メートル、ヤセ尾根通過はいつも怖い。
「最後の沢」 写真撮りや水補給以外ここまでほぼノンストップ。
ここまで来れば後は10分林道残すのみ。 頭から水浴び&思いっきり水飲む。
「無事下山完了」 いやあ、長かった、へばった、辛かった、足が棒のよう。。
今年第一の目標だった平ヶ岳を完歩できました。 自分でもびっくりです。
他のサイトでは、 「こんな深くて辛い山、百名山でなければもう二度と来ない」
という記事を目にする。 でも自分はまた登りたいと思う。 それは何故か、
あの頂上の広く清々しい庭や清水をもう一度じっくり堪能したいから。
今度登る時は秋の紅葉時期がいいなと。 その時はテント泊で星眺めながら一杯。。
「平ケ岳」 長くて危険で辛いけど、また来たい。。
この後駐車場でストレッチ&小休憩&余韻浸り。
そして16時前、R352とR120で、尾瀬御池、桧枝岐集落、田島、
鬼怒川温泉、今市、鹿沼、葛生経由で20時前無事自宅に着きました。
次はどの山登ろうかなあ。。
んっ? 南ア? 甲斐の国?? 会社の同僚(山屋)の声が聞こえる・・
甲斐の山山、 陽に映えて~♪